
JR南武線(川崎-立川駅)の205系が1月9日、運行を終える。JR東日本は同日、川崎-登戸駅間で臨時列車を走らせ、「ありがとう運転」を行う。
臨時列車は午前10時43分に川崎駅を出発し快速運転で運行。武蔵小杉、武蔵溝ノ口駅などに停車し同11時8分に登戸駅に到着する。また、JRの社員が撮影した南武線205系車両の写真12点の展示も4~31日に川崎や武蔵小杉、登戸など南武線6駅で行う。
205系は1989年から南武線で運行。2014年10月から、輸送力の高い新型のE233系に入れ替えられていた。
廃止された車両のうち、同線の120両はインドネシアの「ジャカルタ首都圏鉄道」に譲渡。その譲渡される最後の車両が12月6日夜に営業運転を終えた際、「今後は海を渡りインドネシア・ジャカルタで走り続けます。各駅お降りの際は、お忘れ物のございませんように、また、この電車との思い出もお持ち帰りいただけたら幸いでございます」と車掌がアナウンス。「泣けた」「感動」とインターネット上で話題になった。
東日本横浜支社によると、1月9日の最終列車での特別なアナウンスの有無については分からないという。