経済的な不幸は連鎖する | 富の哲学

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経済的不幸の怖いところは、自分以外の人間にも連鎖することだ。

 

これは僕がSOHO(そーほー)として独立して間もないころの話である。

当時は貯蓄がほとんどなく、仕事の依頼も少なかったことから、自転車操業のような生活をしていた。

 

納税資金を確保するのも大変だったが、どうにか算段をつけていた。

納税資金はクライアントN社からの報酬を充てる手筈だったが……

このN社が資金難に陥ってしまい、「支払いを1か月だけ待ってほしい」と言ってきたのだ。

 

 

……と、この時点で僕が迷惑を被っているわけだが、お金の不幸はここで止まらない。

 

納税資金を確保できない僕は、税務署や道税事務所、市役所などに納税期間の猶予をお願いしに行ったのだ。

僕は「来月になればN社からの支払いがある」と伝えると、問題なく猶予に応じてくれた。

 

しかし、いざ支払い月になるとN社は「もう1か月だけ支払いを待ってほしい」と言ってきたので、再び納税猶予のお願いをすることに。

 

2回目のお願いともなると、相手はあまりいい顔をしない。

 

 

今考えれば、多くのクライアントと契約し、収入源を分散させておけばよかったのだが、当時はN社からの収入が多くを占めていたのだ。

 

そして、またしても「もう少し支払いを待ってほしい」とN社が言ってきたので、

これは当てにならないと思って、やむを得なく親からお金を借りることに。

 

納税を延滞すると延滞税が発生するので、僕は一括で納めたいと考えていた。

そうなれば かなりまとまった金額の借入れになるのだが、親は文句を言うこともなく貸してくれた。

 

そのお金で僕はすべての納税を済ませたのだが、親から借金をしてしまったので、

生活費を切り詰めることになった。

 

N社から報酬の振り込みがあったのは、本来の振込日の4か月後だった。

 

 

今回の話をまとめると、

 

1 N社が支払いを待ってほしいと言ってきた

 

2 僕に迷惑がかかる

僕が金欠になり、納税資金を捻出できなくなる。

納税相談をするために時間や労力も費やすことに。

 

3 税務署や道税事務所、市役所にも迷惑がかかる

あるべきはずの納税が遅れたため。

 

4 親にも迷惑がかかる

僕から借金の申し込みをされたから。

 

5 僕が節約生活を強いられる

そもそもN社から遅れずに報酬の振り込みがあれば、無理な生活を強いられることはなかった。

 

以上である。

 

 

今回の話は僕の経験談であるが、経済的な不幸が連鎖することを理解していただけたと思う。

 

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