「おかえりモネ」が描いた障害者スポーツのエゴ。パラリンピック的な思想とどう向き合うか。【宝泉薫】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)
東京パラリンピックが始まった。その直前には「24時間テレビ44」(日本テレビ系)も放送され、ネットではこのふたつのイベントの類似性を指摘する人を見かけた。たとえば、障害者を感動の道具にしている、みたいな指摘だ。 じつはこれに先駆けて、NHKの朝ドラ「おかえりモネ」にも障害を持つキャラクターが登場した。車いすマラソンの女性トップアスリート・鮫島祐希だ。第12週から翌週にかけて物語の中心を担...