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おかしな転生 作者:古流 望

第30章 暗闘のフィナンシェ

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317話 春うらら

 春爛漫。元より雨の降りやすい青上月ではあるが、地形改善を行ったモルテールン領では連日雨が続いていた。

 南部独特の高い気温と、雨による湿度の上昇。二つが組み合わさることで産まれるのは、不快指数の上昇である。


 「あ゛あ゛、鬱陶しいったらねえ!!」


 領主館の執務室。

 モルテールン家の大番頭シイツが、少しばかり癖の増した髪を搔きむしりながら怒鳴った。


 「僕的にはカカオ豆の生育や砂糖作りにプラスなので好ましい気候なのですが」

 「そんなもんで喜ぶのは坊だけでしょうが」


 モルテールン領を取り囲っていた山脈を、魔法の力を使って強引に切り開いた結果、今まであれば喜ばしかった雨も有難みが減った。

 気温と湿度の合わせ技は、仕事が忙しい連中の心を苛立たせる。


 唯一モルテールン家で例外的に今の気候を喜んでいるのは誰か。

 それは勿論ペイスだ。

 カカオの生育や、砂糖の原料となるサトウモロコシの生育。或いは最近になって導入し始めたサトウキビなどの生育にとっては、適度な雨と高めの気温というのは好ましい。それはすなわち、お菓子を何よりも愛するペイスにとっても好ましいことなのである。


 「そんなもんとは随分乱暴な言葉ですね。チョコレートがどれだけの利益を上げるのか、前にも説明したでしょう」

 「美味い菓子だってなあ認めますがね。俺は未だに坊の言ってた話を話半分に聞いてるんで」


 ペイスがカカオ豆に常識外れな対価を支払った時。シイツは勿論反対した。ペイスが頭のおかしいことをやらかすのは今に始まったことではないが、それにしたってたかが豆に、ちょっとした領地の予算総額ぐらいはありそうなコストを投じるなど、正気の沙汰には思えなかったからだ。領主のカセロールとて、シイツの意見に賛同する。

 次期領主は、父親やシイツに対しても説得を重ねた。

 カカオ豆と、そこから出来るチョコレートの可能性を説明(プレゼン)したのだ。

 絶対に、この豆は将来的に投資に見合う利益を産む。間違いなく利益を上げて見せると。

 チョコレートの美味しさや、製菓における重要性を誰よりも知るペイスだからこそ断言出来た。

 結局、ペイスがそこまで言うのならばとカセロールは納得したが、シイツは未だにペイスの言葉を疑い気味に見ている。

 この場合、正しい判断なのはむしろシイツであり、息子の荒唐無稽な意見を無条件に信じるカセロールがおかしい。


 「よろしい。いずれ僕の言っていることの正しさを証明して見せますよ。その為にも、もっともっとカカオも増やし、砂糖も増やし、お菓子をいっぱい作らねば」


 論より証拠。

 百聞は一見に如かずと、ペイスは決意を新たにする。

 チョコレートが量産できるようになれば、モルテールン領が持つ価値は更に一段増すのだと、こぶしを握って力説した。

 これからもやるべきことはいっぱいありますよと朗らかに話すペイスに対し、従士長は若干呆れ気味である。


 「俺はこんなジメジメした環境で、これ以上の仕事なんざ御免ですぜ? 仕事を増やすんなら、坊が自分で処理して下せえよ」

 「そうは言っても、元々仕事は溜まってますからね」

 「クソッタレが」

 「そう悪態をつかないでください。一つ一つやっていけば大丈夫ですよ」

 「政務の内容がコレですぜ?」


 シイツが執務机の上を指す。

 そこに積まれているのは、領主代行のペイスでしか処理できない案件の数々。


 「……何ですか、これは?」

 「嘆願書と決済と裁定」


 嘆願書というのは、領主に対しての要望を訴え出ること。或いはその訴えの内容を記したもの。

 基本的に平民が訴え出た嘆願については、分野ごとに担当の従士達で処理できる。そういう体制を作ったのがペイスやカセロールなのだから間違いない。

 道路の幅を広げて欲しいだの、小麦の値段が去年より高くて困っているだの、その手の生活に身近な細々した話だ。例えば森のことならガラガンが、自分の権限の中で大半は決済できるだろうし、新村に関することならトバイアムやコローナ辺りが独断で多くを決済できる。しかし、決済出来ないこともある。

 執務机の上に載っているということは、少なくとも従士では解決できない嘆願であることを意味する。

 決済についても同じだ。決済の場合は嘆願ではなく、既に決めたことを了承して欲しいという内容。従士クラスの権限で決められることも多いのだが、どうしても従士クラスでは決められないこともある。例えば家畜に関することならばスラヴォミールが殆ど決めるが、領地を跨いで家畜が逃げてしまった、というような場合なら捕まえに行くにも従士の一存という訳にもいかない。

 或いは裁定。基本的にモルテールン領内の決まりごとは領主であるモルテールン家が決めるし、裁判も全てモルテールン家が管轄する。

 酒場の揉め事や、住民同士の諍いであれば、従士にもその場での簡易な裁判権が認められているので、余程のことが有ってモルテールン家に訴え出ない限り(現代的には上告にあたる)は、それで片が付く。

 ところが、これが貴族相手であった場合。明らかに貴族に非があって、従士が対応したのならばともかく、判断があやふやな場合はモルテールン家に、或いはその上に裁定してもらわねばならない。

 嘆願に決済に裁定。どれにしたところで、部下の手に負えないケースがある。それが、対貴族のケースだ。


 「内容を聞いているんじゃありませんよ。何でこんなに貴族がらみの事案が増えているのかと聞いています」

 「そりゃ、龍の赤ん坊のせいでしょうぜ」

 「ピー助の?」


 目下、モルテールン領では龍の赤ん坊が育てられている。ペイスに対して非常によく懐いた龍の子はピー助と名前を付けられ、可愛がられていた。

 それがどうして政務における貴族案件の増加に繋がるのか。


 「生きたドラゴンを馴致(じゅんち)出来るのはうちだけってのが分かったんですぜ?」


 大龍の生き血は癒しの力が有り、鱗は希少な魔法金属の素材になり、肉は高級食材に使われる。動く金塊と言っても過言ではない。

 特に、鱗や爪といった、生きていれば“生産”出来るものの価値は大きい。


 「ああなるほど、モルテールン領に鉱山が発見されたようなものですか」


 領地貴族にも、裕福な貴族と貧乏な貴族が居る。

 裕福な貴族というのも色々だが、鉱山を自領に抱える貴族というのは、総じて裕福である。

 もし龍の子を、貴重な魔法金属を生産する為の“素材採集地”とみなすのであれば、モルテールンに鉱山が一つ見つかったのと効果は等しい。


 「それも、唯一無二の希少鉱山ってくりゃあ、一枚噛ませろって話がわんさか」

 「それが、この書類の山という訳ですか」


 鉱山にも等しい富の源泉がモルテールンにあるとなれば、利に敏い人間は必ず寄ってくる。

 弱肉強食の貴族社会を見れば、当たり前のことだ。


 「そういうことで。おまけに、その噂があちこちに吹聴されたもんで、紹介状やら委任状やらを持った商人も押しかけてきて」

 「ふむふむ」


 貴族が自分自身で出向くというケースも無くはないが、教育水準が偏っている世界。貴族と言えども、数字に弱いことは珍しくない。それ故、計数に明るい人間を自分の代わりとしてモルテールン領に派遣するケースが増えている、とシイツは言う。

 まさか、貴族の名代としてやって来た人間を門前払いする訳にもいかない。話ぐらいは聞く必要が出てくるし、話を聞いたならば、何卒良しなに等とお願いごとの一つや二つ出てくる。

 貴族がらみの嘆願や決済が増える理由だ。


 「護衛って名目で腕利きの家人を付けて寄越す奴らも多く、そういうのに限ってうちで威張り腐って揉め事を起こし」

 「ふむふむ」

 「領民からは訴えの山が出来上がりって寸法でさあ」


 貴族の、或いはその名代の護衛。

 従士階級や、下手をすれば騎士階級の人間が武装してやって来る。まともな人間ならばいいが、腕っぷしと家の権威を笠に着て、横柄に振る舞う人間も居る。

 そもそもモルテールン領は領主と領民の関係性が極めて近しい特殊な領地。当人が横柄に思っていなくとも、モルテールン領民からすれば乱暴に見えたり、威張って見えることも多々ある。

 当然、護衛の側もそういった“歓迎されない雰囲気”には気付く。

 これで横柄な態度を戒めるならばともかく、多くのケースは平民如きに舐められては名誉に関わる、などと輪をかけて居丈高になるのだ。

 これで領民が訴え出れば、流石に従士達には荷が重い。

 結果として生まれるのは、裁定待ちの書類の山という訳だ。


 「実に面倒なことですね」

 「かといって、放置も出来んでしょう」

 「片付けるしかありませんか」


 ペイスが大きくため息をつく。

 気の置けない部下と漫談をしていても始まらないと、書類の山に向き合う。


 「お願いします。まずはこっちから」


 シイツが、整理された書類の山から一つを取り出す。


 「カールセン子爵の縁者が、モルテールンに来て両替で揉めた?」


 書いてある内容は、モルテールン家とも友好関係にある貴族家の縁者が、モルテールン領内でトラブルを起こしたというもの。

 一応その場では収まったのだが、領主家の判断が必要なことであると部下から上がって来たものだ。


 「交換比率が悪すぎると」

 「そうは言っても貨幣の交換比率なんてうちは関与していないじゃないですか。完全に民間の問題ですよ?」


 神王国においては、通貨が数種類流通している。主に王家の発行している貨幣が使われるのだが、モルテールン領を含む南部では過去の経緯からレーテシュ伯爵家の発行する貨幣も一般的な貨幣として流通していた。

 今までであればモルテールン領までわざわざ来るような人間は少なかった為に、プラウリッヒ金貨かレーテシュ金貨のどちらかを持っていれば事足りた。

 しかし、遠方や海外からも人が来るようになったことで、南部ではあまり一般的でない貨幣を持ち込む人間も増えたのだ。

 モルテールン家としては一般的に使っている貨幣のみを受け取ることにしているので、遠方の人間は両替を必要とする。

 両替をするのは、幾つか出店している商会の仕事。というより、モルテールン家がしゃしゃり出れば民業圧迫でしかないし、そもそもモルテールン家は遠方の貨幣など持っていても邪魔なだけなのだ。


 「うちに、大量の金貨が有るのがいけねえ。金貨の価値が下がり過ぎてるんでさあ」


 両替は民間のやること。

 しかし、今のモルテールン領は活況。龍の素材が馬鹿みたいに高値で売れたこともあり、プラウリッヒ金貨やレーテシュ金貨が領内に唸っている。冗談抜きに金貨が余っているのだ。

 必然、金貨そのものの価値も下がり、それなりにインフレ傾向にあるのだ。

 外貨を両替しようとした際に、思っていたよりも価値が下がっていた、というケースが最近頻発しているという。


 「……金貨、ですか。いっそ鋳つぶして金塊にしてしまっても良いですけどね」

 「王家の紋章を刻印された金貨を鋳つぶしたなんてバレたら、即刻不敬罪で謀反扱いですぜ」

 「分かっていますよ。少なすぎても問題ですが、金貨が多すぎてもトラブルになる。悩ましい」

 「相場を固定しますかい?」


 貨幣の交換レートを一意に定めるというのは、通貨の交換で起きるトラブルを防ぐには有効な手段だ。少なくとも現代でも幾つかの例がみられるほどには一般的な政策である。

 しかし、しばらく考え込んだペイスが出した結論は否であった。


 「……悪手のような気がしますね。経済は生き物ですから、実態と乖離した相場は必ずどこかで歪が産まれる」

 「そんなもんで?」

 「経済については追々。差し当たって、この件については当家に持ち込むように促しましょう。うちの中の話であれば、多少の“相場操縦”も可能ですから」

 「分かりました」


 民間でお金が出回り過ぎているから価値の変動が大きいというのであれば、内々に持ち込んでもらえれば手心も加える。ペイスはそう判断した。


 「ただし、相手には口外無用を徹底させておくように。他所の人間が我も我もと押し寄せて来られても困ります。あくまで仲のいい友家だからこそ秘密裡に助けるという態でいきましょう」

 「了解でさあ」


 仲の良い家は秘密裡に助ける。そうでない家は、交換レートの乱高下で一喜一憂せねばならない。何とも辛辣であるが、ペイスに迷いはなかった。


 「それで、次は……」


 幾つかの懸案を迅速に処理していく中。

 シイツが、何個目かの問題をペイスに渡そうとした時だった。


 「失礼します」

 「はいどうぞ」


 扉がノックされ、許可を受けて一人の男が入ってきた。


 「おや、コアンじゃないですか」

 「ご無沙汰しております」


 執務室に入ってきたのは、コアントロー。

 モルテールン家ではシイツに次いで重鎮と言える股肱の臣である。

 現在は王都のモルテールン家別邸を丸ごと差配しており、モルテールン領に戻ることも無かったのだが、どうしたというのだろうか。

 ペイスは疑問を顔に出さず、笑顔で応対する。


 「久しぶりに顔を見ましたが、元気そうですね。王都で何かありましたか?」

 「王都は恙なく。今日は若様を連れてこいと命じられて送られました」


 どうやら、カセロールの魔法で送られてきたらしい。

 コアンをわざわざ送り出しての用事が、ペイスの招聘。


 「父様からの呼び出し?」


 春うららかな陽気の中、ペイスは首を傾げるのだった。





去る八月十日におかしな転生十八巻が発売されています。

どうぞよろしくお願いいたします。

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