儲けることを追求しすぎると、マナーやモラルが失われていくことが多い。
本当に実力のある人であれば、公明正大に活動して利益を上げられるかもしれないが、そうした実力者はごく一部しかいない。
「そんなに詐欺の手法を次々と考える頭があるなら、それをよい方向に活かして稼げばいいのに」
という話を聞くけども、ひとことで言えば能力は高いには高いが中途半端なのだろう。
正々堂々とやって稼げるほどの高い能力はないと。
そういうわけで、天才ではない普通の人が「手っ取り早く大金を稼ごう」と考えると、
グレーやブラックな手法に目が行ってしまうわけだ。
最も楽に稼げるのはブラックな手法で、
代表的なものは詐欺(振り込め詐欺の出し子とか)である。
当然ながら詐欺は犯罪だ。
そこで犯罪をして稼ぐのはハイリスクだと考える人は、グレーな部分を狙うことになる。
犯罪ではないけども、他人に不快感を与えたり、迷惑をかけたりする手法である。
最近でいえば迷惑系YouTuberだ。
なぜ迷惑動画を投稿するかといえば、炎上させて再生回数を稼ぐためだ。
人は怒りや不安に対して敏感なのだ。
マナーを守り、モラルを持って健全に稼ぐのは簡単ではない。
だからグレーな方向に行ってしまうわけだ。
アメブロの“自動いいねツール”にしてもそうでしょう?
自身のブログに集客するために、手当たり次第に“いいね”している人が多いのだ。
当然ながらブログ記事はまったく読んでいない。
だから誰かの悪口や誹謗中傷であふれているブログ記事に、いいね がたくさんついていたりする。
あと これは決定的な話になるんだけども、まだアメブロにペタ機能があったとき、
「詐欺師の方だけペタしてください」という一文だけ載せた記事を投稿したことがある。
……で結果はどうかといえば、いつもと同じようにペタがつくのだよ。
「自分は詐欺師です! 悪いことやってます」 と(笑)
ブログを読まずに、集客目的でペタをしているのは明白である。
ようは行き過ぎたお金儲けでは、マナーやモラルが失われ、品格を下げることになりかねないのだ。
だから“お金儲け”という言葉に、下品なイメージを抱く人が多いと。
「お金の話は下品」
「金持ちは悪者」
という考えも、これに近いのかな。