シンエヴァ公開まで2週間を切ったというのにまだ書いている
エヴァ考察シリーズ~(自虐的)
今回は、
『エヴァで多くの人が気付いていないこと その11』に関連する話を
『その11.5』として少しだけ書きたいと思います。
んで、その内容は・・・
Qの登場人物が旧劇場版の登場人物だとすると、旧劇場版で死んだはずのミサトとリツコがQに登場するのはおかしくね?
と考える方がちらほらいらっしゃるようなので、
全然おかしくないよということを簡単に説明しておこうかな、というものです。
まぁ、私のエヴァ関連記事って、
Qを映画館で観た直後(2012/11/22)に書いた感想(当時の中途半端な内容のまま残してあるので粗探ししないでね♪)をはじめとして、
考察の根っこである1本目(2016/2/25公開)から今に至るまで、一貫して
『エヴァの世界は二つに分かれていて、Qの登場人物は旧劇場版の世界の登場人物の14年後の姿じゃね』ということを主張してきているので、そこはちゃんと説明しておかないとってことです。
・・・というのは建前で、正直なところ
『あれ?書いたはずだけれど?』と思っていたのですが、
実は書いてなかったので今更ですが追記することにしただけです。(おぃ)
ということで、折角の機会ってことなので
細かいところまでガッツリ書いちゃう所存です。
・・・
さて、ではそのカラクリを説明したいと思いまっす。
まず、
『その11』において、私は、
個体生命(人類)を形作るATフィールドは、ある強度(臨界点)以上のアンチATフィールドに晒されると中和されてしまい、個体生命の形を維持することができなくなっちゃう(ガフの部屋が開いちゃう)↓ってことを説明しました。
これをもっと具体的に説明すると、
ATフィールドは心(魂)の壁なので、リリスの化身であるレイが対象者の大事な相手に変身して対象者の心(魂)を優しく解きほぐし(ATフィールドを弱体化し)、そこに一気にアンチATフィールドを作用させることで、簡単にLCL化しちゃおう↓っいうのが真相だと私は考えています。
尚、日向マコトの場合はこんな感じ↓です。
(伊吹マヤの場合はLCL化が間接的な表現になっているので割愛)
ただ、
青葉シゲルの様に、大事な相手が居ない場合↓には、ATフィールドを弱体化させることはできないので物量作戦(大勢のレイ)で無理やりLCL化するって寸法です
(ひでぇw)
・・・これが、
エヴァの世界におけるLCL化の具体的な全貌だと私は考えています。
んで、このLCL化なんですが・・・
死者もLCL化されるんです↓
ただ、
上に示した画像において死者の数よりもレイの人数の方が明らかに少ないことからも判るように、全ての死者が人類補完計画の対象になる訳ではない
のではと私は考えています。
要はですね、
死んでからある一定時間が経過すると魂が失われちゃうんじゃないでしょうか。
というか、『死』ってそういうものですよね。
だから、
魂(心)が失われてしまった場合には、LCL化の際に心の壁を解きほぐす(ATフィールドを弱体化する)処理は不要ということで、その対象者の前にレイは登場しないのではと私は考えています。
つまりこれは、逆に考えれば、
死者のLCL化の際に傍らにレイが立っているということは、その対象者の魂がまだ失われていないことの証明となる↓と私は考えています。
そして、
魂さえ回収されてしまえば、元が生者か死者かの区別は無いはずなので、後は
『その10』で説明したように、旧劇場版の最後で世界が二つに分裂した際に、
ミサトとリツコもリリスに新たな肉体を与えられて元(生きていた頃の姿)に戻ったんだと私は考えています。
こんな感じで、
旧劇場版における人類補完計画の表現をストレートに読み解くと、旧劇場版で死んだはずのミサトとリツコは他の登場人物と同じように扱われて魂が回収されているので、Qに登場しても何もおかしい所は無いという結論になっちゃうんですよ。
結構納得できる話だと思いませんか?
※2021年1月12日追記
そうだ、ゼーレのLCL化について書いてなかった。
旧劇場版においてゼーレがLCL化される場面において、
彼らの傍らにレイの姿は映っていないのですが、画面範囲の外側(上方)に、
ゼーレにとって大事な相手の姿が既に出現している↓んだと私は考えています。
これは、
『その10』で説明したように、ゼーレとは世界の超越者であり、そんな彼らにとっての大事な相手とは、それ相応な存在であるため、
神秘性を高めるためにあえて描写しなかったのではと私は考えています。
ゼーレが順にLCL化して消えていくという、
印象的な演出を製作側が優先しただけという可能性もあると思います。
・・・尚、
『その12』で説明したように、正確な理由は不明ですが
ゲンドウはLCL化されていないので、今回のルールに当てはめるのは難しいです。
<今日の一言>
丁度というか何というか、
今回話題に出した旧劇場版が2021年1月8日~22日の期間限定で映画館で上映しているとのこと。
折角の機会なので映画館で観るのもアリかもしれませんね~♪
ではっ!!