オリンピック・パラリンピックと持続可能性
オリンピック・パラリンピック競技大会は、世界最大規模のスポーツイベントであり、その影響は環境・社会・経済に、また開催国のみならず世界にまで広く及ぶことから、持続可能性に配慮した大会の準備・運営が求められます。
国連においては、2015年に「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、「持続可能な開発目標(SDGs)」が設定されました。この2030アジェンダにおいても、スポーツは持続可能な開発における重要な役割を担うとされています。
東京2020大会の持続可能性コンセプト
日本は、気候変動や天然資源の枯渇、差別等の人権問題等、持続可能性に関する世界共通の課題に直面しています。
東京2020 大会は、「Be better, together /より良い未来へ、ともに進もう。」をコンセプトとし、持続可能な社会の実現に向け、課題解決のモデルを国内外に示していきます。
また、地球及び人間の未来を見据え、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に貢献するとともに、将来の大会や国内外に広く継承されるよう取り組んでいきます。
大会の観戦をお考えの皆様へ
組織委員会では、大会関係者をはじめ、広く市民の方々の参加により、持続可能性の取組を進めてきました。大会開催中も、会場に来場される皆様とともに、持続可能な大会を実現していきたいと考えています。
観戦等のために大会会場に来場される皆さんと、持続可能性との関わりをご紹介します。
5つの主要テーマと調達コード
東京2020大会では、持続可能な大会の準備・運営に向けて、組織委員会や東京都、国を始めとしたデリバリー・パートナー(大会実施パートナー)が取り組む5つの主要テーマとその目標を定め、具体的な取組を進めています。
さらにその具体的な方策として、調達する全ての物品に持続可能性への配慮を求めた「調達コード」を定めています。
参加・協働、情報発信(エンゲージメント)
多くの方々の参加・協働により、誰もが主役の開かれた大会を創るとともに、積極的な情報発信により、持続可能性への理解を高めていきます。
参加する
市民によるCO₂削減・吸収活動
大会を契機とした市民参加型のCO₂削減・吸収活動を募集しています。それらの活動を紹介し、多くの方々の参加と脱炭素社会に向けた取り組みを促進します。
日本の木材活用リレー~みんなで作る選手村ビレッジプラザ~
持続可能な大会を実現するために、国産木材を使用して選手村ビレッジプラザを建築し、大会で使われた木材をレガシーとして各地で活用するプロジェクトです。
使い捨てプラスチックを再生利用した表彰台プロジェクト ~みんなの表彰台プロジェクト~
使用済プラスチックを再生利用して表彰台を製作するプロジェクトです。
計画・方針等
お知らせ
2021年6月16日
第4回サステナビリティ・フォーラムを共催いたしました
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)と国際労働機関(ILO )は2021年5月28日に第4回サステナビリティ・フォーラムを共催いたしました。
2021年6月7日
「東京2020大会におけるカーボンオフセットクレジット受渡式」を行いました
東京2020組織委員会は、2021年6月4日に、東京都、埼玉県とともに「東京2020大会におけるカーボンオフセットクレジット受渡式」を実施しました。
2020年12月18日
ISO20121認証の維持について
東京2020組織委員会は、ISO20121の維持審査を受け、引き続き適切に運用されていることが認められました。
2020年10月30日
「東京2020大会のカーボンオフセット」について
2020年9月7日をもって、東京都・埼玉県でのクレジット募集が終了しました。多くの皆さまにご参画頂き、ありがとうございました。東京都・埼玉県への協力状況は、それぞれのウェブサイトでご確認いただけます。