アンインストール
あるCMを見て思いついて書いてみた。
短く書こうとしたら意外と増え、3分の1ぐらいはシステム音です。
アンケートありがとうございます。
2/19~25の小説ランキング10位に入りました。ありがとうございます。
2021/3/30 100ブックマーク登録ありがとうございます。
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パン ポン♪
[Welcome to Home Model World]
[Home Model Worldへようこそ。新規ユーザーとしてログインしますか?]
[はい(Y)] [いいえ(N)]
ポロン♪
[お使いのパソコンは
更新されていないアプリケーションが254ございます。
インターネットを経由して更新しますか?]
[はい(Y)] [いいえ(N)]
「ん?なんだこれ?」
仕事終わりに、家でネットサーフィンをしていたら、
インターネットの中古激安オークションサイトを見ていた時に掘り出し物を見つけた。
聞いた事の無いメーカーだが、性能に対してありえないくらい激安ノート型PCだ。
不良品かと怪しく思ったが、
失敗しても中の部品を使って今あるメインPCと入れ替えるか
最悪オークションで部品だけ売り飛ばせばいいかと考え購入した。
今日仕事場からアパートに帰宅したら、玄関先に購入したパソコンが届いていた。
部屋に持ち込み梱包されているダンボールから取り出し、早速起動した。
電源を入れ英語の起動プログラムが表示される。
その後しばらく真っ暗な画面が表示されたが
ログイン画面からデスクトップ画面が立ち上がると同時に
いきなりウィンドウが表示された。
「え?更新?いくら中古だからって買取ったまま前の人の何か入ってるのか?」
ウィンドウで隠れていないデスクトップには
画面を埋め尽くす程のショートカットアイコンが見える。
タスクマネージャーを起動するが読み込みが遅い。
現在の状態を確認しようとすると
「アンインストールするにもやたら重いしが何が走ってるんだ?
・・・って多すぎだろこれ!」
起動しただけのまだ何のソフトも起動していない状態で、何も無いはずだが
バックグラウンドでは大量のソフトが動いている。
CPUとメモリの使用率も限界に近い値で、多分これのせいで遅くなっていた。
パッと見解読できるのもあるが、
ほとんどはしっかり見ないとわからないソフトだった。
「なんとなく解るが、いらないソフトが入れっぱなしだな。
ちゃんと業者初期化しておけよぉ」
このパソコンが不良品である可能性が高くなってきたが、性能を確認しようにも
まともに動かすのも大変な現状を、解決しなければならない。
長い戦いに備えて、パソコンの充電をさせつつ今の内に着替える事にした。
長年愛用しているヨレヨレになった部屋着のグレーの上下スウェットに身を包み、
気持ちを戦闘モードに切り替える
「あまり遅くまでかかるのはカンベンしてくれよ」
足の低い木のテーブルの上のパソコンに対し、座椅子を前に出し深く座って
一応使えそうなソフトがあればいいなと期待しながら作業を始める。
まずはパッと見で判る物から手を付けた。
[大人のビジネスマナー入門2015ver1.0と
その関連コンポーネントをすべて削除します。よろしいですか?]
[はい(Y)] [いいえ(N)]
カチッ
[大人のビジネスマナー入門2015ver1.0は
ご使用のコンピュータから正常に削除されました。]
[OK]
おそらく前の人が購入時から入っていたであろう。
2015は西暦っぽいし一回も使ってないだろう、バージョンも1.0のままだ。
今更2015年時代の古いマナーをやる気も無い。
こういうのは即行削除に限る。
[らくらく家事かんたん家計簿!4.7.2と
その関連コンポーネントをすべて削除します。よろしいですか?]
[はい(Y)] [いいえ(N)]
カチッ
[らくらく家事かんたん家計簿!4.7.2は
ご使用のコンピュータから正常に削除されました。]
[OK]
これも購入時に入っていたソフトだろう。
Home Modelというメーカーらしく、家事関係のも入っていた。
バージョンらしき数字が結構進んでいるから使用頻度が高かったと思う。
しかし家計簿なんて、やるのもめんどくさいので処分。
「この調子でどんどんいくぞ」
・・・・・・
・・・・
・・
今の所順調に作業が進んでいる。
時折自動で部屋の無線LANと繋がったのか、勝手にまだチェックしてないソフトの
更新プログラムか何かが作動しているが概ね順調だ。
「この辺りは子供が入れたのか?使ってた家族がわかるな」
[中学英語リスニング~日常会話編~]
[(児童用)せかいのどうぶつ]
おそらく前の人の家族は子供が2人いる。
しっかりと中学と児童用とタイトルが表している通り、おそらく中学生と小学生だと思う。
家計簿ソフトの更新頻度から思うに日中は母親が使い、夜は子供達が使っていたのであろう。
兄か弟か姉か妹かわからないが生活感を感じて微笑ましい。
しかし今となってはいらないものなので削除削除。
[中学英語リスニング~日常会話編~は
ご使用のコンピュータから正常に削除されました。]
[OK]
カチッ
[(児童用)せかいのどうぶつは
ご使用のコンピュータから正常に削除されました。]
[OK]
カチッ
「ん?これは?」
[動画編集マスターcreatedream]
色々入っていたソフトの中に父親を感じるソフトが無かったがこれはあやしい。
子供の成長を動画で残すのに入れたのか?
(あ、でもそれだったらインストール順で見ているから
もっと前の方のはずだな。)
子供が今流行の動画投稿サイトに投稿するのに入れた可能性の方が高いか。
やっぱりこのパソコンは父親の影が薄い。
一家の長よがんばれ!と知らない父親にエールを送った。
[動画編集マスターcreatedreamは
ご使用のコンピュータから正常に削除されました。]
[OK]
カチッ
・・・・・・
・・・・
・・
「かなりアンインストールしたな、動作も軽くなったし、レスポンスも良い。」
山のようにあったソフトチェックも残り少なくなってきた。
終わりが見えてきた事で、張っていた脳がリラックスしたのか
頭の中がスッキリしている。
「掃除すると気持ちが晴れるって言うし、パソコン内の掃除でも効果あるんだな」
ソフト名を見ているかいらないかの確認をして消すだけなのに気持ちが楽になる。
日中延々と書類作成した頭の疲れも一緒に消えたような気分だ。
作業最初の頃に比べ、今のパソコン状態と同じように判断が即決出来ている。
それが出来るようになってから気がついたが、
後半からソフトの末尾に一貫した名前が付いたソフトばかりになった。
[難関学校攻略pass a testHomo_S]
[My DictionaryHomo_S]
[Elementary schoolABCHomo_S]
上の子は受験が近いのか対策ソフトや辞書ソフト。
下の子は母親が早くも英語の勉強をさせ始めただろう。
どのソフト名も勉強熱心な教育ママ感がいかにもだ。
後ろに付いているHomo_Sというのは多分、
[Home Model]の頭2文字を取ってその後にソフトの頭文字のSを付けたと想像する。
「家族向けパソコンと銘打っているだけあって教育サービスもやってたんだな。
知らなかったけどいいメーカーだな。」
将来的には自分も家族を持ったらこのメーカーにするのもアリだ。
性能の割りに安いし。
[難関学校攻略pass a testHomo_Sとその関連コンポーネントをすべて削除します。
よろしいですか?]
[はい(Y)] [いいえ(N)]
[My DictionaryHomo_Sとその関連コンポーネントをすべて削除します。
よろしいですか?]
[はい(Y)] [いいえ(N)]
[Elementary schoolABCHomo_Sとその関連コンポーネントをすべて削除します。
よろしいですか?]
[はい(Y)] [いいえ(N)]
カチッ
[難関学校攻略pass a testHomo_Sは
ご使用のコンピュータから正常に削除されました。]
[OK]
カチッ
[My DictionaryHomo_Sは
ご使用のコンピュータから正常に削除されました。]
[OK]
カチッ
[Elementary schoolABCHomo_Sは
ご使用のコンピュータから正常に削除されました。]
[OK]
カチッ
[生きる上の学問Homo_sa]
カチッ
[生きる上の学問Homo_sa]
カチッ
「あ、ヤベっ」
連続して削除していた弾みで[OK]ボタンと同じ位置にあった[はい]を押してしまい
まだどういうソフトかチェックしていないソフトも消してしまった。
念の為チラっと画面左上のゴミ箱を見るが、そこにも残っていないので完全に消滅してしまった。
「一瞬読めたけど何のソフトだ?
いつものHo~みたいに書いてあったと思うし、
もう消しちまったからどうしようもないが。」
無くなってしまった物をいつまでもクヨクヨしていてもしょうがない。
さっきより頭がスッキリしているし、切り替えて次だ次。
[正確な判断Homo_sapiensとその関連コンポーネントをすべて削除します。
よろしいですか?]
[はい(Y)] [いいえ(N)]
「また難しい内容っぽいソフトだな。
こういうのは意外とその場面で思い出せないから出来ないんだよな。
直感でどうにかなったと思う事も多いし、生きてる上ではいらないし。」
社会人になって数年経つが正直学校で学んだ事で役に立った事は無い。
だってそんな記憶が一切無いからだ。
記憶が無いという事は必要としなかったという事で、今まで直感で生きてこれたという事だ。
カチッ
[正確な判断Homo_sapienssは
ご使用のコンピュータから正常に削除されました。]
[OK]
カチッ
[物への執着心Homo_sapiensとその関連コンポーネントをすべて削除します。
よろしいですか?]
[はい(Y)] [いいえ(N)]
「俺も中々捨てれない物あるからこれはちょっと気になるが・・・
あれ?最後こんな文字だったっけ?
違ったかな?多分今までと同じだったはず。」
2つ前は一瞬だけでしか見てなかったけど
ずっとHoなんとかが続いていていたからこれで合ってるはずだ。
今までずっと消しているしこれもいらないか。
消せばパソコンと自分の頭も軽くなるし。
カチッ
[物への執着心Homo_sapiensは
ご使用のコンピュータから正常に削除されました。]
[OK]
カチッ
[Memory & knowledge_age1994.8.15Homo_sapiensと
その関連コンポーネントをすべて削除します。
よろしいですか?]
[はい(Y)] [いいえ(N)]
「ずっとこの末尾ソフトのは消しているし
入ってる物はいらないからいらん。」
まあ最後のHoなんとかが付いてるし
今まで消しているスッキリしない余計なものはいらない。
いらないとわかれば自然と手が動いてクリックする。
カチッ
[Memory & knowledge_age1994.8.15Homo_sapiensは
ご使用のコンピュータから正常に削除されました。]
[OK]
カチッ
[HumanidentityHomo_sapiensとその関連コンポーネントをすべて削除します。
よろしいですか?]
[はい(Y)] [はい(Y)]
「・・・・・・・・・」
わからないなにかがある。
いらない。
なくなればあたまがかるくなる。
わからないけど、てがうごく。
カチッ
[HumanidentityHomo_sapiensはご使用のコンピュータから正常に削除されました。]
「OK」
「あっ」
ボタンを押すと同時に頭の中が真っ白になった。
何も感じないし何も考えられない。
欲求や不満の感覚も感じられない。
そんな無の状態で、ただ目の前の物体を見ている。
「・・・」
カチッ
[SecuritysoftwareHomo_sapiensとその関連コンポーネントをすべて削除します。
よろしいですか?]
[はい(Y)] [はい(Y)]
カチッ
[SecuritysoftwareHomo_sapiensは
ご使用のコンピュータから正常に削除されました。]
「おぅっ!」
ビクン
体がビクッと跳ね全身の力が抜ける。
背もたれに体を預ける形になり、座椅子から体がずり落ち
手足は投げ出されたような形で床につく。
頭は首がすわっておらず、重力に負け斜め前に垂れている。
目は開いてはいるが瞬きをせず、ぼんやりと首の向きの先を一点を見ているが焦点が定まらない。
口も開きっぱなしで舌が飛び出て、舌先に雫が集まっている。
呼吸は酸素が肺で入れ替えられる最小限の浅さでしか動いていない。
傍から見たら、まさにフリーズしたかのような見た目で固まってしまった。
パソコンの画面には新たなウィンドウが次々と表示され、スピーカーから音が出る。
ポロン♪
[入力デバイスが検地出来ません操作を音声入力に切り替えます]
ピピピッ!
[Homo警告:セキュリティ上の脆弱性が検出されました
Homoは、生物として危険に晒されています
攻撃から保護するためのセキュリティが必要です。]
[インターネットを経由してセキュリティソフトを検索しますか?]
[あ(A)] [い(I)]
「ぁぁ・・・」
口から空気の漏れと一緒に音が出る。
[セキュリティソフトを検索しております。しばらくお待ちくさい。]
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・
[セキュリティソフトが1件検出されました]
[以下のデータをダウンロードしますか?]
【C_lupus】
[あ(A)] [い(I)]
「ぁぅ・・・」
[C_lupus.zipのダウンロードを開始します。]
「おぁぁ・・・」
頭の真っ白な世界に何かが大量に流れ込んでくる。
[ダウンロードが完了しました。
C_lupus.zipを解凍します]
「おぁぁぁぁぁ・・・・・・」
流れ込んだ物から染み出るような物が広がり、体全体にに流れていく。
[解凍が完了しました。
自動的にセキュリティソフトC_lupusのインストールを開始します。]
染み込んだ物に対して、体が合わせるように変化を始めた。
[目は口ほどにものを言うC_lupus]
[進行率0%]
空ろな目の瞳孔と虹彩部分が拡大されるように広がり白目の部分が少なくなる。
[進行率33%]
虹彩の茶色が色素がどんどん抜けて薄くなり変色していく。
[進行率66%]
色がまだ変わっている途中で瞼がゆっくりと閉じる。
[進行率100%]
「・・・ぁ」
[聴覚の限界C_lupus]
[進行率0%]
両耳がスススっと頭の上へ向けて移動し始める。
[進行率33%]
丸い形の耳の真ん中が徐々に尖っていく。
[進行率66%]
移動は側頭部で止まって大きく三角形の形になった。
[進行率100%]
「・・・ぅっ」
[においで解る鼻_lupus]
[進行率0%]
鼻全体が前に引き伸ばされるように伸びていく。
[進行率33%]
鼻に引っ張られ一緒に上顎と下顎もどんどん前に伸びる。
[進行率66%]
長いマズルが形成され鼻先が黒く色変わりして湿り気を帯びている。
[進行率100%]
「ぅぅぅ・・・」
[舌使いマスターC_lupus]
[進行率0%]
開けっ放しの口からダランと出てる舌がまっすぐ伸び始める。
[進行率33%]
ある程度伸びた所で先端から横に広がっていく。
[進行率66%]
横の広がりが止まり、全体がしゃもじのような形になった。
[進行率100%]
「ぇぇぇ・・・」
[手足と爪の手入れC_lupus]
[進行率0%]
手の人差し指から小指が縦に伸び指先が短くなっていく。
[進行率33%]
足は土踏まずの辺りから同じように伸び、親指は飲み込まれるように萎んで消えた。
[進行率66%]
手足の爪が内巻きに小さくなり、伸びた手足の裏の一部の肉が盛り上がり肉球が出来る。
[進行率100%]
「ぅぃぃ・・・」
[甘噛み愛情表現法C_lupus]
[進行率0%]
伸びだ口から生えている元々の四角い歯がポロポロと抜け落ちる。
[進行率50%]
抜け落ちた箇所から新たに尖った牙がニョキニョキと生え、元からあるように生え揃う。
[進行率100%]
「あぁぁ・・・」
[感情と尻尾C_lupus]
[進行率0%]
ずり落ちて肌蹴たスウェットの腰の根元から、むくむくっと肌色の棒が伸び始める。
[進行率50%]
短かった棒が肉詰めを作るかのように押し出されるように伸び、尻尾が出来た。
[進行率100%]
「う゛ぅぅ・・・」
[獣の体C_lupus]
[進行率0%]
力の入っていない体が、肉を溶かしながら不穏な軋む鈍い音を立て骨格が変わる。
体の質量が変わる変化を熱として変換しているのか、全身から汗が吹き出る
しているかわからなかった弱い呼吸が、舌が大きく揺れる程激しくなる。
[進行率33%]
熱から逃れようと体が反応し、肌蹴ているスウェットを
手足が勝手にもがき脱ごうとする。
その間に手足胴体が短く小さくなり服との隙間が出来、ベタ付いた肌でも
徐々に脱げてきた。
[進行率66%]
骨盤が小さく前向きになり足が後足となり、肩が無くなり腕が前足となって稼動域が狭くなっていく。
体の変化にへばりついた服が引っかかって脱げず、
座椅子やテーブルやパソコンを突き飛ばしながら尚ももがく。
「う゛あぁぁぁ」
うなり声を上げながら、引っかかる服を爪や牙で切り裂き破いて肌を露出させようとする。
すべて脱げ終えた時には熱と疲労で床に突っ伏し、
口から舌がダランと床に付きハアハアと呼吸をしている。
その姿は毛が無い大きな犬のような姿だ。
[進行率100%]
[毛皮の役割C_lupus]
[進行率0%]
ベタベタの肌が急速に乾くと同時に体の毛全てがハラハラとすべて抜ける。
何も生えていないツルツルの肌で突っ伏した体全体から産毛が生え始める。
[進行率50%]
産毛が長く太く伸び模様が見えてきた。
全体的にうっすら茶色がかっており、
マズルから口周り、胸、前足、お腹、後足が白く、
鼻筋から頬、頭全体、背中を通り、尻尾にかけて黒で、
ただの布切れになったスウェットと同じグレーっぽいメッシュが入る。
全身が毛皮に覆われ立派な狼の見た目となった。
[進行率100%]
体の変化が終了したが、
狼は突っ伏した状態から変わらず、寝ているように目を閉じたまま動かない。
[インストールが完了しました。
自動的に再起動してセキュリティソフトCanis lupusを使用できるようにします。]
突き飛ばされ横になったままパソコンの画面にメッセージが表示される。
体が再度ビクッと震え、置物かのように固まり動かなくなった。
ポンパンポンパン♪
[Good Bye Homo Sapiens World]
パソコンの画面に文字が表示された後一旦真っ暗になるが、
直ぐに起動プログラムが表示されていく。
その後しばらく真っ暗な画面が表示され
ログイン画面が立ち上がる前に、ずっと閉じたままだった青白い目が開く。
突っ伏していた体制から顔を上げ、周りを見渡す。
前足後足に力を入れスッと立ち上がり、タッタッタと玄関へ向かい
後ろ足で立上がりレバーを前足で下げ、ドアを開けて外に出て行った。
パン ポン♪
[Welcome to Canis lupus World]
[Canis lupus Worldへようこそ。新規ユーザーとしてログインします]