FC2 Analyzer

舌の痛み・舌痛症に効くツボ その1 ~痛みの発生源は筋肉のコリ~

 痛みを感じる場所が、必ずしもトラブルを起こしている場所(患部)であるとは限りません。
 トラブルを起こしている場所とは、離れた場所に痛みやシビレを感じることがあります。
 よくある身近な例では、肩や首の筋肉のコリが、頭の痛み(頭痛)を引き起こすことがあります。
 頭痛がしても、頭(脳)に異常があることは、ごく稀です(^^;
 →記事:「緊張型頭痛に効くツボ ~心身のストレスが引き金です~」

 実は、「原因不明」と言われる舌痛症も、舌とは別の場所のトラブルである可能性があります。
 舌に痛みを感じても、舌そのものに異常は無いことが多々あります。
 →前記事:「舌の痛み・舌痛症のセルフケア ~舌そのものに「異常」はありません~」

 舌の周辺の筋肉のトラブルが、舌の痛みやシビレ感などの症状として現れるのです。
 舌痛症を引き起こしやすい筋肉は、噛むときの筋肉(咀嚼筋)や、首の前面の筋肉です。

 とくにトラブルを引き起こしやすいのは、耳のつけ根から鎖骨に走る 「胸鎖乳突筋」
 顎の下の骨に沿ってある 「顎二腹筋」 や、「顎舌骨筋」、そして、ほっぺたの 「咬筋」
 下顎の角からの内側にある 「内側翼突筋」 などの、顎まわりや首の筋肉です。

 これらの筋肉を押さえて痛みがあったり、口を大きく開けたり、歯を強く食いしばったり、
 首を動かすと舌の痛みが変化する場合は、筋肉のコリが舌痛症の原因かもしれません。

 肩こりや首コリで引き金で頭痛がするとき、誰も「脳」の治療をしませんよね(^^;
 肩首を温めたりストレッチなどで、硬くなった筋肉をほぐして、頭痛を和らげますよね。

 舌痛症の治し方も同じです。
 舌と関連する「顎」や「首」の筋肉のコリをツボ刺激でゆるめてあげましょう!

 まずはコメカミや頬、顎の下、首筋、肩などを周辺を押さえてツボを探します。
 くまなく丁寧に押さえて調べ、最も痛い点がツボです。そこに円皮針を貼ります。
 そして、その上から、やさしく指で、トン♪トン♪トン♪と、タッピングしてあげてください。
 →カテゴリ:「円皮針の使い方」

 うまくツボに円皮針を貼ることが出来ると、その場で舌の痛みやシビレが改善します。
 もし直後効果がなくても、ひと晩くらい貼ったまま様子をみても構いません。
 翌朝には舌痛症が軽減されているかもしれません。

 ツボを上手く見つけられない。痛いところに円皮針を貼っても改善がない。
 または、舌の痛みやシビレ感はマシになったけど、まだ症状が残ってる。
 はたまた、そもそも患部を押さえてみても、それほど痛いところは無かった。
 そんなときは次に紹介する、指先のツボ刺激を試してみてください。

 →次記事:「舌の痛み・舌痛症に効くツボ その2 ~指先のツボ刺激~」


 →記事:「症例:舌の痛み・シビレ 舌痛症  ~真犯人は首コリ!~」
 →記事:「症例:舌痛症 舌先のヒリヒリした痛み 原因は、顎コリ・首コリ・肩こり」
 →記事:「症例:舌痛症 舌の痛みとシビレ、顎・耳の痛み、下唇・下顎のシビレ」
ブログのご案内

はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
 また、病気を予防・回復させる生活改善も提案しています。
 みなさまのご健康に、少しでもお役立て頂ければ幸いです。
 また、どんな事でもお気軽に、ご質問・ご相談ください。
 応援、よろしくお願いします。

ブログ内を検索
カテゴリ一覧
井穴刺絡の治療院リンク
FC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンター