【悲報】俺氏、寝てる間にまたデマを流される

目次

一発アウトのデマ

 world's end sequenceというアカウントによる次のようなツイートを目にして、びっくりしました。

はるみ @harumi2015 が7.15に引用Tweetした「孤立無援のブログ」記事は、筆者により7.15~7.22の間に77回の修正が施され(画像)、元々7,100文字以上あった記事は2,270文字となった。

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https://web.archive.org/web/*/https://koritsumuen.hatenablog.com/entry/20061115/p1

 リンク先をみると、7月15日だけで俺は36回の修正を行っているように見えます。
 それも0時3分から22時6分までぶっ通しで、ひとつの記事を修正しまくっているそうです。
 超人かよwww
 いや、俺、そんな暇じゃねーし。
 その夜だって、ぐっすり8時間は寝てました。

 7月15日から22日までのウェブ魚拓を比較してみましたが、どこも修正されていません。
 おかしいですね。

 このサイトの下の方を見ると、英文で次のように書いてありました。

This calendar view maps the number of times https://koritsumuen.hatenablog.com/entry/20061115/p1 was crawled by the Wayback Machine, not how many times the site was actually updated. More info in the FAQ.

このカレンダー表示は、サイトが実際に更新された回数ではありません。「小山田圭吾における人間の研究」が、WaybackMachineによってクロールされた回数をマッピングしたものです。 詳細については、FAQをご覧ください。

 world's end sequenceのツイッターでは、この文章を削除した画像を掲載して、いかにも私がサイトを修正しまくっているかのように印象操作しているわけですね。

 こんなものは、常識で判断できます。
 五木寛之や高村薫だってそんなに書き直さねーよ。

 おそらく7月15日以降にアクセスが急増したので、クロールの回数も増えただけでしょう。
 私はこの期間に、77回も修正してないことは確かです。もしできたら、人間業ではありません。ロボットが巡回してただけです。

 それなのに、「これは、作為的に行われていた文脈無視の引用箇所を全て削除し、自己に非が及ぶ事態を回避しようとした痕跡である」とまで書いています。
 いかにも事実であるかのようなデマを流すのは、一線を越えています。

 地震の直後に「動物園からライオンが逃げた」などとツイートするのと同等の悪質さです。
twitter.com

カルト化する小山田圭吾ファンクラブ

 固定されたツイートの内容もひどいものです。

一次情報:山崎洋一郎と村上清が直接聞いた話
二次情報:上記を掲載したROJとQJ
三次情報:上記二誌を改竄して2006.11.15に記事とした「孤立無援のブログ」
四次情報:上記匿名ブログを引用したTweetで1.2万RTを重ねた「はるみ」アカウント(7.15)
五次情報:毎日新聞(7.16)
六次情報:モーリーの28連Tweet

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 正確な情報とは次のようなものです。

・一次情報とは、本人が直接の体験から得たオリジナルな情報、考察など。
・二次情報とは、他人を通して得た情報。テレビや新聞から得た情報もこれです。
・三次情報とは、情報源が不明の情報。

 したがって本件に照らすと、一次情報者は、小山田圭吾、その同級生、被害者家族。
 あとは、すべて二次情報です。
 また、本人情報という点で、山崎氏や村上氏が一次情報者になることもあれば、私や「はるみ」氏やモーリー・ロバートソン氏が一次情報者になることもあります。

 これはもう、日本語がちゃんとわかるかというレベルの話で、いくら説明を工夫したところで、わからない人にはわかりません。
 私のブログを三次情報としているのもデタラメなら、「改竄して」記事を書いたという記述も一発アウトのデマです。
 五次情報だの六次情報だのと書くツイッタラーの信憑性はゼロです。

 ところが、このデマは、すでに多くの人々によってリツイートされています。
♪「小山田圭吾のためならデマでも流す、それがどうした文句があるか――」。
 正義を振りかざす「小山田圭吾ファンクラブ」のゆかいな仲間たちをご覧ください。


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こべにのいじめ紀行

 
 こべにid:kobeni_08 という人気ブロガーがいて、「小山田圭吾氏いじめ記事に関する検証」という記事を書いています。「間違い等あればご指摘ください」とあるので、間違いを指摘したのですが、いまだに訂正もされません。
 こべにはツイッターもやっていて、前述のデマツイートに「いいね!」をして、拡散しています。

 働く母として子育てエッセイなどを書いて、多くの企業案件も手掛けるなど人気ですが、何を思ったのか、小山田圭吾の名誉回復運動にのめりこんでいます。
 それも事実に即した検証ならまだしも、ただの憶測を並べたヨタ記事を書き散らしています。
 自説に都合のよい根拠だけを選び取り、こじつけることをチェリーピッキングといいますが、こべにの手口はまさにこれです。

 こんなことに関わっても御自身の評判を落とすだけだと忠告しましたが、聞く耳を持ちません。
 まともなお友達は去っていき、集まってくるのは、障害者を同じ人間とは思ってないような人たちばかりです。

 こべにのやっていることは、差別の助長です。
 当人にその自覚がないだけに、たちが悪いです。
www.kobeniblog.com
twitter.com


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過去記事を修正した理由

 7月16日に、小山田圭吾が謝罪文を公表しました。
 太田出版や山崎洋一郎の謝罪文によっても、元記事が差別を助長する不適切なものであることは確定しました。
 これら当事者による謝罪文を、私は尊重したいと思います。

 そして、私も過去に書いた記事を修正しなければならないと思いました。

 小山田圭吾によれば、雑誌の記事内容は「事実と異なる内容も多く記載されております」ということです。
 これにより、元記事の信憑性はなくなりました。したがって、事実の裏付けのない元記事からの引用は、残しておくべきではないと判断し、すべて削除しました。

 私のブログによって、元記事にある障害者への偏見やいじめの手法が知られることにより、それが新たな虐待や差別につながると考えました。
 トラウマを誘発されて読むのがつらいといったコメントや、日本自閉症協会による声明でも同様の指摘があり、元記事をこのままにしておくべきではないとの考えに至りました。

 私のブログについて、様々な批判があるのは承知しております。
 私も他人を批判している以上、どのような批判でも甘んじて受ける覚悟です。
 この17年余り、一度もコメント欄を閉鎖せず、誰一人ブロックしないでやってきました。
 言論の自由の下、その考えは今も変わりません。
 様々なご意見を受け入れ、これからはより一層、精進を重ねてまいる所存でございます。
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  • おもわず横からはみ出た〇〇

    こべに氏、酷い。見たいものしか見ない。これは明日の(今の)私の姿でもあるかもしれません。自戒致します。

  • 蠱毒

    おつかれさます(特にあなたを応援しているわけでもないですが)

    いろいろ反論しているようですが、
    大衆にとって小山田の人間性やイメージが変わらない、取り戻すのが難しいように、ブログ主の人間性も過去の記事やコメントを読む限り何を言ったとしても自分にとっての印象は変わらないですね

    目的のために取った手段や思想が批判されているだけ
    今までは影でやっていたから誰からも指摘されず正しいと思っていたんだろうが、今度は自分が批判にさらされているだけ

    実際、このエントリも答えとして出したんだろうが、結局答えになっていないと思うし、答えないことがそういうことなんだろうなと思うので、
    まあなんというか自分としては納得したので、もう巡回しようとは思わないですね

    ただ、ここにはイジメサバイバーというか被害者として苦しんでいる人が多いと思うし、自分もそういう面がないわけではないので、あえて言っておきますが、
    イジメられていた側が、気づけばいじめる側になっていた、なんてこと世の中には往々にしてあることでしょう

    それを肝に銘じておいて欲しいですね
    まあそれでもわざとやっているのかもしれないけど

  • 楽しく拝見しています

    前記事
    「デマを流したのは誰か? こべに氏に抗議する」
    における天然水さんのコメントを拝見しましたが、過去のコメントも消されてるんですか?えっ、私のせい?「コメント欄には何を書き込んでもいい」というブログ主さんの発言に良心を感じて好感を抱いていたのですが、戸惑ってます。もう関わるのやめようかと思うくらいモチベーション下がりました。
    おもわず横からはみ出た〇〇 さんへの返信が後回しになってます。すいません。

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デマを流したのは誰か? こべに氏に抗議する

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真偽不明の情報源

「新婚さんいらっしゃい!」という番組があります。
 あれに出演した夫婦を知っていますが、「収録ではまじめなことも話したのに、オンエアでは全部カットされて性的なエピソードだけ使われた」と怒っていました。
 あの手の番組は、編集によって面白おかしく作られていることは、誰でも知っています。したがって、あの手の番組の情報は信頼できません。
 同じことは雑誌の記事についても言えます。
 芸能人のインタビュー記事。その情報の真偽は、読者にはわかりません。
 本人が嘘をついているかもしれない。誇張しているかもしれない、しゃべってないことをライターが加筆しているかもしれない、編集者が話の前後を入れ替えているかもしれない、あらゆる可能性が考えられます。

 小山田圭吾のインタビュー記事は、どれも真偽が不明です。したがって、これをもとに事実を検証することはできません。
 人気ブロガー、こべに氏は「小山田圭吾氏いじめ記事に関する検証」という記事を書かれていますが、検証の第一歩から間違っています。id:kobeni_08
www.kobeniblog.com

小山田圭吾の謝罪文

 こべに氏の検証によると、小山田圭吾と障害児は友人だったそうです。しかし小山田圭吾は謝罪文で、それを否定しています。

 本来は楽しい思い出を作るはずである学校生活において、良い友人にならず、それどころか傷付ける立場になってしまったことに、深い後悔と責任を感じております。
(引用元 小山田圭吾の謝罪文)

 当人による謝罪文と、こべに氏が引用した「いじめ紀行」の記述と、いったいどちらが信用できる情報源でしょうか。こべに氏が事実を検証するというのであれば、この矛盾を解決しなければなりません。
 小山田圭吾が「良い友人にならず」「傷付ける立場になってしまった」と謝罪したことを、証拠によって否定しなければなりません。
 それができなければ、元記事から都合の良い記述だけを意図的に切り貼りして、印象操作を図っていることになります。

 今のところ、情報源として確かなのは、版元の太田出版による謝罪声明、「ロッキング・オン・ジャパン」の山崎洋一郎編集長による謝罪文、「GiGS」編集部による謝罪文、そして小山田圭吾による謝罪文です。
 いずれも元記事の内容は、差別を助長する不適切なものであると認めています。

 知的障害者の親らでつくる「全国手をつなぐ育成連合会」や、障害者の当事者団体で作る「DPI日本会議」、一般社団法人「日本自閉症協会」による声明でも、差別記事だという認識は変わりません。

 こべに氏による検証は、これらの謝罪文や声明に全く触れていません。都合の悪い証拠は無視するというのでは、検証の名に値しません。彼らの見解が間違いであるという証拠をお持ちですか。
 それとも、障害者団体にさえ抗議するつもりでしょうか。

 どうやら文献調査にも史料批判にも無知なようなので、こべに氏には事実を検証する能力がありません。こんなことに関わっても御自身の評判を落とすだけなので、撤退した方がよろしいかと思います。
 まともなお友達は去っていき、集まってくるのは、障害者を同じ人間とは思ってないような人たちです。
 こべに氏にその自覚がなくても、差別を助長しています。

zen-iku.jp
www.dpi-japan.org

一般社団法人日本自閉症協会による声明
http://www.autism-japan.org/action2/2021/20210806seimei.pdf
www.asahi.com

こべに氏によるフェイクニュース

 こべに氏は、私のブログ記事「小山田圭吾における人間の研究」を取り上げて、『クイック・ジャパン』に「記載されたすべての行為を、小山田氏がやったかのように見せ」ていると批判しています。
 しかし、私は当該ブログにおいて、小山田圭吾がいじめを「やった」とは一言も書いていません。

 雑誌の記事に信憑性がないことをわかったうえで、それでもこの記事は間違いなく人権侵害だという観点から、慎重に記事を書いています。当該ブログから引用します。

・以下は、すべてこの雑誌に掲載された、小山田圭吾の発言です。(四角で囲ってある部分)
・再び、小山田の発言からの引用を続けます。
・ラストでの、小山田圭吾とライター・村上清の対談から引用します。

 このように、地の文章と、雑誌での小山田圭吾の発言とを明確に区別しています。
 地の文章においては、決して小山田圭吾がいじめを「やった」とは書いていません。

 こうした配慮は、私に著作権法の知識があるからできることです。「明確性」「明瞭区別性」「必要性」「出典元の明記」「改変しないこと」という、引用の条件を守っています。特に元記事の改変をしていないことは重要で、この記事を捏造だとかデマだとかいうのは全くの誹謗中傷です。

 作者が地の文章に書いてないことを読者が勝手に解釈するのは、誤読というものです。
 誤読するのは、読者が悪いのです。桜庭一樹の小説を誤読した鴻巣友季子のように。

作者の意図

 ブログ記事のメインは地の文章であり、引用部分はあくまでも補足です。
 では、「小山田圭吾における人間の研究」とは、どういう記事なのでしょうか。これは地の文章にはっきりと書いているように、アーチストの人格と作品との関連について論評したものです。

 こういう人物が作る音楽が、本当に、人を感動させることがあるのだろうか。
 それでも彼の音楽が、多くの人を感動させているのだとするなら、そもそも、音楽とは何か? 芸術とは何か? ということを、おれは問うてみたいわけです。
(引用元「小山田圭吾における人間の研究」)

 15年も前に書いたものを今読み返すと、青臭いながら私はじつに素直に、そして真摯に問いかけています。当時の私は、誰か頭のいい人が、この疑問に答えてくれないものかと思って、こう問いかけてみたのです。真剣に、答えが知りたかったのだろうと思います。

 こべに氏は、中学生が国語の授業で習うように、作者の意図を読み取ることが読解だと思っているようです。だから私が当該記事を書いた意図を説明しました。
 作者である私が言っているのだから、これ以上確かなことはありません。作者の意図に反する読解はすべて誤読である、ということでいいですよね。

 こべに氏が私のブログについて書いたことは、すべて間違いです。デタラメです。悪質な印象操作です。
 生半可な知識で、いいかげんな感想を書き散らさないでください。事実を検証するなら、もっと基本的なことから勉強してください。
 こべに氏が、いかに悪辣な印象操作をしているか、以下に引用します。

2 「ツイートが根拠としているのは…」

炎上の発端となったツイートが何を引用元としたかの記載。水色下線を見て頂ければわかるが、これはRT数や、また毎日新聞の別の記者がRTをしたことからも、「はるみ」氏のアカウントのツイートを指していると推定できる。

「はるみ」氏のアカウントが引用したのは、原典の雑誌記事ではない。「孤立無援のブログ」の記事だ。7/15時点の「小山田圭吾における人間の研究」を原典と比較してみると、「ファンになっていた」や「引いちゃうっていうか」など、本人がいじめ行為を「していない」と述べている箇所を、QJ原文から意図的に削除していることがわかる。

記載されたすべての行為を、小山田氏がやったかのように見せ、またそれを文中で

「こういうことを、悪びれることもなく、しゃべる、小山田圭吾という人物の、品性とは何か、と思うわけですが、」

等とまとめている。これをそのまま鵜呑みにすれば、「はるみ」氏が「障害のある同級生への壮絶ないじめを武勇伝のように語っている」という感想を抱くのも無理はない。
(引用元 id:kobeni_08「小山田圭吾氏いじめ記事に関する検証」)

 いかにも客観的な事実であるかのような、もっともらしいことを書いていますが、まったくのデタラメです。
「これをそのまま鵜呑みにすれば」「という感想を抱くのも無理はない」などという憶測を並べた感想文を書いているだけです。

 こべに氏が引用した「こういうことを、悪びれることもなく、しゃべる、小山田圭吾という人物の、品性とは何か、と思うわけですが」 の後に、前述した「音楽とは何か? 芸術とは何か?」という私の真摯な問いかけが続きます。
 またここでも私は、「しゃべる」と確かに書いており、小山田圭吾が「やった」とは書いていません。あくまで小山田圭吾が雑誌で発言したとされるその言葉を問題にしています。

 こべに氏は、私のブログから恣意的に一文を切り取って、悪意ある記事に仕立てているのです。
 北尾修一と同じです。

サンプリングとパロディ

 私が恣意的な引用をしていると批判しているのも、北尾修一と同じです。
 読者が読んで、小山田圭吾がいじめを「やった」と誤読したのは、私の引用の仕方が悪いからだと言いたいようです。しかし、その引用部分とは、すべて元記事の記述です。私は元記事を、一字たりとも改変していません。
 読者が読んで、これはひどい差別発言だ、と思ったのはすべて元記事にある記述です。私が書いた地の文章ではありません。

 何度も書きますが、元記事が差別なのです。
 元記事を読めば、小山田圭吾と沢田君は友人関係だったとわかる、というその解釈自体が、差別の助長であり、被害者への加害なのです。
 荻上チキは、TBSラジオ「Session」(2021.7.19放送)で、次のように語っています。

 今回のは、過去のいじめ加害というのが何かのきっかけで発覚した事案ではないんです。そうではなくて、小山田圭吾氏が繰り返し過去のインタビューの中で、攻撃的・露悪的な仕方で、いじめの手法というものを赤裸々に語っていた。それを読んだ人達に対して当然不快感も与えるかもしれないけれども、それを一つのエンターテイメントとして味わってほしいというか読んでほしい、というような文脈でその内容を提供している、ということになるわけですよね。そうするといじめとか差別というのをむしろ軽視するような発信というものを、アーティストになってから行なっていた問題、ということがここに関わってくるわけです。

note.com

 事実誤認があるというなら、荻上チキにも勝手に抗議してください。
 
 こべに氏も北尾修一も、私の引用の仕方がカットアップだと批判しています。
 引用の仕方もまた、批評であることを知らないのです。文芸批評など読んだこともないのでしょう。
 そもそも引用とは、テキストを切り貼りすることです。カットアップでない引用の仕方があるなら教えてもらいたいものです。
 カットアップ、サンプリング、リミックス、とは前衛芸術から生まれた表現方法ですが、今では広く知られています。

bijutsutecho.com

 こんなことは改めて説明するまでもないことですが、小山田圭吾のファンで、サンプリングを知らない人はいないでしょう。
 暴力温泉芸者のアルバム『QUE SERA SERA』には小山田圭吾が参加していますが、その楽曲には「バリバラ」出演者であるTASKE氏の声が無許可でサンプリングされています。

 ここでまた作者の意図を説明しますが、「小山田圭吾における人間の研究」の引用部分は、元記事から小山田圭吾の発言をサンプリングしています。小山田圭吾が音楽制作で得意とする手法を、文字で再現してみるという趣向です。パロディによる批評です。
 もちろんパロディという手法も、広く知られています。
 当ブログの他の記事を読めば、「ケロケロケロ、アッケラカーのカー」などというふざけたパロディばかりだとわかるはずです。まあ、パロディを理解するにも教養が必要なので、「ネタにマジレス」する者もいるわけですが。

「小山田圭吾における人間の研究」の作者という立場では、私は一次情報を持っています。だから私がこれを書いた意図を説明しました。
 こべに氏は、一次情報者である私の見解を、ぜひ検証記事に反映させてください。


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youtu.be

まとめ

 長々と書いたので、要点をまとめます。

・真偽不明の雑誌記事は、事実の検証に使えない。
・「小山田圭吾における人間の研究」の地の文章に、小山田圭吾がいじめを「やった」との記述は一言もない。
・読者が読んだのは元記事の記述であり、誤読させたのも元記事が悪い。
・「いじめ紀行」そのものが差別記事である。
・その差別記事をもとに検証し、拡散するのは、差別を助長し、被害者への加害となる。 
・「小山田圭吾における人間の研究」の引用部分は、サンプリングによるパロディ批評である。

 このように、こべに氏の検証記事には重大な事実誤認が多々あります。特に、私への誹謗中傷はひどいものです。
 誰にでも間違いや誤解はあるので、そのことは責めません。しかし、「過ちて改めざる是を過ちという」(論語)というように、過ちと知っていながら悔い改めないことは、本当の過ちです。
 速やかに記事の訂正をお願い致します。
 また、人気ブロガーという立場で、これまで私に関する誤った情報をツイッターで拡散してきたことにも、善処いただければ幸いでございます。

 電八郎 拝。

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Add Starninono0412ninono0412
  • おもわず横からはみ出た〇〇

    コメント欄で議論になっていた、
    「小山田圭吾における人間の研究」においてブログ主さんが、読者の誤読を意図していたかどうか?意図していなかったとしても、勘違いによって小山田氏が過剰かもしれない炎上に巻き込まれるきっかけとなったことに関してどう考えているのか?釈明不要と考えているのか?
    という事に関して、本エントリーは、ブログ主さんからの答えになっているのではないでしょうか。

    ・こべに氏は、私のブログ記事「小山田圭吾における人間の研究」を取り上げて、『クイック・ジャパン』に「記載されたすべての行為を、小山田氏がやったかのように見せ」ていると批判しています。 しかし、私は当該ブログにおいて、小山田圭吾がいじめを「やった」とは一言も書いていません。
    ・地の文章においては、決して小山田圭吾がいじめを「やった」とは書いていません。
    ・またここでも私は、「しゃべる」と確かに書いており、小山田圭吾が「やった」とは書いていません。あくまで小山田圭吾が雑誌で発言したとされるその言葉を問題にしています。
    ・特に元記事の改変をしていないことは重要で、この記事を捏造だとかデマだとかいうのは全くの誹謗中傷です。
    ・作者が地の文章に書いてないことを読者が勝手に解釈するのは、誤読というものです。
    ・「これをそのまま鵜呑みにすれば」「という感想を抱くのも無理はない」などという憶測を並べた感想文を書いているだけです。
    ・読者が読んで、小山田圭吾がいじめを「やった」と誤読したのは、私の引用の仕方が悪いからだと言いたいようです。しかし、その引用部分とは、すべて元記事の記述です。私は元記事を、一字たりとも改変していません。
    ・そもそも引用とは、テキストを切り貼りすることです。カットアップでない引用の仕方があるなら教えてもらいたいものです。

    これも主張の一つだと思います。納得するしないはあるかもしれませんが、「あり」なのではないでしょうか。




    イジメをやったかやってないかに関わらず、あのようなイジメを公の場で話す小山田氏とその芸術・音楽ってなんなの?って事が問いたかったと理解しました。
    それを目的とした引用において「実は引いていた」という言葉の引用は不要と判断したと。

    現時点でブログが修正されている事の真の理由は分かりませんが、これ以上の無用の誤解を避けるための配慮、とは言えるかもしれません。
    一応の決着はついた?

  • うさぐ

    元気!元気!
    お掃除!お掃除!楽しいお掃除!
    楽しく戦闘!!

    やっぱり自分に戦闘は向かないや。

  • 楽しく拝見しています

    過去のブログ記事が一部修正や削除を行っているので、一応辻褄はあってるんだけど、「今頃それ言う?」という気がするのも確かです。
    ただ私自身の記憶が曖昧で修正の検証が出来ないので、修正前のブログ記事がブログ主さんの主張と合致しているのであったらすみません。こういう点は紙媒体と異なるSNSの欠点ですね。どなたか魚拓取ってませんか?

    「こういう人物が作る音楽が、本当に、人を感動させることがあるのだろうか。
     それでも彼の音楽が、多くの人を感動させているのだとするなら、そもそも、音楽とは何か? 芸術とは何か? ということを、おれは問うてみたいわけです。」
    という一文を取り上げて頂いたのは有難い事です。私が一番気にしている事でしたから。

    おもわず横からはみ出た〇〇 さんのご意見にも賛同できる所はありますので、もう一度時間をかけて記事を読み直してみます。

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