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新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種に関する情報
このホームページの構成は、以下のとおりです
1.接種実績
(1) 一般接種(住民)
| 全人口 | うち高齢者 | |||
| 接種数(※1) | 接種率(※2) | 接種数(※1) | 接種率(※2) | |
| 1回目 | 2,604,290 | 50.82% | 1,258,884 | 89.13% |
| 2回目 | 2,063,261 | 40.27% | 1,233,604 | 87.34% |
※1 接種数は、VRS(ワクチン接種記録システム)に記録されたデータを用いています。
※2 接種率は、令和3年9月1日更新分(令和3年8月31日時点)から、【総計】令和3年住民基本台帳年齢階級別人口(市区町村別)を母数として算出しています。
(2) 医療従事者等優先接種
令和2年度受付分について、概ね接種終了
2.ワクチン接種の目的
新型コロナウイルスワクチンは、発症を予防し、重症者や死亡者の発生をできる限り減らすことを目的としています。
(1) 現在、日本で使われているワクチンについて
日本では、現在、ファイザー社、武田/モデルナ社、アストラゼネカ社のワクチンが薬事承認されており、
うち、
- ファイザー社(コミナティ®筋注)
- 武田/モデルナ社(COVID-19ワクチンモデルナ筋注®)
のワクチンが、予防接種法における接種の対象となっています。
※ それぞれのワクチンの詳しい説明はこちらです
(厚生労働省ホームページ)(新しいウィンドウで開きます)
〇 接種回数と接種の間隔について
ファイザー社製、武田/モデルナ社製のいずれも2回の接種が必要です。
(同じワクチンを2回接種します。)
| ファイザー社(コミナティ®筋注) | 武田/モデルナ社 (COVID-19ワクチンモデルナ筋注®) |
|---|---|
| 通常、3週間の間隔 | 通常、4週間の間隔 |
※ いずれのワクチンも、標準の接種間隔を超えても、2回目の接種を受けることができますので、なるべく早く2回目の接種を受けましょう。米国やEUの一部の国では、1回目から6週間後までに2回目を接種することを目安としています。
※ 接種後に現れた症状の種類によっては、2回目の接種を控えたほうがよいこともあります。接種後に気になる症状が現れた方は、2回目の接種を受けるかどうかも含めて、かかりつけ医や接種医療機関にご相談ください。
(2) ワクチンの有効性について
ワクチン接種を受けた人の方が、受けていない人よりも新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないことが分かっています。
現在、日本で使用されているファイザー社製、武田/モデルナ社製のワクチンは、いずれも薬事承認前に、海外で発症予防効果を確認するための臨床試験が実施されており、いずれも高い発症予防効果が確認されています。また、重症化を予防する効果が期待されています。
(3) ワクチンの安全性について
ファイザー社のワクチンと武田/モデルナ社のワクチンは、いずれも
臨床試験で安全性を確認した上で承認され、既に世界各国で接種されています。
また、国内における接種開始後も、国において、「接種後の健康状況調査」(厚生労働省ホームページ)(新しいウインドウで開きます)や「副反応疑い報告」(厚生労働省ホームページ)(新しいウインドウで開きます)等により情報が収集され、専門家による評価が行われています。
※ 副反応については、コチラをご覧ください。
(1) 接種対象者
ワクチン接種を希望する以下の方が対象です。
- ファイザー社製:接種する日に12歳以上の方
- 武田/モデルナ社製:接種する日に18歳以上の方
接種は強制ではありません
発症予防効果などワクチン接種のメリットが副反応などのデメリットよりも大きいことを確認して、皆さまに接種をお勧めしています。しかしながら、
接種は強制ではなく、あくまでご本人の意思に基づき接種を受けていただくものです。
接種を望まない方に接種を強制することはありません。また、受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。
体質や持病等の身体的な理由を含め、様々な理由により、ワクチンを接種することができない方、望まない方もいます。
ワクチンを接種していない方に対し、接種の強制や、差別、いじめ、不利益な取り扱いを行うことのないよう皆様にお願いいたします。
NO!ワクチン差別 啓発ポスター [PDFファイル/659KB]
〇 接種ができない方
一般に、以下の方は、ワクチンを接種することができません。当てはまると思われる方は、かかりつけ医にご相談ください。
- 明らかに発熱している方
- 重い急性疾患にかかっている方
- ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症の既往歴のある方
- 上記以外で接種を受けることが不適当な状態にある方
〇 接種に注意を要する方
一般に、以下の方は、ワクチンを接種するにあたって注意が必要です。当てはまると思われる方は、該当する項目を予診票に記載してください。
- 過去に免疫不全の診断を受けた方、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
- 心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害などの基礎疾患がある方
- 過去に予防接種を受けて、接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状が出た方
- 過去にけいれんを起こしたことがある方
- ワクチンの成分に対して、アレルギーが起こるおそれがある方
ワクチン接種は体調がよいときに受けることが基本です。特に基礎疾患のある方は、症状が悪化していたり、全身が衰弱している場合は避けた方がよいと考えられますので、かかりつけ医にご相談ください。
また、抗凝固療法を受けている方、血小板減少症または凝固障害のある方は、接種後の出血に注意が必要です。
〇 接種の順位
| 順位 | 接種対象者 |
|---|---|
| 1 | 新型コロナウイルス感染症患者に接する医療従事者等 |
| 2 | 高齢者(令和3年度中に65歳以上に達する方) |
| 3 | 基礎疾患を有する方や高齢者施設等で従事されている方 |
| 4 | その他の方 |
※ 1、3の具体的な範囲については、コチラ(厚生労働省ホームページ)(新しいウインドウで開きます)
(2) 接種費用
接種費用は無料です。(全額公費)
行政機関をかたった「なりすまし」にご注意ください!
市区町村が電話やメールで個人情報を求めることはありません。詳しくは便乗悪質商法の注意喚起!(消費者庁ホームページ)(新しいウインドウで開きます)をご確認ください。
(3) 接種場所
原則、居住地(住民票所在地)の市町村で、ワクチン接種をしていただきます。
※ 県内各市町村の問い合わせ窓口及びホームページのURLはコチラ [PDFファイル/100KB]
〇 住民票所在地と異なる市町村にお住まいの方について
遠隔地へ下宿している学生、出産のために里帰りしている妊産婦、単身赴任者等については、住所地外接種届を行う(市町村によっては、 コロナワクチンナビ住所地外接種届(厚生労働省ホームページ)(新しいウィンドウで開きます)で手続きが可能です)ことにより、お住まいの市町村で接種することが可能です。
また、
- 入院・入所者
- 通所による介護サービス事業所等で接種が行われる場合における当該サービスの利用者
- 基礎疾患を持つ者が主治医の下で接種する場合
- 副反応のリスクが高い等のため、体制の整った医療機関での接種を要する場合
- 市町村外の医療機関からの往診により、在宅で接種を受ける場合
- 災害による被害にあった方
- 拘留または留置されている者、受刑者
- 国または都道府県等が設置する「大規模接種会場」で接種を受ける場合
- 職域接種を受ける場合
については、市町村への届け出は不要です。
(4) 接種の手続き
1.接種券を確認する
お住まいの市町村から「接種券」が届きますので、同封の案内をよく読んで、接種の準備を進めてください。
2.医療機関/接種会場を探す
1.の案内や市町村のホームページ等に従って、ワクチンを受けることができる医療機関や接種会場を探してください。
《参考》
県内各市町村の問い合わせ窓口及びホームページのURL一覧 [PDFファイル/100KB]
コロナワクチンナビ 接種会場を探す(厚生労働省ホームページ)(新しいウインドウで開きます)
3.予約する
1.の案内や市町村のホームページ等を参考に、予約をしてください。
〇 接種当日の基本的な流れ
1.自宅での体温測定
接種前にご自宅で体温を測定しましょう。
明らかな発熱がある場合や体調が悪い場合などは、接種を控え、予約した市町村の窓口や医療機関
に連絡してください。
2.会場へ向かうための準備
接種券や本人確認書類等、市町村からの案内に記載されている持ち物を準備しましょう。
肩を出しやすい服装で会場に向かいましょう。
3.受付
接種券や予診票、本人確認書類等の確認が行われます。
4.予診
予診票の確認、問診、検温、同意の確認等が行われます。
予診の結果、接種不適当者に該当すると判断された場合には、接種できません。
5.接種
通常、上腕の三角筋に接種します。
6.接種後の経過観察
接種後にアナフィラキシーが起こることがあるため、少なくとも15分以上、接種会場で座って様子を
みます。
過去にアナフィラキシーを含む重いアレルギー症状を引き起こしたことがある方や、採血等で気分が
悪くなったり、失神等を起こしたりしたことがある方は、30分程度様子をみます。
7.帰宅後の注意点
通常の生活は問題ありませんが、激しい運動や過度の飲酒等は控えてください。
接種部位は清潔に保ちましょう。
接種当日の入浴は問題ありませんが、接種した部分は強くこすらないようにしましょう。
(1) 接種後の副反応
接種後、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み等がみられることがあります。
また、まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生します。
接種後、数日以内に現れる可能性がある症状
- 接種直後よりも翌日に痛みを感じている方が多くいらっしゃいます。
- これらの症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。
- 疲労や関節痛、発熱など、1回目より2回目の方が、頻度が高くなる症状もあります。
- ごくまれですが、ワクチン接種数日以内に、軽症の心筋炎・心膜炎を発症した例(若い方、特に男性、2回目接種後が多い傾向)が報告されています。接種後数日以内に、胸痛、動悸、息切れ、むくみ等の症状があれば、すぐに医療機関を受診し、ワクチンを接種したことを伝えてください。
〇 アナフィラキシーについて
まれな頻度ではありますが、接種後すぐにアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が起こることがあります。
- 薬や食物が体に入ってから、短時間で起こることのあるアレルギー反応です。
- じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が、急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合を、アナフィラキシーショックと呼びます。
- 起こることはまれですが、接種後にもしアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応できるよう、接種会場や医療機関では、適切な医療体制を整備しています。
〇 副反応に関する詳しい情報
副反応に関する詳しい情報は以下のリンク(新しいウインドウで開きます)をご参照ください。
- 新型コロナワクチンQ&A ワクチンの安全性と副反応(厚生労働省ホームページ)
- 新型コロナワクチンの有効性・安全性について(厚生労働省ホームページ)
- 新型コロナワクチンの副反応疑い報告について(厚生労働省ホームページ)
(2) 副反応に関する相談窓口
〇 福岡県新型コロナウイルスワクチン専用ダイヤル
福岡県では、ワクチン接種後の副反応など医学的な知見が必要となる専門的な相談に対応するため、専用ダイヤルを設置しており、専門的な知識を有する薬剤師が相談に応じています。
市町村窓口に繋がらないという問い合わせは、医学的な相談を必要とする方の問い合わせの機会を損なうことになりますので、ご遠慮ください。
- 電話番号:0570-072972(ナビダイヤル) ※通話料がかかります
- 対応時間:24時間(土日・祝日も実施)
〇 外国語で相談を希望される方の相談窓口
副反応に係る相談について、以下の19言語にも対応しています。
対応言語(19言語):
英語、中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、ネパール語、
ミャンマー語、タガログ語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、
イタリア語、ロシア語、マレー語、クメール語、モンゴル語、シンハラ語
- 電話番号:092-687-4884
- 対応時間:24時間(土日・祝日も実施)
〇 聴覚障がい者専用相談窓口
コロナウイルスワクチンの副反応等に関するご相談
(福岡県聴覚障害者センター ホームページ)(新しいウインドウで開きます)
(3) 健康被害救済制度
一般的に、ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障がいが残ったりすること)が、極めて稀ではあるものの避けることができないことから、救済制度(厚生労働省ホームページ)(新しいウインドウで開きます)が設けられています。
新型コロナワクチンの接種によって健康被害が生じた場合にも、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金の給付等)を受けることができます。
申請に必要となる手続きなど、詳しくは、お住いの市町村にお問い合わせください。
6.関連リンク
厚生労働省ホームページ
- 新型コロナワクチンについて(新しいウインドウで開きます)
- 接種についてのお知らせ(新しいウインドウで開きます)
- 新型コロナワクチンの有効性・安全性について(新しいウインドウで開きます)
- 新型コロナワクチンについてのQ&A(新しいウインドウで開きます)
- ワクチン開発と見通し(新しいウインドウで開きます)
首相官邸ホームページ
- 新型コロナワクチンについて (新しいウインドウで開きます)