ハードモード1年放置神浜を実況プレイ   作:hukinoto

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神名あすみを知りたい人はほかの作者様の小説が描いてますしpixivやニコニコでもキャラ設定観れるよなので初投稿です


11:決戦への狼煙

さて、引き続き決戦への準備を……ってあぶねぇ!?あきらさん!?美雨さん!?

オンドゥルルラギッタンディスカー!

 

「ななかをだますのはやめてもらって構わないか?」

 

「ウソもたいがいにするネ。」

 

あっこれ完全に記憶操作はいってますね。日向華々莉も本気モードというわけか。

この状況はかなりまずいです。ななかに連絡を取りましょう。

 

(お前んとこの仲間におそわれてるが、契約破綻ということでいいか?)

 

(いえ、私はそのような命令をっ…出していません!)

 

(誰と戦っている!?)

 

(かこです!急におかしくなって…!、おそらく、"真の敵"が動き出したといっていいでしょうね。)

 

ななか一派の組長以外がカガリに洗脳喰らったみたいですね。今の調整の霧子ちゃんでは少し厳しいですが、やりようはあります。まずはエアガンでけん制しつつ、ナイフを生成。銃は盾で近接で殴る。ヤーナム式でやりましょう。

 

あきらが殴り掛かってきたので銃で目を打ち抜きます。ソウルジェムが壊れない限り死なないから誤差だよ誤差!そのまま左手を切除して痛みに悶えてるうちに左手をスッて逃走!100メートル!あきらの体は死ぬ!左手のガントレット(こ ん な と こ ろ)にソウルジェム配置するキュウべえを恨みな!

 

「やはりワタシたちを陥れるためにっ!」

 

「まぁまぁ落ち着きなよ、ちゃんと返すから…さっ!」

 

つぎに美雨がかかと落としを食らわせてきますが銃で相殺。ソウルジェムめがけてこぶしが飛んできますので下によけて大腿骨の付け根あたりにナイフを食らわせます。背中に爪が刺さってますが痛覚遮断でいたくありません。それどころか美雨が体勢を崩したのでそのまま前転の要領で美雨の頭を地面に打ち付けましょう。爪から脱出してさらに追い打ち、ジェムを握って工事完了です。

 

「ぐ…あ…ワタシ…は…」

 

「正気に返ったか?今直すから痛覚切っとけ。」

 

切断面自体はきれいなので霧子の糸で縫合。あきらも同じようにして縫合。治癒魔法で損傷を治します。その後市外で落ち合います。

かこは花びらでできた縄みたいなものでぐるぐる巻きになってますね。

 

「そういえば、ソウルジェムの秘密は知ってるか?」

 

「ええ、穢れきるとどうなるか、も。」

 

「あきらはソウルジェムを放して意識不明にした。つければ直る。」

 

「―――!―――!」

 

組長がちょっと引いてる表情してますが会話を続行します。

 

「まぁ洗脳かなんか喰らったとしても、コイツらの言い分もわかるけどな。こんな胡散臭いやつ、信用に値しないだろ?命を失わないうちに神浜に帰ったほうがいい。」

 

「…私は、私の記憶を取り戻す。そのために貴方の依頼にこたえました。あきらを起こしてください。」

 

「そうか。…なら、アンタの覚悟、ぶつけてやってくれ。」

 

ソウルジェムをくっつけるとあきらが目覚めます。暴れだしても困るので念のため拘束しておきましたが…杞憂のようですね。かこの拘束も口は解いておきましょう

 

「っぷはっ!ななかさん、朝倉さんも言ってたようにこの町を出ましょう!そうすれば、貴方は死なないで済みます!記憶なんて、後から作れば!」

 

「…かこさんの言い分もわかります。このホオズキ市にいる黒幕は、混沌のような手合い。けれど、かこさん、あきらさん。私はあなたを魔法少女の世界に招いた責任がある。これは私のわがままであると同時に私の責務でもある…!私は記憶を取り戻すためにこの町に残ります。それに、彼女らを放っておいても後味が悪くなりますからね。」

 

「それがキミの覚悟なら、ボクはそれに付き合おう。」

 

「…私も、残ります。ななかさんを放っては帰れませんし。」

 

「私もネ。スズネに隠れる卑劣漢。引きずりだしてみせるヨ。」

 

やっぱ魔法少女の絆を…最高やな!戦力もそろったので作戦会議と行きましょう!

 

「決まったか?」

 

「私たちはホオズキ市に残ります。あなたも当然付き合いますよね。」

 

「無論。じゃ、改めて自己紹介だ。俺は朝倉霧子。特別な魔法はないが、糸からいろんな武器を作れる。願い事は、生き延びるための力だ。その時はちょっと悲惨なことになっててね。」

 

「私も名乗りましょう。名前は常盤ななか。"真の敵を見極める"ことが私の魔法です。願い事については、すぐにその記憶を取り戻します。」

 

「ワタシの名は純美雨。できるコトは偽装することアル。ワタシの家族、蒼海幇を守るために契約したネ。」

 

「ボクは志伸あきら。弱点を探ることができる。魔女を倒すために契約したんだ。」

 

「私は夏目かこです。何かを“再現”できます。願い事は、火事で燃えた本屋を元に戻すことです…。」

 

「…よし。これから作戦会議だ。黒幕の見た目は、年にしておよそ13。髪の色は黒めの紫。髪を二つの輪状にして後頭部で束ねてる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~side:ななか~

仲間みんなで覚悟を確かめ合い、私たちは黒幕についての意見交換を始めました。記憶が戻らなくとも、もし鈴音が操られてるとすればあきらさんはほおってはおかないでしょうし。

 

「そいつが魔法少女襲撃事件で裏で糸を引いてるもの…」

 

「少し疑問なのですが、わざわざただ魔法少女を殺すために鈴音を操るものでしょうか。精神系の能力なら直接やれると…」

 

問題はそこです。かつての混沌事変では、私の記憶を消すことから始まり、殺し合いをさせる、不和を招くなどで多くの犠牲を出した魔法少女がいます。おそらく黒幕と同質の力を持った魔法少女。何か目的でもない限りそのような回りくどい手段はとらないでしょう。

 

「自分という犯人を浮かばせたくない、からかな。」

 

あきらさんのシンプルながら的確な答えに納得しかけますが霧子さんの一声がすぐ私を議論に引き戻します。

 

「少し早計だと思うぜ、あきら。5W1Hを考えろ。」

 

when,where,who,what,whyの5ステップ。かこさんから渡された推理小説にもあったセオリーでしたね。

 

「たしか…いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、でしたっけ。」

 

「いつ、は今だろう。どこで、はホオズキ市。だれが、はその黒幕。何を、は精神系能力で鈴音を操ることでの魔法少女連続殺害。さて、一つ足りてないものがないか?」

 

一つ一つ分別していく事項。自然と欠けたものが現れてきました。

 

「なぜ…!」

 

「そう、魔法少女襲撃事件そのものの動機だ。」

 

「もしかして、魔法少女が魔女になると知って自棄で魔法少女を殺してる、とか?」

 

「いや、その手合いはだいたい長く持たない。鈴音の動きは経験に裏打ちされたものだ。かなり長期にわたって活動している。その線はいったん保留だ。それで、かこ。何か言いたいようだが?」

 

「ぇっあ…あの…私が読んでた小説での話ですが…主人公を苦しめて復讐するために主人公を連続殺人鬼に仕立て上げようとした精神系能力者がいて…あっ小説の話です!真に受けないで…」

 

「いや、これもまたあり得るかもしれん。ありがとな、かこ。」

 

出てきたのは小説の話。けれど霧子の食いつきは凄いものです。

 

「ななか。もう一度お前の魔法を貸してくれ。」

 

「えぇ。」

 

私の魔法は敵…自分に被害を与えるものを見極めること。もし黒幕が鈴音への復讐目当てならば、部外者を完璧に演じている霧子には黒幕からの敵意がない。すなわち反応しない!

 

「それと黒幕のタイプ次第だが、記憶戻し。アレも夢物語じゃなくなる。アンタらの力が必要だ。頼めるか。」

 

進む作戦会議。…これならば、いけそうな気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、アリサ。」

 

「…」

 

放課後、亜里沙の家。亜里沙はふさぎ込んでるものの、千里は窓の外から語り掛ける。大切な友を失わないために。

 

「私も、怖かったんだ。魔法少女の真実を知って。でもさ、それで鈴音みたいに魔法少女を狩ったり、あきらめて死んじゃうのは…違うと思う。」

 

「私はお父さんの暴力をやめさせるために魔法少女になったんだ。」

 

「そして、貴方に出会った。」

 

今より昔。まだ真実を知らなかったころ。幸せだったころの記憶を思い出させる。

 

「あの頃のアタシはバカやってたな…それで、チサトに出会ってさ。叱ってもらって、マツリやハルカにもあって仲間が増えて…ああ、そうだ。」

 

「私たちには仲間がいる。でしょ?」

 

「…なら、こんなところでふてくされてられないわよ!」

 

願いをかなえてすぐの亜里沙はその力を振るい、なおさら孤立していった。そんな彼女を止め、救い上げたのは千里だった。そこからの日常は希望に満ちていた。

身体は抜け殻。ソウルジェムが濁れば魔女になり果てる。それでもできた仲間は、抱いた希望は嘘ではないと。

生きて、証明する。そのためには、まだ励ますべき仲間が残っている!

 

「先輩にも会いに行きましょう!」

 

「…!マツリから念話がきた!」

 

「…わかった。今助けに行く!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…やめて、やめてやめてやめてやめて。」

 

魔女結界。黒い水たまりに映し出されるのは自らの願いとその糾弾。本来遥香の実力をもってすれば魔女を倒すのは容易である。特に調整を受けた今の状態では。しかし相性が悪すぎた。この魔女は黒い水たまりに標的の記憶を見せる。そして願いで姉を消してしまった上魔法少女の真実を知ってしまった遥香にとってはまさに致死。

そのソウルジェムは黒く濁っていき…

 

「ハルカ――ッ!」

 

エネルギー波が降り注ぎ黒い水たまりを消滅させる。

 

「マツリ!?なんで…」

 

「スズネとはなしに行こうと思ったんだけど、やっぱりみんなを心配させたくないなってなって。それでキリコにあったらそこらへんに魔女が出たって教えてもらって。」

 

「…そう。」

 

この魔女の本体は黒い水。よって手始めに消し飛ばした茉莉の判断は最適だった。そして彼女らはななかの手引きで調整を受けている。

 

「使ってみよっ!」

 

茉莉と遥香が手をつなぐ。魔法陣が発生し周囲に緑色の力をまとった槍が何本も出現。魔女結界内を粉砕していき―――

 

「倒したね。」

 

「ええ、…」

 

安心したような表情を見せる遥香だがすぐにその表情は硬くなる。

 

「…やっぱり、見てたのね。…幻滅したでしょう?私は完璧な生徒会長でも、町を守る魔法少女のリーダーでもない。ただ心を保つためだけにそれを演じていただけなの。」

 

「ハルカ…」

 

「いままでリーダーとして好き勝手してごめんなさい。チームから抜けてもいい。いえ、このチームを…」

 

「違うよ!ハルカ!」

 

「え…」

 

「マツリはハルカのことが好き。完璧じゃなくても、いつもみんなにやさしくしてくれるハルカが好きなんだ。」

 

「だからそれは自分のためで…」

 

 

 

「テスト前に勉強を教えてもらった!」

 

「パトロールを助けてもらいました!」

 

遅れてやってきたのは亜里沙と千里。

 

「ほらね?自分のためだって言ってもチサトやアリサ、マツリも助けられてる。ハルカが自分勝手な行為だと思っていてもそれは嘘じゃないんだ。」

 

「けれど私は許されないことをした…」

 

「私にそんなこと言う資格はないかもしれませんけど…私は、そのお姉さんの分も生きるべきと思います。生き抜いて、生き抜いて。だから、もう一度一緒に行きましょう。先輩。」

 

姉が妹を励ますかのように、遥香の肩をつかんで千里が言葉を紡ぐ。

 

「ありがとう…わかったわ。私はもう、大丈夫。」

 

遥香の顔が柔らかくなり目に光がさす。

 

「魔法少女が魔女になるから殺す。そういってたスズネをギャフンと言わせてやろうじゃないの。それがどうしたって。」

 

「うん、アリサ、ハルカ、チサト!一緒にスズネを止めよう!」

 

ホオズキ市の魔法少女は立ち上がる。決戦の時は、もうすぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(…それで、結果はどうでしたか。)

 

(かこの予想、一致だ!ななかはホオズキ市の魔法少女たちを援護してくれ。)

 

(俺たちはいわゆるアイツにとっての鬼札(イレギュラー)だからな。いけるか、ななか。)

 

(…何やらうれしそうな声ですが、何かありまして?)

 

(な~に、結構想定より良い結末になりそうだなって。)

 

ホオズキ市内のビルの一角。調整により本来の力を取り戻した霧子は夕暮れ色の町を見下ろす。その表情は少しうれしそうで。

 

「さ~て、ホオズキ市最後の一仕事。行きますかっ!」




・洗脳ななか組メンバー
不信感と不安感を増幅された。

・混沌事変
魔法少女間でも例のアレ扱いレベルで厄い事件。この事件でウォールナッツやブロッサム。一人ぼっちの最果て予定地が潰れるなど甚大な被害が出た。

・マツリをハルカにシュゥゥゥーッ
霧子からしてみれば調整茉莉の戦力チェック。もし鈴音に対応できないレベルであればどっかで事故らせて離脱させるぐらいには死なせたくはないな~って思ってたらなんか遥香がメンタル回復してた。(ガバ












啓蒙が高まってきた気がしたので失踪します。

アニメの"アレ"、実装しますか?

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