「ディスプレイ ドライバー nvlddmkm が応答を停止しましたが、正常に回復しました。」のイベントログとともに、アプリがクラッシュする件

「ディスプレイ ドライバー nvlddmkm が応答を停止しましたが、正常に回復しました。」のイベントログとともに、アプリがクラッシュする件

本記事について

本記事は、アプリケーションのクラッシュが多発し、ディスプレイドライバーの応答がなくなった際の、解決策備忘録的なものです。本手順にて障害は完全には収まったわけではなく、軽減しただけでした
本件無事解決しました。使用機器の相性によるものでした。

何が起きたのか

アプリケーションのクラッシュと書きましたが、実際に起きたのは、
Rainbow Six Siegeというゲームにて、
ゲーム開始直後(プレイ画面になった途端)アプリケーションがクラッシュするという現象です。

スペック紹介

  • Windows 10 1909
  • Core-i7 9700k
  • Gforece RTX 2070 SUPER
  • メモリ16GB

実際に行った作業

NVIDIAコントロールパネルからPhysX設定をGPUへ変更する

Windows ボタンから「NVIDIAコントロールパネル」を開き、
「3D設定」-「Suround、PhysXの設定」-「PhysX設定」にて、「プロセッサ」を自身の使用しているGPUへと変更します。
大体の方は、この手順で直るそうです。
※私は直りませんでした

レジストリ値を変更してみる

※レジストリを変更することで、PCに影響を及ぼす可能性があります。ご注意ください。
①Windows キーとRキーにて、「regedit」と入力します 。

②次のレジストリ サブキーを見つけます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\GraphicsDrivers

④[QWORD (64 ビット) 値] を選択します。

⑤[名前] に「TdrDelay」と入力し、Enter キーを押します。

⑥[TdrDelay] をダブルクリックし、[値のデータ] に「8」を追加して、[OK] を選択します。

NVIDIAのGforce Experimenceをクリーンインストールする

※使用したグラフィックボードのバージョンは、「431.70」
詳しくはこちらを参考にしてください。

「nvddmkm.sys」を新しくする(高難易度)

①GForce Experimenceを再インストールしたのち、Exploreの検索機能にて、「nvddmkm.sys」を検索します。日付が新しいファイルを、日付が古いファイルへ張り付けします。

②日付が新しいファイルを右クリックし、「コピー」します。(デスクトップに一時退避させておくと安全です)

③その後、古いファイルを右クリックし、「ファイルの場所を開く」をクリックします。

④すると古いファイルのフォルダが開かれます。ここに新しいファイルをコピーしたいのですが、権限の関係で、コピーができません。そこで、フォルダーに対して、権限を付与します。
ひとつ前のフォルダをクリックします。

⑤格納されていた上記フォルダーを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

⑥「セキュリティ」タブにて「詳細設定」をクリックします。

⑦「所有者」の「変更」をクリックします。

⑧「選択するオブジェクト名」を「administrators」にし、「OK」をクリックします。

net user <アカウント名>

※自身が使用するアカウントが、「administratorsグループ」である必要があります。
確認するには、以下コマンドをコマンドプロンプトにて実行が必要になります。(コマンドプロンプトはWindowsキー+Rキー同時押しをし、「ファイル名を指定して実行」に「cmd」と入力すれば立ち上がります)

⑨「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。。

⑩「編集」をクリックします。

⑪手順⑧の要領で「Authenticated Users」を入力し、「アクセス許可」を「フルコントロール」へ変更したことを確認し、「OK」をクリックします。

⑫ 手順②にて、保管してた新ファイルを、旧フォルダーにコピーし、完了です。

その他にも多くの設定をしましたが、いまだ軽減のみで、完治はしておりません

コントロールパネルの電源管理にて、「高パフォーマンス」以上にする

本手順は、こちらのサイト「電源の管理から究極のパフォーマンスを設定」章を参考にしてください。

Windows Update

Windowsの「設定」からWindows Updateを行いました。

BIOSファームウェアのアップデート

ASUSのファームウェアであったため、こちらを参考にしました。
ただし、「WinFlash」ファイルは必要ではなく、「EZ Update」を使用した。
「EZ Update」は、こちら からマザーボード製品を検索し、「ユーティリティ」からインストールを行った。

無事解決へ

掲示板などを閲覧していると、どうやらRTX 2070(RTXシリーズは不具合が多いとのこと)は、Display Portを使用して、ASUSのディスプレイを使用することは、相性が良くないみたいです。
Display PortをHDMI端子へ変更した途端、クラッシュは一切起こらなくなりました。
ただし、HDMIはDisplay Portに比べて、最大出力フレーム数が少なくなっています。(Display Port:最大240FPS、HDMI:最大144FPS)

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考察(その後)

今回、上記手順を踏んでも、解決には至りませんでした。
考察としては、グラフィックボードとゲームとの相性が悪いのではないだろうかという点です。
実際にグラフィックボードの設定(グラフィック設定)をちょこちょこと行っていたのですが、設定値を大きく変えると、クラッシュ頻度が上がることを確認しております。
また、別アプリケーションでは、一切クラッシュしないこともあります。

ですので、今回は、次回のグラフィックボード更新時、(おそらく5/13)を待ち、改善するかを見守ります。
端子を変更したら、無事解決しました。
その後、クラッシュすることがまだありました。結局初期不良ということで、修理に出したところ、GPUの初期不良とのことでした。RTXシリーズは不良品、相性不良が多いとの口コミも見つけたので、気をつけてください。

もしどなたか、上記構成で、クラッシュが直ったなどの経験がありましたら、設定手順などを共有いただけますと幸いです。

更新履歴

2020年5月9日 初版作成
2020年6月6日 解決
2020年7月6日 その後
2020年7月17日 所属しているグループを確認するコマンドを追記
2020年8月2日 文書構成を修正

参考URL

:)