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Portal 基礎知識+α
移動手段は前回でおおまかに解説したので、今回は本格的なGlitchと競技の説明をします。
まずPortalRTAの競技ですが、Out of Bounds(OoB), Inbounds(No OoB),Glitchlessがあります。
Out of Bounds
略してOoBだとか言われてます。Out of Boundsは訳すとマップ外、のような意味なのでバグ、マップ外、なんでもありのRTAということになります。実質このゲームのany%です。
Inbounds
No OoBとも呼ばれてます。マップ外に出ることを禁止したRTAで、マップ内に居れば全てのバグを使っても問題ないです。競技人口が一番多い。
Glitchless
全てのバグを制限したRTAです。やったことないけどたぶん一番つまらないと思います。
ABHやAFHもバグに分類されるので移動は基本ジャンプのみの残念カテゴリー。
さてここで各競技のルールを把握したところでRTAで使われるGlitchについて解説していきます。
Edge Glitch
ポータルガンで開けた穴は青と赤でつながっていますが、穴の真ん中だけが繋がっているのではなく、穴の端も繋がっている仕様を利用したバグです。説明するより見たほうが早いと思うので動画を張ります。
https://www.youtube.com/watch?v=nCzDkeX43gA
この動画ではまず青ポータルを窓ガラスとくっ付けて張った後、赤ポータルを壁の角に張ってます。
その後赤ポータルの左端に立ち、新しくポータルを打ってますがこのポータルは青ポータルの右端から出てます。青ポータルの右端は窓ガラスと隣接しているので、その奥の空間にポータルが作れる、というわけです。
ポータルの横に立って新しくポータルを打つとワープする みたいな技はだいたいこれです。
Save Glitch
ポータルの端っこに立ってクイックセーブ、クイックロードをすると何故か壁が抜けれたり床から抜けれたりします。自分もよく分からないのですが海外勢のRTA動画を見てればどうすれば出来るのかはわかります。原理は分からなくても方法が分かってれば問題ないので。
これから解説するルートではあまりこのバグは説明しません。
Portal Bump
ポータルの中に別の色のポータルを打つと真横に出来る技です。これを使ってOoBに出たり、ギミックをすっ飛ばしたりします。コツは場所によって異なるのでいつか書きます。
Clipping Glitch
青ポータルの上側を通ると赤ポータルの上側(逆も然り)から出てくる仕様を利用し、OoBにポータルを打つバグです。any%ではこれとEdge Glitchを使って次のエレベーターに行くことが多いです。
だいたいRTAで使われてる技はこんな感じです。他にもLAGやAAGなどありますがそれはまたタイムを伸ばしたいときに各自Youtubeなどで探してください。。。
次からは本格的にルート解説をしていきますが、Chamber 0~3までは特に書く必要がないので書きません。 -
Portal 基礎知識
Portalの仕様について
PortalはSource Engineという物理エンジンを使ったゲームなのですが、長々と全てを書くとダレるのでRTAで使われるような仕様(バグ?)のみ解説します。移動手段の説明しかないです。
移動手段
歩き、ジャンプ、バニーホップ、ABH/AFHがあります。
移動速度は
歩き<ジャンプ連打<バニーホップ<ABH/AFH
になりますが、常にABH/AFHを使うのは難しいため短い距離を移動したいときやリカバリーでの動作、前を見て調整しながら移動したい場合などはジャンプ連打や、バニーホップを使います。
ジャンプ
初期設定だとSpaceでジャンプします。
FPSはジャンプにしゃがみを組み込む事で高さや飛距離を通常以上に出すことができますがPortalも例外ではなく、ジャンプ中にしゃがむことで飛距離を伸ばすことが出来ます。
しかし、しゃがみジャンプは速度が落ちるため上述の移動手段の一つ、ジャンプ連打の場合はしゃがみ動作は必要ありません。
バニーホップ
ジャンプより少し速いかな?程度の技です。ただこれが出来るようになるとSource Engine特有の速度の付け方が身につくので覚えておくと吉。
ストレイフを利用した移動方法で、横方向に移動しながらAimを動いてる方向に振りつつ、ジャンプをすることで前方向(斜め前?)に速度が付く、といった感じです
具体的例として、Aを押しながらマウスを左に動かしつつ、ジャンプ連打をすることで左方向にしか動かなかったプレイヤーが、連続して行うことで段々前方向に速度が付いて行くと思います。
それを左右に繰り返すことでジャンプ連打より速く移動することができます。
ただこのやり方だと初動が横にしか動けないため、初動のみ前方向に自分も動きながらジャンプすることで始めから前方に進んでいきます。
例:1.(W+A)+ジャンプ
2.(AorDキー)+マウスを左右に振る(Aなら左、Dなら右)+ジャンプ
3. 手順2の繰り返し
認識的には曲がりやすいジャンプ連打のような感じなので、実際RTA中にこの動作をすることは自分の場合ほぼありません。ただ後述するABH,AFHへの応用が効くためストレイフを理解しておいた方がいいと思います。
Accelerated Back Hopping(ABH)
ポータルガンを使わない最速の移動方法です。PortalのSpeedrun動画で使われている後ろ向きにジャンプして加速していくのがそれです。
やり方は
1.後ろ向きにジャンプ
2.しゃがんで前後方向のキー(初期設定の場合W、S)を放す
3.タイミングよくジャンプする
だけなのですが、うまく速度を付けるのは練習しないと難しいです。
というのも空中で増えた速度が着地すると減少していくので、着地すると同時にジャンプすることが必須であること+FPSゲームのため着地のタイミングが分かりにくい
といった理由が挙げられます。余りにもジャンプが遅れた場合、速度は消えます。
ABHを行う場合、ジャンプのタイミングがシビアになるためジャンプをSpaceキーに設定するのはオススメしません。多くのRTAerは(自分も含め)マウスホイールにジャンプを設定して出来るだけジャンプの受付時間を長くしています。(マウスホイールを回している間ジャンプ判定が出ているため)
キー設定はオプションから変えれますが、下回しか上回しのどちらか一方にしか設定できません。
開発者コンソールを開き、「bind mwheeldown "jump"」「bind mwheelup "+jump"」
と入力すると上回し、下回しの両方にジャンプを設定することが出来ます。
初期設定では開発者コンソールは開けないので、設定→キーボードから開発者コンソールの有効化と任意のキーに割り振って下さい。Accelertaed Forward Hopping
ABHとは逆に、前方向に加速する技です。
あらかじめフリングやABHで一定以上の速度を持っていてなおかつしゃがみジャンプ状態の時、前を向いてSキーを押しながらタイミングよくジャンプをすると前方向に進みます。
参考動画 http://youtu.be/i12-mt9A-CY
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ワンスター10選 2013
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