今から株をはじめようかな、と思っている人にプチ株(単元未満株)を勧める記事!
株主優待の廃止・改悪・減配・含み損対策にもプチ株売買が有効!利回りも意外に高い!というお話です!
株主優待制度は不公平なのか
株主優待が欲しい!けど・・・
株主優待・長期保有派の一番の恐怖、優待廃止・減配。含み損は幻と割り切って長期保有を決意するものの、優待が廃止されればその銘柄を持っている楽しみが失われてしまう。
わずかな配当を貰いながら耐えることもできますが、配当が株の評価額を上げるわけではないので、こんな感じの表示がいつまでもパソコン画面上に居座ります。
ちくしょう!-45%!
株主優待のみを目的に銘柄を選定するのは危険かもね。
さらに、最近は株主優待への不公平感が少し高まっているような気がします。
株主優待ガイド2019年版(大和インベスター・ソリューションズ)によると、2018年の上場企業の株主優待実施率は38.5%・1450社と、株主優待を行う企業は増加し続けています。
しかし、優待廃止企業は21社、上場廃止の場合は仕方ないですが、そのうち6社は株主への公平な利益還元のため優待を廃止。
さらに、株主優待の取得に、保有期間による条件のある企業の割合は、2010年の4.8%(49社)から2018年は28.1%(407社)に増加。
1年以上株式を保有した人だけ優待品がもらえる、みたいな条件が付いているものが増えてきたんだ。優待の権利確定日前後だけ株を持つ人や、クロス取引派の人には厳しい状況だね!
個人的な意見になりますが、自社商品詰め合わせは宣伝・広告・お礼の範囲内。割引券は仮に転売されたとしても誰かに使用されて、次の利用につながるからまだ理解できるとして、QUOカード・図書カードの金券あたりは、「配当の方が公平じゃん」の意見の方が合理的なので、配当より先に削る理由があり、「損」とまでは言わないけど不安定なのは間違いない。
その他の優待でも、急な優待廃止の不安はぬぐえない。
正直に言うと、優待を最終目的にするのは間違っていると思います。
ブログタイトルを否定するタイプ!
そうじゃなくて、優待廃止・改悪リスクをカバーする手段が必要なんじゃないかと思っています。
うーん?
株主優待取得の前段階としてプチ株を挟む、優待骨なしチキントレード!
株主優待は楽しいから欲しいけど、投資の最終目的にするには不向きです。だから、優待株を一気に100株手に入れるのではなく、プチ株(単元未満株)を売買する期間を設けます。
ちょっとずつ積み立てるんじゃなくて?
株価が下がるごとにちょっとずつ買い足していきますが、配当・優待の金額より大きな含み益が出ているなら売ります。
私は株価が約5%下がるごとに約3万円分ずつ購入して、100株まで貯まる前に利益が出ていたら売ることを繰り返しています。詳しいルールは下の記事。
3万円の根拠は、一度に購入できる金額は、総資産の約1%までと決めているからです。
意味があるの?
では、プチ株売買のメリットを挙げていきます。
高値掴みを防げる
株価が下がるごとに一定額ずつ買い足すと、最高値で100株所持することはないから、そこからの下落・減配・優待廃止の最悪ケースを防げます。少し誤解を生じるかもしれませんが、ちょっとずつ買うから、どの価格から買い始めてもいいということにもなります。
更に、一定額ずつ買い足すなら、1株当たりの単価が高い銘柄ほど、相当株価が下がらないと100株にはなりません。高額の優待株で一気に投資資金を圧迫、運悪くメインの銘柄が暴落して手詰まり。の事態を防げます。プチ株でも配当はもらえるので、プチ株状態が長く続いても問題ありません。
30万円の予算で30万円の株を買ったら、他にやることがないよ!
株価があんまり動かなくても利益が出る
例えば、北海道・東北でスーパーマーケットを展開する、アークス(9948)。記事作成時の株価は2200円程度。100株所持で2000円分の商品券などがもらえる優待。年間配当は5000円程度。
22万円くらいあれば優待がもらえるね。でも、プチ株は負けてない。
アプリ「myTrade」(サービス終了)の銘柄リストの画面。Exit4回で売却済み。ちょっとづつ買い足して、利益が出ていたら売る、を4回繰り返した、という意味です。
すこし右下が見づらいですが、、8月26日に買い、9月4日に追加購入、9月10日に含み益が出たら売り。みたいな売買を4回繰り返して、計3321円の利益。2000円分の商品券の分は超えているし、何より最大で27株、約60000円しか使っていない!
5%の利益だ!アークス(9948)100株の配当+優待利回りは3%程度だから、プチ株の大勝利!
少額でも売買を楽しめて、優待以上の利回りも期待できる!
大きな利益も出せる
配当・優待の額をはるかに上回ることもあるよ!
すかいらーく(3197)はじわじわ100株貯めてから売却を2回。100株での優待・お食事券6000円分の2倍以上の利益!近所にすかいらーくが無くても大丈夫!
CKD(3197)は売買を100株貯まって売却を1回、100株でストップ高の経験1回、23株程度の売却5回と大健闘!最大で15万円以下の投資金額だから、19%越えの利益に!
一番上の損益累計8263円っていうのは?
当然、上の図のように、株価が下がり続けて100株になり、そのまま塩漬けになる銘柄も出てくるけど、その含み損と確定した利益をトータルしてプラスになってるという事です。
へー。
継続した利益も出せる
損益累計が8263円、あんまり儲かってないんじゃないの?意味があるの?
あり。大アリ。
この状態になると、優待を改悪・廃止した銘柄を損切りして他の銘柄に入れ替え自由になります。確定利益範囲内で損切りして、解放された資金で別の銘柄をプチ株買いしましょう。利回りの良い銘柄への入れ替えが、ゆっくりですが進められます。徐々にお気に入りと高配当銘柄ばかりの構成に近づき、気分は上級者・・・!
優待・配当・毎日の取引を楽しみつつ、優待廃止・減配・含み損対策ができるんだ!
まとめ
2019年のプチ株売買は、約20万円のプラスで終えることができました!
2019年度の実績記事
ちなみに、一番成績が良かったCKD(3197)は1月の900円から株価が1500円まで上がって、1月から100株ホールドしている人は6万円の含み益が出ていることになるけど、それは最安値で買った上に売らずに今まで持っていた場合で、CKDは2018年の1月の2500円から下がってきた銘柄でもあります。
株を購入した時期によって含み益か含み損かは変わってしまうので、正確なアドバイスをできる人はいません。20年後の株価が上か下か、大恐慌があるかどうかは分かりません。ただ、細かい値動きは絶対あるだろ。という信念で、それを積み重ねる投資をしています。
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