芸能
2021.09.01 16:00 週刊ポスト
脚本家が語る千葉真一さんの凄さ「ガチンコ感が突き抜けていた」
〈千葉さんと高田氏の仕事は、『太閤記』(1987年、TBS系)を最後に重なることはなかったが、近年、二人の新作が動きだそうとしていたという〉
2014年に雑誌の対談で久々に会ったら、「一緒に何かやりたい」って熱く語ってくれてね。とりわけ剣豪モノを望んでいた。彼は映画『柳生一族の陰謀』(1978年)や『魔界転生』(1981年)に出演して以来、柳生十兵衛役に人一倍のこだわりを持っていたから、ならば十兵衛でひとつ作品を書こうと思ってね。十兵衛が放蕩のきらめきの中でどんな死に方をするのか、自分の武術を誰に伝授するのか、そこを描きたいと千葉に話したら、「いいですねぇ」と涙を流していた。僕がまず小説を書いて、それから映像にしようと思ってたんだけど、コロナ禍で立ち消えに。
晩年の千葉の代表作にしたかったし、僕自身、もう一度銀幕の千葉が見たかった。実現できなくて寂しい限りです。
※週刊ポスト2021年9月10日号
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