ホオズキ市介入安価のほうがもうちょっと割れてたゾ…
というわけで初投稿です
~side:遥香~
「あなたがマツリのクラスメイトだったなんてね。」
日曜日、ななかという魔法少女に呼ばれるままに来てみると一昨日私たちを襲った魔法少女…天乃鈴音がいた。まさかマツリのクラスメイトだったなんてね。
「何ゆえ魔法少女狩りをするのですか。」
「知る必要はない…いえ、知らないほうがいいわ。私は何を言われようとこのやり方を変えない。また夜にあったら、私はあなたたちを殺す。」
殺すって…縄張り争いにしても過激すぎる。それよりも、これまで殺されたであろう人たちにも、家族がいて、やりたいこともあったはず…私が消した、消してしまった姉のように。
「私は正しいことをしている。私を止めたいのなら相応の行為で返すことね。」
スズネが去っていく。相応の行為っていうのはおそらく殺すということ…
「いきましょう奏さん。人が多い場では彼女は事を起こしません。」
とりあえずみんなで状況を整理したほうがいい。
私の家にみんなを招く。アリサ、マツリ、少し遅れてチサト。ななか達もいる。
ベクトルは違えどみんながこれ以上の争いを拒んでいる。彼女たちの意見をまとめるものとして、責任が重くのしかかる。けれどチサトに違和感があった。
「…キュウべえに聞いてみましょう。彼女の動機、それを知らないことには私たちのとるべき行動がわからないわ」
「呼んだかい?」
「あ、キュウちゃんちょうどいいところに。」
「鈴音と接触したんだね。それなら彼女が明かさないことについて聞いてくると思って呼ばれる前に来たんだ。」
「…少し、待ったを入れてよろしくて?」
「常盤さん、なにかあるの?」
「いえ、…その"真実"、聞くには相応の覚悟が要りようであるとお見受けします。生半可な覚悟で聞けば死ぬといってもいいほどの。あなたたち、その覚悟はおありですか?」
「なによ、それ程ヤバい話ってこと…?
ねぇチサト、アンタ少しヘンだけど、昨日も念話答えてくれなかったし」
話が進んでいく、悪い予感がするけど止められない。キュウべえの目が輝くと同時に映像が映し出される。その内容は…
「なによ、これ…じゃあ私たちが狩ってきた魔女って全部魔法少女だっていうの!?」
魔法少女が魔女になるというものだった。魔女になった魔法少女はおそらく鈴音と親しかったもの。けれどその真実は到底受け入れられるものではなくて。
「ふざけないでよ!なんで教えてくれなかったの!」
「聞かれなかったからね。それにこの事実を受け入れられない子も多いんだ。ただはなして円滑な関係を破綻させるのはそれこそ非効率的だしね。」
「――!」
アリサがキュウべえを叩き潰す。けれどすぐに“ソレ”は現れる。
「困るんだよね。むやみやたらに個体を潰されると。」
「なん、なのよ。魔法少女って、…キュウべえって!?」
「いいよ。教えてあげよう。少し長くなるけどね。」
キュウべえが語り始めたのは宇宙の危機。宇宙の熱的死を回避するためエントロピーを超えるエネルギー、感情エネルギーを採取するための魔法少女システム。そしてソウルジェムの真実…魔法少女の魂はソウルジェムにあり、体はただの抜け殻という事実。
「何よ…アンタらのために人を辞めさせられたってこと……?」
「相応のt――」
「去りなさい。インキュベーター。」
ななかが冷酷に刀を突き付ける。キュウべえが逃げていく。
「常盤さん…?」
「これ以上アイツの話を聞いていても、いたずらにソウルジェムを濁らせるだけ…」
「常盤も知ってて黙ってたというの!?」
「やめよう?ナナカは悪くないよ…。」
「……ごめん、私、昨日魔女を狩ったとき居合わせた魔法少女に教えてもらったんだ、そして…」
「チサト…」
「ゆっくり、受け入れていこう。」
「そうね、…今日は解散しましょう。」
心を覆うのは後悔と不安。…私も魔女と同じ側になるのかもしれない。戦いを続けていればそのうち消費が浄化を上回り始めて…それにこの運命も、希望をかなえたのなら受け入れられる人はいるのだろうか。けれど私はほんの出来心で姉を消してしまった…罪の意識にさいなまれる。逃げるように眠りについた。
お っ は ー
何とかクレイジーサイコレズ幼女を撒いたので再開です。で、今何してるかというと…
「その千里ってやつが固有魔法の解除ができるんだな?」
「そうだよ…君も飽きないね。個人情報の聞き出しをするためにこんなに個体をつぶすんだから。」
「ああ、これが終わってもお前らまたバラさなくなるからな。いい加減学習したらどうだ?」
さっきまで淫獣だったものがあたり一面に転がる~♪
周辺に散らばってる白いもの、すべてキュウべえの残骸です。固有魔法解除できる魔法少女教えないとその地のQB全殺しするよ♡と脅しをかけ実行しました。お前おかしいよ…
おそらく霧子の狙いは千里をメイン戦力にカガリをたたくことでしょう。そのために魔法少女の真実を知ってもらうとかいう外道プランを組んでいるようですが千里はそれなりに強い娘です。魔法少女の真実を知っても大丈夫です。さぁそのためには舞台づくりです。
まず糸で偽物のソウルジェムを作り、その中に濁ったグリーフシードを封入。胸につけます。
適当な強い魔女は見繕ってますので千里を魔力つけた糸で誘導し、自身で戦っておきましょう。弱くなってるので当然傷がつきますが持ちこたえましょう。魔女の攻撃を躱して躱して…合間に強化エアガンを撃ちましょう。
「大丈夫!?」
「っぐ、来るな!!」
「ボロボロじゃない、手伝うわ!」
千里の加勢により魔女の体力が溶けていきます。そら(調整済み魔法少女が神浜市外の魔女と戦ったら)そうなるよ。ただ倒すだけじゃあ…ダメそうですね。
「ごめん、トドメはせめて、俺に刺させてくれ!」
「っあなたはまだ休んで…!」
千里が静止させてきますがありったけの魔力を込め、エアガンの形状維持分も回してぶっぱなします。
「っつ…」
「やっぱり!すぐに治すから、楽にしてて!」
グリーフシードをあてがってくれるので浄化して…ここからが演技力の見せ所や。
「…にしても、なんでこんな無理をしたの?」
「…こいつだけは、俺が倒すべきだったから。仲間だったものとして、な。」
「…どういうこと…?…まさか!?」
「あんたが何を思ったのかは知らんが、たぶんその通りなんだろうな…」
「魔法少女は、そのソウルジェムが濁り切ると魔女になる…!」
「そんな…!?」
「俺たちは…キュウべえに騙されてたんだよ。」
ここでもう一押し。霧子ちゃんの胸の偽ジェムから魔女を孵化させます。これで(真実)わからせ完了!千里が何とか戦ってくれてるので撃破を確認次第ささっと結界から脱出しましょう。
~side:霧子~
この事件の黒幕に対抗するためには、固有魔法への対策が必須。その点魔法の解除ができる千里は良い駒と言えるだろう。真実というものは早めに知っておくべきもの。下地は完璧。あとは鍛え上げるだけ。堪えてくれたようだし見込み通りだ。遥香は…おそらく退場するだろうな。彼女の覚悟の糧となってもらう。
「ハルカはね、とても頭がよくて、色んなことを教えてくれるの!」
茉莉の笑顔が心に浮かぶ。振り払え。そうだ。この計画を実行するにあたりホオズキ市の魔法少女は極論どうなってもいい。最低限求められるのは黒幕の証拠。ああ、でも、千里たちのチーム、いいチームだろうな。互いのことを心配し、信頼できるチームだろう。鈴音が来るまでは笑顔が絶えなくて、おそらく遥香のリカバリーもできて…
黙れ。思考を止める。苦痛を無かったことにするのはあの虐待の中で慣れている。第一魔法少女の世界はそうだろう?如何に他人を利用するか。そして生き残るか…
どちらにせよ鈴音をある程度追い詰めるかすれば黒幕が出てくる。俺が鈴音を殺し、千里の魔法で黒幕の魔法を無力化し、ななかたちで引導を渡す。
そうだな、最低な部類に入るよ。俺は。けど、それはそれで、これはこれ。
俺はその時が来るまで裏に潜んで、やるべきことを実行していくだけなんだよ。
…なぁ、俺はなんで生きてるんだ?何人も犠牲にして、昨日の友だちに刃を向けて。出くわした魔法少女を利用して…もうやめだ。ジェムが濁る。ビルから飛び降りる。調整済みのこの人数であれば俺が出るまでもなく非調整の鈴音なら制圧できる。さあ出てこい黒幕。
・朝倉霧子
固有魔法の解除をできる千里にベット。
こういうことするときはいつも心の中ぐちゃぐちゃにしてきた。
暴走ドッペルが元に戻せるかわからないので失踪します。
アニメの"アレ"、実装しますか?
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はい
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いいえ