西日本新聞社は５月１日から、本紙の月ぎめ購読料を現行の４０３７円（消費税込み）から３６３円引き上げ、４４００円（同）に改定いたします。朝刊一部売りは現行１４０円を新価格１５０円とします。読者のみなさまに負担をおかけするのは心苦しい限りですが新聞界を取り巻く昨今の厳しい環境をご理解いただきたくお願い申し上げます。
　
　本紙は、過去２度の消費税率引き上げを除き、本体価格（税別）を１９９４（平成６）年以降、２５年間据え置いてきました。この間、新聞輸送や配達に使うガソリン代や新聞の原材料費の上昇、情報技術の進展に伴う紙面編集・製作の機材の導入、システム構築、更新に要する設備投資など、経営の根幹にかかわる費用が増大しています。本社は要員削減や発行区域の見直し、取材網再編、経費節減など合理化の経営努力を続け、購読料を維持してきました。しかし、こうした自助努力も限りがあり、苦渋の決断のもとに購読料を改定いたします。
　
　西日本新聞は九州を代表する広域郷土紙として、これからも暮らしに役立つ質の高い情報を発信し、戸別配達網を守ってみなさまの元に確実に届けます。そのために不断の経営努力を続け、一層の魅力ある紙面づくりと読者サービスに努めます。幕を開ける新時代「令和」を活写する報道にご期待いただき、変わらぬご愛顧をお願いいたします。
　
　▼西日本新聞社
　
＝2019/04/18付 西日本新聞朝刊＝