2021年9月7日(火曜日)
ご機嫌さんで暮らしたいものです。
ウソツキと言われない方法は誰とも話さないことだし、一人で過ごしていると誰かに腹を立てることもあまりないものの、それでも誰かのことを思い出して腹を立てる。
これじゃ、ご機嫌さんでは暮らせません。
不満や怒りは、どんな時でも心を重くします。
2021年9月7日(火曜日)
作家・池波正太郎といえば『鬼平犯科帳』。
池波正太郎が残した傑作時代小説です。
火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵を主人公とした物語です。
テレビ時代劇でもお馴染みなので、ご存知の方も多いことでしょう。
配下の与力や同心、元盗賊の密偵達を使い、兇盗・兇賊を捕らえて行くストーリーは、読み手を満足させます。
長谷川平蔵19歳の時、父の屋敷替えで築地から越して来たのが、本所三の橋通りの菊川。この時の屋敷の広さは1,238坪。
後にこの屋敷は、江戸町奉行・遠山金四郎の下屋敷にもなったとか‥‥。
富岡八幡宮は、江戸庶民から深川の八幡様として親しまれた神社ですが、長谷川平蔵も参詣したのか、鬼平犯科帳でもよくこの場所が出て来ます。
池波正太郎が描く長谷川平蔵から、当時の人々の生き方が見えて来ます。
隅田川といえば“花火”。
今もあの当時と変わらず、川の水は人々の生き方を見ながら大海原へと向かいます。
本の中では、平蔵も隅田川を舟で行き、同門の剣客・岸井左馬之助と船宿で料理を楽しんでもいました。
隅田川河口の中州に在ったのが石川島。
この石川島に人足寄場を誕生させたのが長谷川平蔵だといいます。
数十万人が餓死した天明の大飢饉を、今の人はどのように思うのでしょうね。
生活苦が頂点に達する社会。
想像もできない世が日本にもあったのです。
秋の宵は時代小説がよく似合います。
お読みになってみては如何ですか?
2021年8月12日(木曜日)
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