■仙台の学生が言う悪口の考察

私はこれまで推定２００回は仙台で道を歩いていて知らない人（大半は学生）に悪口を言われた。

言われっぱなしも悔しいので考察して特徴を書いてみる。

いじめ・悪口対策に役に立てることができたら幸いである。

まず遠回しに言うセンスは京都人より下手。

「やさしーい」「気持ちいい」「かわいい」とか、悪口になる言葉の反対語（要はポジティブな言葉）を言えば悪口に取られないと思っている。

けど言い方も状況も不自然すぎて悪口なのがバレバレ。

どこの世界に道端でいきなり「かわいいぃぃーーー！」と言いながらバカにしたようにゲラゲラ笑って何かを褒める人間がいるのだろうか？

そのくせに声はときに大阪人並みにデカイ。

それだったらまだ京都人のように普通に個人的な話をしていて悪口な言葉を対象とすれ違うタイミングにしれっと持ってくるほうがまだ許せる。音量がうるさくないし変にまわりの注意を引かないから。

そしてどう見ても精神のアレでもなさそうな大学生くらいの男子グループのひとりが「ギャ〜〜ァ！！」いきなり奇声を出す。

自分にとって気に食わないからと大声でゲラゲラ笑って、笑う対象が見えない範囲まで声で場を乱しているという観念すらない。

男子にはまだ半分の確率でまともな人がいて、男子グループ一人（あるいはカップルの彼女）がデカイ声で悪口を言うと「やめなよ」「失礼だよ」と言って止めようとする人がいるだけまだマシかもしれない。

女子だけのグループは一度悪口で盛り上がると歯止めが効かない。だれも注意しようとしない。むしろ女子だけで上記の状態を見たことがない。

変に見た目だけで変な妄想を膨らませて悪口を堂々と言う人も多い。

「マスクつけたほうが美人なのに」「茨城から来たやつ。ヤンキーみたい」「彼女にしたくねぇ」はまだしも

「こいつパパ活女」「前世はダニ」「刑務所から逃げてきたやつだろ」とかとてもじゃないが街でいきなり耳にするには堪えるレベルのひどい言葉もあった。

「（運動部の名前入りのカバンを持った女子生徒を見て）『〇〇美』って感じの見た目じゃねえな」

特に男子たちは勝手に女子を品評してすぐ声に出したがる。言及する必要もない単に電車に乗り合わせただけの人間に対してまで本人に聞こえるところで自分の意見を言おうとするのだ。

常識破りな世界観の漫画や映画をも生み出すルールのない空想・妄想力は宮城県民の特筆すべき能力だが、裏を返せば自己中心的な妄想力でもある。

サンドウィッチマンの「カロリーゼロ」は論理的には間違っているが、それも自由な妄想力の賜物。

多分その能力を良い方向に活かせる宮城県民自体が少ないのかもしれない。物事を自分勝手に解釈してしまうことや、さらに派生して悪口を言うことに使ってしまうのである。

ならわざと大きな声で悪口を言う理由はなんなのか？

見ず知らずの人をサンドバッグにしてストレスを発散しているのだろうか？

自分が気に食わない人の悪口を言って仲間の価値観を確認しているのか？

「自分はそうじゃない」と主張して自分たちの関係を深めるためなのか？

いずれにしても周りに聞こえるような音量で悪口を言う動機としては自分勝手である。

困ったことに、特に男子は「エスカレーターで交差するところ」「電車から降りたあと」「エレベーターのドアが閉まろうとしているとき」など、逃げられる状況で言う人が多い。言う対象に注意されないためなのかと思うが、耳心地の悪い言葉を残して去ろうとするのは胸糞悪い。

悪口を言う側もひどいが、もっとひどいのは悪口を言われて困っていることを知っている人に相談すると悪口の存在自体をを否定しようとすることだ。

「気にしないで」くらいならまだしも、

「そんな人いないよ」「あなたにはそう聞こえただけじゃないの？」「思い込みでしょ。誰も悪口言う人なんていないよ。」

「あなたが精神病なんでしょ？幻聴じゃないの？」

とフォローするどころかまるでこちらの精神状態のせいにして出来事自体の存在をないことにしようとする。まるでこちらがオオカミ少年であるかのような扱いだ。

多分自分には解決しようがないと言いたいのだろうが、だからといって人を精神病扱いして突っぱねるのは悩んでいる本人にとっては悪口で否定されさらに否定を重ねるようなもの。

しかも悪口を言うような人の仲間かもしれない学生ではなくて４０、５０代の人でさえこう言うのだ。

むしろ出来事自体をを否定せずにきちんと悩みを聞いてくれた人は県外出身の人だった。

ルッキズムだけで知らない学生に悪口を大声で言われまくるし、悩みを相談しても幻聴認定したがる人たちばっかりなので私が知っている人の中にもそれが理由で仙台を離れた人が自分を含め何人もいる。

私自身も学生たちの悪口が怖くて対人恐怖症になり他県に一度引っ越した身である。

他県に引っ越してこそ、自分にとっての当たり前が地元での当たり前であり、他の地域では通用しないということが身にしみてわかる。

悪口を堂々と大声で言う彼らも、スマホを使うのと同じくらいそれが当たり前だと思っているのかもしれないが、残念ながらそれは全国共通の当たり前ではない。それは仙台の当たり前であり、他の地域に行けば人の見た目についてあからさまに悪口に聞こえる言葉で盛り上がることは非常識かもしれない。

大学進学や就職・結婚で他県に行ったり、旅行で長期滞在したときに気づくだろう。

この文自体も自分勝手だと解釈されるかもしれないが、何らかの問題喚起になればいいと願うのも自分勝手だろうか。

Permalink | 記事への反応(2) | 21:15

ツイートシェア