ナガバノモウセンゴケ | 基本的には見た目の変な植物が好きです。

基本的には見た目の変な植物が好きです。

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ということで華々しくも地味に再開した当ブログですが、しばらくはブログを放棄している間にたまっていたネタを消費する日々が続く予定です。

季節感とかは一切無視した感じでお届けする形になりますが、こっちも一杯一杯なのでどうか皆さんお付き合い下さい。。




1ヶ月前、全盛期の頃の食虫植物『ナガバノモウセンゴケ』です。



北半球の寒冷地に分布する北方系のドロセラで、北極周辺からヨーロッパ、北アメリカ、日本、そして遠く離れたハワイの高山帯に自生します。

世界的に見れば分布の広い種ですが日本では北海道の大雪山とサロベツ原野、栃木県と群馬県にまたがる尾瀬ヶ原にしか自生しない貴重な食虫植物ですね。


名前の通り通常のモウセンゴケよりも捕虫部が長く、北海道産で2~3cm、尾瀬産で4cmほどになります。

国産のドロセラとしてはナガバノイシモチソウに次いで捕虫部が大きく、なかなか見応えのある種類ですね。


本来なら高山植物なので栽培は難しいものですが、これは北海道産の低地訓化苗なので平地でも育てやすい系統です。

サイズ的には尾瀬産ほどではないですが最盛期には捕虫部が3cmほどになり、ナガバの名に恥じない堂々たる姿を披露してくれます。



昔尾瀬で見たナガバノモウセンゴケは確かにこれよりも大きく立派でしたが、北海道産でもこのくらいになってくれればほとんど大差ないと言っても過言ではないですね。

とまぁ若干妥協してる感は否めないのですが、この扱いやすさでこのサイズなら十分納得できる代物です。


去年は株が小さかったため開花しませんでしたが、今年は全ての株がしっかりと開花してくれました。


花が咲くと株が一回り小さくなってしまいますが代わりに芽分かれして株が増え、これを繰り返すことにより株立ち状に大きくなっていきます。


自家受粉で勝手に結実するので、実が熟したらタネ採りーのタネ蒔いてーのって感じの流れになると思いますね。

いずれは大鉢いっぱいに増やして自生地の群落のように仕立ててみたいものです。



上の画像から約1ヶ月後、現在の様子。



全ての花が結実したくさんの実を付けています。
採種が楽しみですねウフフ。


現在の親株の様子。




開花結実による体力消耗と夏バテにより本体はかなり弱っています。

葉が小さく縮こまりもはやナガバとは言えない状態ですが、よく見ると中心部の芽が分裂し増殖していますね。

このままどんどん小さくなっていき秋には早々と冬芽を作って休眠に入ります。



ちなみに山形県の鳥海山にも自生があるという噂をリッスンしたのですが、鳥海山なら自宅から日帰りで行ける距離なので今度行けたら行ってみようかなーなんて、思ったり思わなかったり。

そもそもマウントフォームプリフェクチャーのバードシーマウンテンにこの種がグローしているなんてゴシップ今までにリッスンしたことがないので、本当に自生があるなら是非ともこの目で見てみたいものです。

まぁ日本一の出不精を自負している僕のことですからね、十中八九行かないんでしょうけど。。


でも奇跡的に早起きしてテンションMAXの状態でお腹の調子が良ければ行ってみたいものですね。


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