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さて、拡張パーティクル(R)の基本的な使い方を紹介したところで、
今度は、基本的な組み合わせ例を紹介します。
今回は、パーティクルの代表的な使い方のひとつ「雪」です。
基本的な実践例なので、実際の使い方のイメージにでも。
まず、図形の円を配置し、適当な大きさにしたところで、
「@本体パーティクル」を適用します。

本体パーティクルは既にいくつかのパラメータが設定されているので、
分かりやすくするため、これを『素』の状態に戻します。
さらに、オブジェクトの最初の方はパーティクルの出始めになってしまいます。オブジェクトの最初からパーティクルがたくさん出ている状態にするため、開始時間を適当に設定しておきます。ついでに寿命も延ばしておきます。
次に一定範囲から出力させるために「@出力」を追加します。
※拡張用スクリプトは「@パーティクル本体」より上に追加するようにして下さい。以下、複数の拡張用スクリプトを追加していきますが、いずれも「@パーティクル本体」より上に追加します。ちなみに拡張用スクリプト間での順番は特に気にする必要はなさそうです。
今回は、ライン上の範囲から出力させるため、「出力タイプ」=3のままにしておきます。またこのとき、「数」はアンカーポイントの数ですが、今回は2点あれば十分なので「数」=2にします。
※アンカーポイントの位置は、[設定]の「line」で直接数値を入力しても可能です。入力は、{x0,y0,z0,x1,y1,z1}のような形式です。
上部の破線の円がアンカーポイント
これで基本形は出来上がりです。

これだけだと味気ないので、個々のパーティクルの速度や拡大率をランダムにします。
そこで「@個別微調整」を追加します。この拡張用スクリプトはよく使うものと思うので、覚えておくと吉です。
←速度のみ
そこで「@空間場」を追加します。空間場は、移動の仕方を微妙にずらすので、ちょっとしたスパイスとしてよいかもしれません。
設定値は、状況に応じて適当に変えます。今回は雪なので、あまり細かく動かないようにします。

最後に「@パーティクル本体」の「平面描写」にチェックを入れ、一枚の画像化しておきます。好みの話ですが、画像化しておくとパーティクル全体に対してフィルタ効果を適用できるようになったりします。
上記の方法は平面の話でしたが、カメラ制御を使い、より立体的?に表現することも可能です。
手順は上記の1.準備が終わったところから。まず、カメラ制御の準備をしておきます。
今回は、天井の範囲から雪が降ってくるイメージですね。
画面キャプチャ
カメラ制御で見た場合、近くのものほど大きく、速度は速くみえます。
速度は全て同じ(@個別微調整は未使用)
また、カメラ制御下なので、画像との前後関係もできます。

さらにワンポイントとして風を吹かせてみることにします。
拡張用スクリプトの「@風」を使用します。ただ「@風」場合は、他と異なり、適当な別なオブジェクトを作成し、それに適用することになります。そして、パーティクルが適用されている画像等の上のレイヤーに配置することで機能します。
今回は右から左へ風を吹かせようと思います。

また、さらに「@個別微調整」を追加し、「風力%」で風の受ける影響をパーティクル毎にランダムにできます。

「@フィルター」で「ノイズ」をかけることでもう少し「雪」らしくすることもできます。

ちなみに「@フィルター(単色化専用)」をデフォルトでかけるだけでも、また違った感じの表現が出来上がります。

今度は、基本的な組み合わせ例を紹介します。
今回は、パーティクルの代表的な使い方のひとつ「雪」です。
基本的な実践例なので、実際の使い方のイメージにでも。
1.準備(@本体パーティクル)
まず、図形の円を配置し、適当な大きさにしたところで、
「@本体パーティクル」を適用します。
本体パーティクルは既にいくつかのパラメータが設定されているので、
分かりやすくするため、これを『素』の状態に戻します。
- 拡散角度→0
- 各回転初期値→0
- 各回転速度→0
- 透過率→100
さらに、オブジェクトの最初の方はパーティクルの出始めになってしまいます。オブジェクトの最初からパーティクルがたくさん出ている状態にするため、開始時間を適当に設定しておきます。ついでに寿命も延ばしておきます。
- 開始時間→20(適当に長い時間)
- 生存時間→10(途中で消えない程度に長い時間)
2.一定範囲から出力(@出力)
次に一定範囲から出力させるために「@出力」を追加します。
※拡張用スクリプトは「@パーティクル本体」より上に追加するようにして下さい。以下、複数の拡張用スクリプトを追加していきますが、いずれも「@パーティクル本体」より上に追加します。ちなみに拡張用スクリプト間での順番は特に気にする必要はなさそうです。
今回は、ライン上の範囲から出力させるため、「出力タイプ」=3のままにしておきます。またこのとき、「数」はアンカーポイントの数ですが、今回は2点あれば十分なので「数」=2にします。
- 出力タイプ→3
- 数→2
※アンカーポイントの位置は、[設定]の「line」で直接数値を入力しても可能です。入力は、{x0,y0,z0,x1,y1,z1}のような形式です。
これで基本形は出来上がりです。
3.各種調整(@個別微調整、@空間場)
これだけだと味気ないので、個々のパーティクルの速度や拡大率をランダムにします。
そこで「@個別微調整」を追加します。この拡張用スクリプトはよく使うものと思うので、覚えておくと吉です。
- 速度%→50(適当な範囲)
- 拡大率%→50(適当な範囲)
そこで「@空間場」を追加します。空間場は、移動の仕方を微妙にずらすので、ちょっとしたスパイスとしてよいかもしれません。
設定値は、状況に応じて適当に変えます。今回は雪なので、あまり細かく動かないようにします。
- 強さ→20(影響を小さく)
- 領域間隔→1000(緩やかに)
- 時間変化ms→1000
最後に「@パーティクル本体」の「平面描写」にチェックを入れ、一枚の画像化しておきます。好みの話ですが、画像化しておくとパーティクル全体に対してフィルタ効果を適用できるようになったりします。
- 平面描画→チェック
4.カメラ制御(@出力)
上記の方法は平面の話でしたが、カメラ制御を使い、より立体的?に表現することも可能です。
手順は上記の1.準備が終わったところから。まず、カメラ制御の準備をしておきます。
- 「カメラ制御」オブジェクトを上のレイヤーに配置
- 図形→拡張描画 or カメラ制御ボタンをONに
- 「@パーティクル本体」の「カメラを見る」にチェック
今回は、天井の範囲から雪が降ってくるイメージですね。
- 出力タイプ→4
- 数→2
- line→{-380,-200,-500,380,-200,500}(適当な範囲)
カメラ制御で見た場合、近くのものほど大きく、速度は速くみえます。
また、カメラ制御下なので、画像との前後関係もできます。
5.風
さらにワンポイントとして風を吹かせてみることにします。
拡張用スクリプトの「@風」を使用します。ただ「@風」場合は、他と異なり、適当な別なオブジェクトを作成し、それに適用することになります。そして、パーティクルが適用されている画像等の上のレイヤーに配置することで機能します。
今回は右から左へ風を吹かせようと思います。
- 風向xyz→1のまま
また、さらに「@個別微調整」を追加し、「風力%」で風の受ける影響をパーティクル毎にランダムにできます。
- 風力%→50(適当な範囲)
6.フィルター
「@フィルター」で「ノイズ」をかけることでもう少し「雪」らしくすることもできます。
- フィルター名→ノイズ
- ランダムパラ→seed
- ランダム値→{0,100}(適当な範囲)
- 固定パラ名1→周期X
- 固定パラ値1→10(適当な値)
- 固定パラ名2→周期Y
- 固定パラ値2→10(適当な値)
- 固定パラ名3→しきい値
- 固定パラ値3→30(適当な値)
ちなみに「@フィルター(単色化専用)」をデフォルトでかけるだけでも、また違った感じの表現が出来上がります。
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