今回は南ハイランドのウイスキー、グレンタレット10年を飲みます。
グレンタレット蒸溜所は、南ハイランド、パース市から西に15kmほどのホッシュという地にあります。
1775年、まだウイスキーに高い税金がかけられていた時代、密造酒の蒸溜所として誕生しました。
ただし当時は、ホッシュ蒸溜所と呼ばれていました。
1826年に、ホッシュ蒸溜所の近くにグレンタレット蒸溜所が出来、1852年まで稼働していました。
その後、ホッシュ蒸溜所を買収した新しいオーナーがグレンタレットの商標権を手に入れ、1875年にホッシュ蒸溜所をグレンタレット蒸溜所に改名しました。
しかし1921年、アメリカで禁酒法が施行されたことで、アメリカの輸出に依存していたグレンタレット蒸溜所は閉鎖され、当時のオーナー企業も倒産、蒸溜設備が撤去されて穀物倉庫にされました。
1957年に新しいオーナーが土地を買収、倉庫にされていた蒸溜所に蒸溜設備を導入し、1959年から再稼働しました。
その後は様々なオーナーの手に渡り、2018年にはガラス工芸メーカーのラリック社が買収しました。
グレンタレットのウイスキーは、そのほとんどがブレンデッドウイスキー向けに供給されていましたが、2015年にオフィシャルのシングルモルトシリーズを発売しました。
現在は10年の他、ノンエイジとしてシェリーカスク、トリプルウッド、ピーテッドの4種類を販売しています。
液色はゴールドです。
味わいは、アルコールからの辛みがそこそこあり、その後は苦みが広がり、奥から軽く酸味を得られます。
味わいは、苦みが強く、しばらくしてから酸味が広がります。
味わいは、酸味が強めになり、苦みはかなり薄れます。
ストレートやロックでは飲みにくさを感じるほどの苦みがありますが、ハイボールくらいにまで加水すると苦みが薄れ、そこそこ飲めるようになります。むしろハイボール向けと言っても過言ではありません。
700mL、アルコール度数40度、価格は4500円ほど。
250年近い歴史を持つ蒸溜所
1775年、まだウイスキーに高い税金がかけられていた時代、密造酒の蒸溜所として誕生しました。
ただし当時は、ホッシュ蒸溜所と呼ばれていました。
1826年に、ホッシュ蒸溜所の近くにグレンタレット蒸溜所が出来、1852年まで稼働していました。
その後、ホッシュ蒸溜所を買収した新しいオーナーがグレンタレットの商標権を手に入れ、1875年にホッシュ蒸溜所をグレンタレット蒸溜所に改名しました。
しかし1921年、アメリカで禁酒法が施行されたことで、アメリカの輸出に依存していたグレンタレット蒸溜所は閉鎖され、当時のオーナー企業も倒産、蒸溜設備が撤去されて穀物倉庫にされました。
1957年に新しいオーナーが土地を買収、倉庫にされていた蒸溜所に蒸溜設備を導入し、1959年から再稼働しました。
その後は様々なオーナーの手に渡り、2018年にはガラス工芸メーカーのラリック社が買収しました。
グレンタレットのウイスキーは、そのほとんどがブレンデッドウイスキー向けに供給されていましたが、2015年にオフィシャルのシングルモルトシリーズを発売しました。
現在は10年の他、ノンエイジとしてシェリーカスク、トリプルウッド、ピーテッドの4種類を販売しています。
ミントのような爽やかさ
グラスからの香り、液色
グラスからは青リンゴ、マスカット、紅茶の香りが得られます。液色はゴールドです。
ストレート
先にミントを思わせる爽やかな香りが広がり、後から青リンゴ、マスカット、紅茶の香りが続きます。味わいは、アルコールからの辛みがそこそこあり、その後は苦みが広がり、奥から軽く酸味を得られます。
ロック
ストレート同様にミントの爽やかさの後にレモン、青リンゴの香りが続きます。味わいは、苦みが強く、しばらくしてから酸味が広がります。
ハイボール
レモンを思わせる爽やかな香りが鼻を突き抜け、青リンゴの香りが続いてきます。味わいは、酸味が強めになり、苦みはかなり薄れます。
まとめ
グレンタレット10年は、ノンピートモルトを使っていると言われますが、実際に飲んだ感じではミントの香りがスモーキーっぽいものを感じ、ちょっとした癖を感じます。ストレートやロックでは飲みにくさを感じるほどの苦みがありますが、ハイボールくらいにまで加水すると苦みが薄れ、そこそこ飲めるようになります。むしろハイボール向けと言っても過言ではありません。
700mL、アルコール度数40度、価格は4500円ほど。
<個人的評価>
- 香り C: ミントを思わせる爽やかさが先立ち、青リンゴ、マスカット、紅茶が続く。加水でレモンも。
- 味わい D: 全体的に苦みが強く、後から酸味が広がる。加水で苦みが薄まる。
- 総評 C: ハイボールにして飲む方がおいしく感じられる。癖が強い。