控訴審判決についてですが、僕はこの判決は日本の言論の潮目の変化になると思います。
それは「差別を公言する人間は公的な場に立つべきではない」という山崎さんの「論評」を司法が「十分な合理性があるもの」と判断したからです。
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返信先: さん
これまで日本の差別主義者たちは「誰にでも好きな時に、好きな場所で、好きなことを言う権利がある」というバケツの底の抜けたような「言論の自由」論を掲げて差別的な言辞をあらゆる場所で広言してきました。今回の判決は「公的な場では言ってはいけないことがある」という常識を確認したものです。
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私的な場で、私的な媒体を通じてその政治的主張を語ることは個人の自由に属します。僕はそれを「やめろ」とは言いません。でも、「公的な場では言ってはいけないこと」は公的な場では口にしてはいけません。それが公私の別ということです。ダブルスタンダードなんです。
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この10年「公的な場ではふつう口にされなかったような無根拠で、攻撃的で、生臭い言葉づかい」をする人たちがメディアでもてはやされてきました。それまでの「公的な場では建前しか口にできない」抑制への反発からです。そういう気分は僕にもわかります。同じことは以前にもありましたから。
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でも、「反知性主義的語法」は「建前ときれいごと」の語法が支配的な時代には一種の爽快感をもたらします。でもそれが10年も続くと「うんざり」してきます。知的生産性がないからです。排水口に流した水をまた蛇口から飲まされているような気分になってくる。
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この後「公的な場では、それにふさわしい品位と節度と論理性をそなえた言葉を語る方がいい」という常識が再び支配的なものになると思います。ただ、これも一過的なものでまた10年もすればまた別の暴力的な言葉づかいが登場するでしょうけれど。
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