私、宮寺達也は令和3年(2021年)4月5日付けで現東京都江東区の区議会議員である三戸安弥(さんのへあや)氏(以下、さんのへ区議)に、総額600万円の損害賠償請求訴訟を提起しましたのでご報告いたします。
また、非常に厳しい状況に置かれている私を皆様にご支援いただきたく、誠に恐縮ではございますがご支援のお願いをさせていただきたく存じます。
1. さんのへ区議との業務委託契約について
私とさんのへ区議は令和2年(2020年)1月12日に、私がさんのへ区議の情報発信や政策のサポート業務を行う業務委託契約を締結しました。
私の業務と報酬は時間単価3000円で、1ヶ月にみなし20時間の6万円というものです。そしてこの業務委託契約は12月31日までの1年契約です。以後、契約満了日の1ヶ月前(11月30日)までに破棄の申し出が無い限り1年毎に契約が更新されるものとなっております。
2020年11月30日までに私もさんのへ区議も破棄の申し出を行わなかったため、現在は2021年1月1日から2021年12月31日までの業務委託契約が継続している状況です。
2. さんのへ区議へのサポート業務について
私は音喜多氏が参院選に当選した2019年8月以降、全ての仕事と収入を失い、路頭に迷っておりました。そんな中でさんのへ区議から「私の仕事を手伝いませんか」とお誘いを受けた事はこれ以上無い救いの手でした。
私はそんなさんのへ区議に対して最大限の感謝の思いを持っております。それは訴訟を提起した今も全く変わりません。
そして間接的ながらも政治の実務に携われ、江東区民の皆様の暮らしを助ける事ができる事はこれ以上ないモチベーションでした。
「みなし20時間」という契約でしたが、私は月に70~80時間もの業務時間を費やしていました。もちろん私が勝手に仕事を増やしただけですので、請求額はみなし20時間の6万円を超えた事は有りません。
そして、さんのへ区議をもっと世の中に知って欲しいと様々な情報発信のアドバイスを行いました。さんのへ区議のツイッターのフォロワー数は2倍以上、ツイッターやブログのPVは4倍~10倍にまで増えしました。
それだけでなく、さんのへ区議が所属されている自由を守る会でトラブルが発生した際は率先して仲裁に当たり、陰に陰にさんのへ区議の政治活動を支えて来たと思っています。
また、さんのへ区議に決してご迷惑が掛からない様、私がさんのへ区議をサポートしている事は誰にもわからない様に秘密にしておりました。気付いた方はいなかったと思います。
しかし生活としては厳しいものでした。月額6万円の報酬では家賃や水道光熱費を払う事もできなかったため、食費にも事欠く生活でした。何とか生計に足る収入を得るべく就職活動を行っておりましたが、コロナ禍に加えて「さんのへ区議のサポート業務という副業を継続する前提」で私を採用してくれる企業は存在しませんでした。
そのため2020年以降、生計が維持できない状況が続いていました。生きるため、緊急小口資金や総合支援貸付等の福祉に頼ったり、また実家の母親に頭を下げて借金をしたりするなどしてなんとか命を繋いでいました。
私は苦しい時に手を差し伸べてくれたさんのへ区議への恩に報いるべく、また江東区民の皆様のお役に立つべく、まさしく命がけでこのサポート業務に取り組んで来た1年3ヶ月でした。
3. さんのへ区議からのパワハラについて
さんのへ区議もそんな私を信頼していただき、報酬は少ないながらも充実したサポート業務を続けられており、今後も続くと思っていました。
しかしながら2021年2月18日、突然にその信頼関係は破綻しました。
その2日ほど前から、さんのへ区議からの返信内容が急に「棘が有る」厳しい口調に変化し、私は「何か有ったのだろうか?」と戸惑っておりました。
そこで私は2月18日に「ずっと考えていますが、さんのへさんが僕に何らかの怒り、もしくは失望を感じられているのはわかります。ただその理由が全く分かりません。」と連絡した所、以下の様な返信が返って来ました。
さんのへ区議「宮寺さんが私達の制止を無視して人々の自由な思想・信条を否定し、訴訟し続けている事を知ったら江東区民の皆様は失望する。訴訟と情報発信を止めなさい。「それは仕事とは関係無い」と考えているのならば、サポート業務の契約を終了する」
私はあまりもの酷い内容に衝撃と、そしてこれ以上無い恐怖を感じました。
訴訟とは、現在私が自分で行っているツイッター上での誹謗中傷についての発信者情報開示請求訴訟の事です。私はこの発信者情報開示請求訴訟についてツイッターやブログで情報発信しております。
まず、さんのへ区議が2月18日までに「私の発信者情報開示請求訴訟を制止した」という事実は一切ございません。また違法な誹謗中傷に対して発信者情報開示請求訴訟を行う事は、「人々の自由な思想・信条を否定」と全く真逆です。自由な思想と言論を守るためにこそ、違法な言論と戦わなければいけないのです。
そして、さんのへ区議が私の発信者情報開示請求訴訟に口を出す権利は一切ございません。「裁判を受ける権利」は日本国憲法第32条で保障された基本的人権です。
さらに、さんのへ区議が私の情報発信の内容に口を出す権利も一切ございません。「言論の自由」「表現の自由」は日本国憲法第21条で保障された基本的人権です。
もしも業務委託契約書に私がサポート業務以外で行う訴訟や言論についての条項が有れば別ですが、そんな条項は一切ございません。さんのへ区議が私の訴訟活動、言論活動に強要を行う事は完全な日本国憲法違反の不法行為です。
しかしながらサポート業務を行い続けた過程から、現在の私は収入のほとんどをさんのへ区議からの月6万円の報酬に頼っている状況です。noteでの有料記事販売も少しずつ売上が上昇しつつ有りますが、まだ月2~3万円程度の状況です。
この「現在の私の生活がさんのへ区議からの報酬に大きく依存している」事実は、さんのへ区議も周知です。そのためさんのへ区議と私の共通認識として、さんのへ区議は私に対して極めて優越的な地位に有ります。
この状況では私はそれがどんなに不当な内容で有っても、さんのへ区議の強要を断れません。断る事は生活が破綻し、餓死してしまう事を意味するからです。
4. さんのへ区議への損害賠償請求訴訟について
そのため私は甘んじてさんのへ区議のパワハラに従わなければいけないのか、この1ヶ月半、非常に悩み続けました。
しかしさんのへ区議のパワハラは明らかに日本国憲法違反の不法行為です。現職の江東区議会議員がこの様な不法行為を行っている事を黙ったままでは、その被害はいつか江東区民の皆様にも及ぶ事になってしまいます。
そのために私は意を決してさんのへ区議の不法行為を追及する事にしました。
まずツイッターでお知り合いになった弁護士に無理を言って法律相談させて貰ったり、法テラスを活用して法律相談するなど、複数の弁護士にアドバイスを貰いました。そして公正取引委員会の相談窓口も活用して、今回の事例がどの様な不法行為に該当するかアドバイスをいただきました。
その結果、「今回の事例は、優越的地位を利用した不当な強要である。つまりパワーハラスメントに該当する」という認識に至りました。
また2月18日以降もさんのへ区議の強要は一方的にエスカレートし、ついには3月30日に契約破棄を通告されるに至りました。契約期間は2021年12月31日まで残っているため、これは完全な契約不履行です。
私とさんのへ区議の業務委託契約においては、
第8条(管轄)
本契約に関する紛争については東京地方(簡易)裁判所を第一審の専属管轄裁判所とする。
と定められています。そのため、私はさんのへ区議の行為を「パワハラと契約不履行」と判断し、このパワハラ・契約不履行に対して総額600万円の損害賠償請求訴訟を東京地裁に提起しました。事件の詳細は、
事件名 : 損害賠償請求事件
事件番号 : 令和3年(ワ)第8695号
担当 : 民事第30部
原告 : 宮寺達也
被告 : 三戸安弥
となります。初公判の日程はまだ決まっておりませんが、5月下旬から6月上旬になる見込みです。
5. ご支援のお願い
私は2019年8月に音喜多氏が参院議員に当選した後、全ての仕事と収入を失い、極めて苦しい生活に追い込まれております。
その音喜多氏とは無事に和解が成立いたしましたが、その後、こうして低報酬でさんのへ区議のサポート業務を行い続けたため生活は破綻する寸前です。こうしてさんのへ区議に訴訟を起こしたものの、お金も無いために本人訴訟です。このまま訴訟終了まで生活を続けられるかどうか、自信がございません。
そこで恥を忍んでお願い申し上げます。
何卒どうか、この記事を読んでくださった皆様に私をご支援いただきたく、心からお願い申し上げます。
支援の方法としては、まず私の定期購読マガジンをご購入いただければ幸いです。これは私が日々のニュースを解説したり、任天堂とコロプラの白猫プロジェクト特許訴訟について解説を行っているものです。
支援という意味だけでなく、皆様にとって対価に相当する有益な情報をご提供できると信じております。どちらも初月無料ですので、まずは試しに読んでみていただけたら幸いでございます。
定期購読マガジン「パテントマスターのマガジン」(月額1000円)
また、音喜多氏との訴訟と同様に銀行振り込みによる寄付もご検討いただけましたら幸いでございます。下記銀行口座に可能な範囲でお振込みをいただければと願っております。
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【銀行名】 三菱UFJ銀行
【支店名】 六本木(ろっぽんぎ)支店(店番045)
【口座形式】 普通
【口座番号】 1532102
【受取人名義】 ミヤデラ タツヤ
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今回の訴訟は音喜多氏に訴えられた時に「政治家による言論弾圧に立ち向かうのを手伝って欲しい」という内容とは全く異なります。
また、さんのへ区議が所属する自由を守る会は音喜多氏とは敵対関係です。そのため、かつて音喜多氏との訴訟の時に私を支援していただいた方にも「音喜多を利する様な真似はしたくない」と思う方も多いでしょう。そこは十二分に承知の上でのご支援のお願いになります。
私は相手が誰で有っても思う事はいつも同じです。それは
「法治主義国家の日本において法律に違反する行為と戦う」
「有権者の民意によって当選した政治家のダブルスタンダードと戦う」
です。これは相手が誰で有っても同じです。今回のさんのへ区議のパワハラ・契約不履行は明らかな日本国憲法違反であり、また「福祉を実現する」と宣言しているさんのへ区議の政策との大きなダブルスタンダードです。
私の信条である法律違反とダブルスタンダードとの戦いに一緒に立ち向かっていただきたく、皆様の応援・ご支援の程、どうぞよろしくお願いいたします。
2021年4月8日
パテントマスター・宮寺達也