Z-GIS左PC
JA全農 部長インタビュー 全力結集で挑戦 21年度事業計画
左カラム:全中動静160_86
検証菅政権
バイデン農政と日本への影響
左カラム_シリーズ_防除学習帖
左カラム_病害虫情報2020
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
左カラム:JCA160_86
JA全中中央①PC

世界初 少ない窒素肥料で高い生産性を示すコムギの開発に成功 国際農研2021年9月2日

一覧へ

国際農研は、国際コムギ・トウモロコシ改良センター(CIMMYT)、バスク大学、日本大学生物資源科学部と共同で、窒素肥料の量を減らしても高い生産性を示すコムギの開発に成功。窒素汚染の防止と食料増産をアンモニウムの活用により両立することが期待される。

土壌中における窒素肥料の変換過程(硝化)と生物的硝化抑制(BNI)土壌中における窒素肥料の変換過程(硝化)と生物的硝化抑制(BNI)

開発に成功したのは、多収コムギ品種に野生近縁種の持つ高い生物的硝化抑制BNI能を付与した、世界初のBNI 強化コムギ。高いBNI能を持つ野生コムギ近縁種であるオオハマニンニクの属間交配により、多収品種にBNI能を付与した。この過程で、オオハマニンニクの持つBNI能を制御する染色体領域を特定し、交配によるBNI能の導入が可能になる。

また、BNI強化コムギは、土壌中のアンモニウムの硝化を遅らせることで、土壌のアンモニウム濃度を向上させ、低窒素環境でもコムギの生産性を高めることができる。同研究は農林水産省「みどりの食料システム戦略」にも位置付けられている。

世界の約2億2500万ヘクタールものコムギ生産地域に向け、様々なコムギ品種にオオハマニンニク由来のBNI能を付加することで、硝化による農地からの温室効果ガス排出や水質汚染を低減。生産性を向上させながら、地球温暖化を緩和することが期待できる。

同研究の成果は8月24日、科学雑誌「Proceedings of the National Academy of Sciences of United States of America (PNAS)」オンライン版に掲載された。

BNI強化コムギ(例:BNI強化Munal)BNI強化コムギ(例:BNI強化Munal)

最新の記事

JA人事

みどり戦略を考える

注目のテーマ

JA女性協70周年記念 花ひらく暮らしと地域

注目のタグ