メキシコなあなあイズム

パソコンをいじってYouTubeで日本の色んな歌を探していてコーヒーカラーさんの名曲『人生に乾杯を』に巡り逢ったんです｡

それで､僕はカバー曲マニアだから､他の人が歌っているカバーヴァージョンを探してガチャガチャやっていたんです｡

そうしたらカツドンさんに巡り逢ったんです｡

『空の神兵』の動画を桂舘杏ノ助さんのＣＤを使って映画『空の神兵』や昔のニュース画像などから画像をチョイスして編集して動画を作ってアップしてくれたカミカゼさんみたいにＣＤに画像を合わせてミュージックビデオみたいにしてYouTubeにアップしてくれる人たちが居るんです｡

僕はあまり詳しくないからどうやって作ってるのか分からないけど観て感動しちゃうんです｡

カツドンさんの『人生に乾杯を』は既存の映像を繋いだ物じゃなくて役者さんを使ったのか､自分たちで演じたのか分かりませんけどＣＤの歌に合わせた１本のドラマをビデオ撮影したみたいな映像でした｡

不況の為に営業所が閉鎖されて､仲間たちがみんな散り散りに成るんです｡
最後の日に､みんなで営業所の中の物を捨てる場面が写って､そのあと最後にみんなで居酒屋で飲む訳です｡
『お別れ会』って言うか､『送別会』ですよね....

セリフは入ってませんけど見事な脚本で描写で判かるんです...

課長が乾杯の前にみんなに頭を下げるんですよ...
たぶん『すまん...俺の力が足りないばかりに､みんなにも辛い思いをさせてしまった...済まん.....許してくれ...』って言ってる訳です｡

そうしたら部下の若い人たちが...
『何､言ってんですか､課長のせいじゃないですよ...』
『何とか､成りますよ､課長､元気出して下さいよ！』
『俺たちは最高のチームでしたよ！』
とか言って課長の肩を叩くんです｡
セリフは入ってないけど､たぶんそう言う事だなって､映像の描写で分かるんです｡

それで最後の飲み会の様子と､得意先に頭を下げて回ったり､今までみんなで頑張って来た映像とが交互に入るんです｡

感動しました｡
僕はサラリーマンの経験が無いんだけど貰い泣きさせられました｡

某自動車会社に内定して新人研修に行って､その時点で着いて行けないと思って会社員にならないで､フリーターをしてたんです｡

会社から逃げただけじゃなくて､日本自体に着いて行けないし､着いて行く気も無かったから日本を捨てて海を渡ったんです｡

でも､この映像を観たら､パワハラとかブラックじゃ無い所なら､一緒の仲間たちと頑張って働いて､嬉しい時には共に笑って､悲しい時には一緒に泣いたりして､サラリーマンの人が何か羨ましい気がしました｡

まあ実際には嫌な事の方が多くて､このドラマみたいな所はあまり無いみたいな気がしますけどね...

でも､このビデオは良かったです｡
カツドンさん素晴らしいビデオをありがとうございました｡