【お、おい……草稿の練り直しにテキスト読み上げ合成音声が使えるんじゃないか……?】

女性脳と男性脳の違いによって話し方・考え方に違いが出るというお話をご存じでしょうか?
例えば、女性脳は、話している最中にもその話のちょっとした単語をきっかけに、連想ゲームのように次々と別の話題を記憶から引き出します。
女性の話が開始から終了まで一貫した話題を通すのではなく、横道にそれまくるのはこのためです。
いえ、別に女性を侮辱する気はないのですが。
一般論として、ね?
記事を書いている最中に、前述の女性脳の特徴のおかげで、どんどん記事の幅が広がる話題が浮かんできます。
しかし、「今」書いている部分を文字として打ち出す間に、さっき浮かんだことがもう頭から消え去ってしまって、「あれ、さっき浮かんだことなんだったっけ……」となることもしばしば。
ですから、私は、記事の第一稿では、文脈・言い回しなどおかまいなしに、とにかく思いついた事・言いたい事を全部バーッと吐き出します。
全部吐き終わったら、改めて全体を見返して、記事としての構成を整え、1文1文を吟味してベストな言い回しを模索し、文章のクォリティを上げる作業をします。
ここで私はいつも、吐き出された文字のカタマリを何度も何度も目で読み返しているのですが、最近ふと思いついた事があります。
草稿を読み上げソフトにかけて、耳で吟味したらどうだろうかと。
早速、自分で作っているライティング用エディタに読み上げ機能を組み込もうとしました。
エディタを作っている言語(とは名ばかりで、ツクールみたいなものなんですが)には、アクエストのDLLが同梱されていたので、文章を発音させるところまではなんとかできました。
でも、さすがに読み上げを専門とするソフトほどにはうまく読み上げてくれません。
本当に、ただ棒読みするだけ。
抑揚のない棒読みでは、あまり「耳による校正ってひょっとしていいんじゃね?」ってアイディアも「良い」とはいいきれないものに感じられました。
なので、エディタに読み上げ機能を搭載することは諦めて、ウェブツールを利用することを選びました。
一応、いわゆる「ゆっくり」の音声を出力するフリーウェアは持っているのですが、私、あまりソフトをあれこれ起動するのって好きではないんですよ。
でも、記事を書くときって必ず調べ物を同時にしますし、校正もウェブツールを使っていますから、ブラウザは必ず起動している状態です。
調べると、「ゆっくり」よりももっともっと自然な読み上げをしてくれる無料のウェブツールってわりとたくさんあったみたいです。
ここではその一部をご紹介しますね。
私が最初にこの記事を書いたころとは、リンク先の情報に変化があったので、修正して更新しています。
今後もさらに変化があるかもしれませんが、察してください。
どのサイトも一長一短なので、お好きな読み上げサービスを選んで使ってみてくださいね。
なお、私は文字数となめらかさの兼ね合いで、一番上の「Translate and Listen | Text to Speech Service」を使っています。
最近明らかに急成長してきている読み上げソフト開発会社のサンプルデモを推したいところなんですが、いかんせんサンプルだけあって一度に読み上げられる文字数が少ない。
仕方ないんですけどね、あちらはソフトを購入してもらうための見本としてデモサービスを提供しているわけですから。
それを「無料で読み上げを利用できる」ものとして紹介してごめんなさい。
気に入った方は製品版の購入も視野に入れてみてはいかがでしょうか?(とってつけたように)
女性脳と男性脳の違いによって話し方・考え方に違いが出るというお話をご存じでしょうか?
例えば、女性脳は、話している最中にもその話のちょっとした単語をきっかけに、連想ゲームのように次々と別の話題を記憶から引き出します。
女性の話が開始から終了まで一貫した話題を通すのではなく、横道にそれまくるのはこのためです。
いえ、別に女性を侮辱する気はないのですが。
一般論として、ね?
Webライターの味方?「音声読み上げサイト」が超便利
さて、Webライターをやっている私ですが、脳は記憶装置としての機能がどんどん低下しています。記事を書いている最中に、前述の女性脳の特徴のおかげで、どんどん記事の幅が広がる話題が浮かんできます。
しかし、「今」書いている部分を文字として打ち出す間に、さっき浮かんだことがもう頭から消え去ってしまって、「あれ、さっき浮かんだことなんだったっけ……」となることもしばしば。
ですから、私は、記事の第一稿では、文脈・言い回しなどおかまいなしに、とにかく思いついた事・言いたい事を全部バーッと吐き出します。
全部吐き終わったら、改めて全体を見返して、記事としての構成を整え、1文1文を吟味してベストな言い回しを模索し、文章のクォリティを上げる作業をします。
ここで私はいつも、吐き出された文字のカタマリを何度も何度も目で読み返しているのですが、最近ふと思いついた事があります。
草稿を読み上げソフトにかけて、耳で吟味したらどうだろうかと。
早速、自分で作っているライティング用エディタに読み上げ機能を組み込もうとしました。
エディタを作っている言語(とは名ばかりで、ツクールみたいなものなんですが)には、アクエストのDLLが同梱されていたので、文章を発音させるところまではなんとかできました。
でも、さすがに読み上げを専門とするソフトほどにはうまく読み上げてくれません。
本当に、ただ棒読みするだけ。
抑揚のない棒読みでは、あまり「耳による校正ってひょっとしていいんじゃね?」ってアイディアも「良い」とはいいきれないものに感じられました。
なので、エディタに読み上げ機能を搭載することは諦めて、ウェブツールを利用することを選びました。
一応、いわゆる「ゆっくり」の音声を出力するフリーウェアは持っているのですが、私、あまりソフトをあれこれ起動するのって好きではないんですよ。
でも、記事を書くときって必ず調べ物を同時にしますし、校正もウェブツールを使っていますから、ブラウザは必ず起動している状態です。
調べると、「ゆっくり」よりももっともっと自然な読み上げをしてくれる無料のウェブツールってわりとたくさんあったみたいです。
ここではその一部をご紹介しますね。
フリーで使える!読み上げ(音声合成)WEBサイト
【追記】私が最初にこの記事を書いたころとは、リンク先の情報に変化があったので、修正して更新しています。
今後もさらに変化があるかもしれませんが、察してください。
Translate and Listen | Text to Speech Service
http://free-translation.imtranslator.net/speech.asp
・読み上げ可能文字数:1,000文字以内
・日本語読み上げキャラクター数:1
・読み上げ調整範囲:スピード-3~+3
使い方
枠内にテキストを入力し、「Language」というところで「Japanese」を選択、「Say It」というボタンを押してください。
(私が見たときにはあちこちの広告バナーに[>]という、「いかにも再生ボタン」みたいなデザインのボタンがあったので間違えやすく、注意が必要です)
ボタンのテキストが「Loading」と変化し、読み上げ音声への変換・読込が終わると読み上げ始めます。
感想
基本的にはなめらかに読み上げてくれますが、文脈を理解せず接続語だけで判断して息継ぎをすることがあります。
アルファベット表記のサービス名を正しく読めないことも(Twitterが「トイッター」になるなど)。
VoiceTextホーム | HOYA音声合成ソフトウェア VoiceText
http://voicetext.jp/
・読み上げ可能文字数:200文字以内
・日本語読み上げキャラクター数:日本語10人(他アメリカ・イギリス・中国・台湾・韓国・スペイン・フランスなど計15人)
・読み上げ調整範囲:速さ50~400/大きさ50~200/高さ50~200
使い方
枠内にテキストを入力し、「通常版」または「Micro版」のボタンを押してください。
VoiceText ラボ | HOYA音声合成ソフトウェア VoiceText
http://voicetext.jp/voicetextlab/
・読み上げ可能文字数:200文字以内
・日本語読み上げキャラクター数:4人×感情4種類
・読み上げ調整範囲:速さ50~400/大きさ50~200/高さ50~200
使い方
枠内にテキストを入力し、「普」「喜」「悲」「怒」どれかのボタンを押してください。
感想
上は通常のサンプルデモ、下は機械的な読み上げに感情を乗せるという新しい試みのデモです。
感情デモはキャラクター数が少ないですが、通常版同様今後も増えていくことが予想されます。
一般的な単語・言い回しなら基本的にはなめらかに読んでくれますが、ときどき単語単語の繋がりに不自然な部分が見られることも。
音声合成ソフトで自然な読み上げを実現【株式会社エーアイ(AI)
http://www.ai-j.jp/
・読み上げ可能文字数:300文字以内
・日本語読み上げキャラクター数:通常日本語19人(他、外国語5人・関西弁2人)
・読み上げ調整範囲:速度0.5~4.0/ピッチ0.5~2.0/抑揚0.0~2.0
使い方
枠内にテキストを入力し、「合成」ボタンを押してください。
テキストが「合成中」に変化し、合成・読込が終わると「再生中」という表示に変わって読み上げ始めます。
感想
単語単語の繋がりはとても滑らかです。
以前のレビューでは「無感情な感じ」と評価しましたが、感情を乗せた読み上げに対応したキャラクターが4人登場しました。
関西弁の読み上げという、他のサイトではないおもしろい試みも。
Google 翻訳
http://translate.google.co.jp/
・読み上げ可能文字数:制限なし
・日本語読み上げキャラクター数:1
・読み上げ調整範囲:なし
使い方
左側の枠内にテキストを入力し、翻訳元の言語に「日本語」を指定、スピーカーのマークをクリックしてください。
(スピーカーが表示されていないこともありますが、翻訳元枠をいったん「英語」などにしてからもう一度「日本語」に戻すと表示されます。)
感想
読み上げ開始までの待ち時間はまったく感じません。
しかし、もともと読み上げを目的としたサービスではないので、発音はお世辞にもキレイとは言えません。
ちょっと人を小ばかにしたような雰囲気の声も人によってイラつくかもしれませんが、聞く人が聞けば「カワイイ」印象、になるのかも?
おしゃべりワルキューレ - カタログIPオープン化プロジェクト
http://open.channel.or.jp/valkyrie/
・読み上げ可能文字数:200文字以内
・日本語読み上げキャラクター数:1人×感情4種類
・読み上げ調整範囲:高さ1~5/速さ1~9/抑揚1~4/音量1~10
使い方
枠内にテキストを入力し、「利用規約に同意して利用する」にチェックを入れてから「視聴する」ボタンを押してください。
感想
読み上げは機械なりのスムーズさで、特に違和感もないが他のサービスと比べて突出して出来が良いというほどでもない。
このサービスの最大の特徴は、「製品版のサンプルデモ」ではないので、ここで出力した音声を動画などに使っても良いこと(使う場合は規約をお読みください)。
おしゃべりワルキューレはサービスを終了しました。
どのサイトも一長一短なので、お好きな読み上げサービスを選んで使ってみてくださいね。
なお、私は文字数となめらかさの兼ね合いで、一番上の「Translate and Listen | Text to Speech Service」を使っています。
最近明らかに急成長してきている読み上げソフト開発会社のサンプルデモを推したいところなんですが、いかんせんサンプルだけあって一度に読み上げられる文字数が少ない。
仕方ないんですけどね、あちらはソフトを購入してもらうための見本としてデモサービスを提供しているわけですから。
それを「無料で読み上げを利用できる」ものとして紹介してごめんなさい。
気に入った方は製品版の購入も視野に入れてみてはいかがでしょうか?(とってつけたように)