僕はいつからか「資本主義の世界において、資本家こそ王様」と考えるようになった。
なぜか?
それは、ほとんどの人がお金に振り回されているからだ。
好む好まざるに関係なく、働かなければ生活していけない。
これはサラリーマンだけでなく、自営業者、シングルマザー、公務員、政治家なども同じだ。
親に養ってもらうにしても生殺与奪を握られるし、
生活保護を受けるにしても生活に大きな制限が生まれる。
働くのが大好きであろうと大嫌いであろうと、
仕事をしなければ生活していけない以上、人はおのれの立場に関係なく、
“カネの奴隷”になるしかないのだ。
働くということは、使われるということでもある。
大企業で出世して偉くなっても、さらに上から責められることはある。
いじめを受けることだってあるかもしれない。
身も心もボロボロになるまで働き、「もう仕事を辞めたい」と思っても簡単にはいかない。
仕事が生命線になっているからだ。
やはりカネの奴隷になりたくなければ、資産を手に入れるしかないのだ。
資本家であれば仕事をしなくてもよいし、投資家であればお金を働かせることができる。
そうした意味で資本家や投資家は、資本主義の世界において王様なのだ。