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(星野)どうも 流通気象班で 気象をたしなまさせていただいております皆様から見て正面にいるのが星野光助です。今回 新規事業として提案させていただくのは宇宙天気プロジェクト。
百音が勤めているウェザーエキスパーツはこちらの安西社長が一人で立ち上げたのだそうです。
この方は 新しいことが大好きで気象に関する仕事のアイデアなら誰でも いつでも提案できて社長のお眼鏡にかなえばすぐにでも実現させることができました。
太陽表面のプラズマが高速の太陽風となって地球を襲うと大規模な磁気嵐が起きてそして オーロラが見られます。
(笑い声)オーロラきれいだなと思った方もう 能天気!(笑い声)
太陽フレアは 地上だけでなくさまざまな影響があるんです。
人工衛星の障害 宇宙飛行士の被ばく。
通信障害や 送電線トラブルにつながることもありました。
そういった危険に備えるためにも日々の太陽の状態など宇宙天気の予報に力を入れてゆきたいです。
(拍手)
(安西)君 面白いねえ。 最高!才能あるよ。ありがとうございます!
でも スケール大きすぎですよね。
うちだけでやろうとすると観測衛星の開発やら 打ち上げやらで数百億は かかるんじゃないの?あったらいいよなあ 数百億。
ハハ…。まあ 確かに 宇宙天気はGPSとか衛星利用の拡大で重要視され始めてるけどね近い将来ではまだまだ 経済面でも 生活面でも大きな利益が見えにくい。
今の暮らしに役立たなきゃ我々の仕事じゃない。
なので 却下。
ああ…。でも 楽しかった。はい。
じゃあ 次 報道気象班の野坂さん。(野坂)はい!
(安西)チャレンジ4回目か。(野坂)お願いします。以前から ご提案している河川の氾濫を防ぐための植樹プロジェクトについてです。
お願いします。お願いします。
君って 交通気象班じゃなかったっけ?
あの 今は 朝岡さんの代わりに兼任してます。
あっ そうだったね。
「あさキラッ」の気象コーナーピンチだっていうじゃない。
朝岡君 出なくなった途端視聴率ガクッて 落っこっちゃったでしょう。やっぱ 朝岡君が出ないと 駄目なんだよ。
(野坂)でも あの 神野さんには神野さんのよさがありますから。
(安西)まあ もちろん そうだけど… ねえ。そうですね。
(百音)神野さん。(莉子)大丈夫。
カッとなって あの場で何か言いそうになっちゃったから。
ほら 私 ラテンの血が…。
行って。
野坂さん 頑張ってるから。
私も すぐ行く。
♪~
♪「ヤジロベエみたいな正しさだ」
♪「今この景色の全てが」
♪「笑ってくれるわけじゃないけど」
♪「それでもいい これは僕の旅」
♪「昨夜の雨の事なんか覚えていないようなお日様を」
♪「昨夜出来た水たまりが映して キラキラ キラキラ」
♪「息をしている」
♪「高く遠く広すぎる空の下」
♪「おはよう 僕は昨日からやってきたよ」
♪「失くせない記憶は傘のように」
♪「鞄の中で出番を待つ」
♪「手探りで今日を歩く今日の僕が」
♪「あの日見た虹を探すこの道を」
♪「疑ってしまう時は 教えるよ」
♪「あの時の心の色」
え~ このように 地域一帯に降った雨を仮に100%として山の保水力が 50川の最大流水量を 45とすると5%の雨があふれてしまうことになります。5%というと少ないように思われますが一度 浸水してしまうと 町の復旧には相当な時間とお金がかかります。そこで 河川の流域に木を植えて土壌を柔らかくして山の保水力を高めることによってこの5%の雨をあふれさせないようにするというのがこのプロジェクトです。
特に 地方は 自治体にあまりお金がありません。
たった一度の水害がその町の 地域の 存続そのものを危うくするケースも今後 出てくると思います。
確かにね。
しかし 木を植えるっていうのがどうもね…。
ああ… あの こちら研究結果の一例として樹木の枝や葉は 雨の一部を蒸発させて洪水ピークを遅らせるというデータも出ています。
前より リアルな数字提示してくれてるよね。
でも そもそも我々気象情報を扱う人間が植樹に関わるっていう意味がねいまいちピンと来ないんだよ。
あの それについては… あの…。ん?
うちでやる理由。
えっと それについては…。どうぞ?
永浦さんが!え?
あの… 以前 林業に携わっていた永浦さんが 実感を持って ご説明します。
え…。
(安西)え? そうなの?あ…。
じゃあ 永浦さん どうぞ。
頑張れ。
じゃあ お願いします。
は… はい…。
えっと… あっ じゃあ 実感をお伝えします。
えっと…。
あっ あの 私の祖父は 漁師でカキの養殖業をやっているんですが海の仕事の人なのに昔から 山に木を植えてたんです。
漁師さんが 山に木を植えるの?はい。
(龍己)その山の葉っぱさんたちが海の栄養になんのっさ。山は海とつながってるんだ。何も関係ねえように見えるもんが何がの役に立つっていうごどは世の中に いっぺえあるんだよ。
海の水も 山や森や木がバランスを取ってくれているんだって山にいた時に 学びました。
世界の全ての根源は水であると言ったのはギリシャの七賢人のタレスさんですが…。ん?
あっ いや… あの…朝岡さんも言ってました。
気象は 全部 水でつながってるって。
だから その 山に木を植えることも気象の仕事と無関係ではないと思います。
(安西)なるほどね。
それに たった一度の大雨で町が壊れてしまうのは 悲しいです。
(未知)お姉ちゃん!
守れるなら 守りたいと思います。
守れます! 私は それを目指します!
(安西)よく分かった。
ただ 一級河川なんかは県をまたいで流れてるのが多いでしょ。で そこの森林所有者たちの合意を得なきゃなんない。
その辺の運用面でまだゴーサインは出せないね。
そうですね。
でも 自治体のお金を防災で節約しようっていうアイデアは悪くない!
頑張って。ありがとうございます。
もっと考えてみます。
(拍手)
永浦さん 何かアイデアが浮かんだら遠慮しないで チャレンジして。
あっ はい ありがとうございます。
(安西)じゃあ 次は 内田君。(内田)はい。
え~っと 君は 花粉症対策アプリか。お願いします。
何か 資料とかないの?
ああ スマホを出してもらえたら。
スマホ。はい。 うちの会社のホームページの社内向けのページにアプリ取得のリンクが貼ってあるんで試しにダウンロードしてもらってもいいですか?
えっ もう作ったの?技術部と そんな話になりまして…。
あっ でも モック程度のあれなんで全然 大したことはないです。
大したことあるよ…。
コサメちゃん。
(安西)傘イルカくんも。
花粉の情報が よくまとまってる!星3つです!
よし 採用!
…と言いたいとこだけど そうもいかない。
これ 無料で運用するんだよね?
採算取れるの?
自分も そうなんですけど花粉症の人って買わないといけないものが結構 あるんですよ。
今 花粉症対策商品の市場規模って1,000億円っていわれてて。
そりゃ すごいな。
食品から家電まで 商品は無数にあります。
なので そういった花粉症対策商品の広告で 採算は取れるかと。
あっ 何社か企業には もう当たってます。
へえ~ 仕事が速いな。
(内田)でも 無理に消費行動を取らせようという気はないです。
例えば 5月になって来週には もう スギやヒノキの花粉の影響は少なくなると 予測できればみんな マスクを買い足さなくてもよくなります。
どうですかね…。
どうですかねって…。
ハハ これだけ出来てりゃ 採用だよ!
予算つけるから 後で来て。
ありがとうございます。
まだ若いのにさ 何なんだろうねえその妙な説得力は。
来たばっかの頃は 正直 ちょっと抜けた人だなと思ってたんですけど…。
野坂さん 正直すぎますよ。
何か 話聞いちゃうんだよね。
いいよ!
楽しみにしてるよ。ありがとうございます。
(拍手)
応援するわよ!
何か 分かった。
説得力。
よく分かんないけど 分かった。
私には ない。
♪~
(菅波)すいません… 痛っ!ああ! えっ 先生。
えっ 先生 大丈夫ですか?痛…。
いや~… 先生 ものとの距離はよく見ましょう。
いや 投げられたものは取れなくてもさすがに 入り口と自分の距離ぐらいは分かります。
単純に焦りました。ああ… 走ってきたんですか?
待ってくれてましたよねうちのマンションの前で。
ああ はい。 でも 仕事だろうなって…。
すいません 約束してたのに…。
怒ったかと…。怒ってませんよ。
よかった。フフ。
あっ あの 本当は 話聞きたいんですけどまたすぐ戻らなきゃいけなくて…。
ああ…。ごめん 本当に。いえいえ いいんです いいんです。
そんな忙しいのにこっちまで わざわざ 何か…。
あの…。
ん?
今度から 中 入ってくれていいから。
あなたと僕には 時間がないから。
それに…。
ちょっとでも顔見るとやっぱり いいなって思うし。
♪~