FW mobile story and philosophy

はじまり

「世界ってもっと便利になる。広告もいらない。目立つ立地も要らない。作り手の声と口コミだけで、顧客は自分に合った商品を選ぶことができる」
そんな想いで僕たちは、注文と決済をより簡単に行うシステムの開発をスタートさせました。

「アプリにしよう」

様々な媒体の選択肢の中から、スマートフォンアプリを選択したのは、独自の世界観の作り込みがブランド構築の重要要素だと考えたから。
スマホ画面の中に、店舗で言うところの「内装とサービス」を再現することを目標としました。モバイル販売でも空気感まで「リアル」を再現することが大切と考えています。

コンマ1秒で勝負が決まる

アプリの違いって何だろう?
よく使うもの。そうでないもの。一瞬のひらめきが動作環境をとおして手指のように伝わる。そんな自然体のシステムを作るには「ゼロコンマ1秒の反応」を改善する作り込みが必要でした。

顧客の需要は2時間でなくなる

ECショップでの出来事。

人気のゴールデン番組で商品紹介された時に気がつきました。番組紹介からネット商品の販売はうなぎのぼり。放映2時間後までをピークに販売数も閲覧数も一気に下がることをデータで実感。
「購買行動を引き起こすメディア影響は2時間が賞味期限」だと知りました。

全てのものがモバイルで手に入る世界

顧客との関係構築に最も重要なのは「タイミング」

絶対的タイミングを逃さない販売戦略には、まず24時間商品の販売が可能であること。僕たちは【アプリチューモン】と名付け、アプリ化を進めました。買いたいと思ったときに「いつでも・どこでも」購入できる環境があれば、販売者も購入者も機会を逃しません。

これからの「売れる商品」は変わります。

世界はどんどん進化しています。お店でお客様の来店をじっと待つ時代は終わり、SNSやネットを通じて、個人がメディアの役割を行います。

僕たちはアプリチューモンの高い販売性能を信頼しています。このアプリは、購買の方法や商品の販売方法を変えるだけでは完成しません。


レストランのテーブルでメニューを選ぶ時と、予約で事前に商品を購入するのでは、売り方も売れる商品も違います。より特徴のある商品を顧客は探すでしょう。シェフは売りやすい商品を作るのではなく、ワザワザ食べに行きたい料理を作りアプリにリアルなメッセージとともに載せるようになるでしょう。
ベーカリーでは「一番美味しい時間」に焼きたてのパンを買いに行くことができます。購入者はアプリから焼き上がりを知り予約します。お店は商品だけでなく情報を提供することで価値を生み出します。アイデアのある生産者を求めて顧客は、ありとあらゆるところから情報を集めるでしょう。


アプリチューモンがつくる未来

僕たちはアプリチューモンを通じて、未来の販売を実現させたいと考えています。
商品開発者や生産者の人々が『本当に作りたかったもの』を情熱を持って作ることができる世界。それがシームレスに直接的に情報が伝わり、かつ、瞬時に購入できることで、「どれだけ世界を変えていけるのか」に僕たちは今もワクワクしています。


西川祐輔・河村征治