渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

転ばぬ先の輪

2021年08月31日 | open


私はストリートは攻めたりしない
ようにしています。
自分の限界が100だとして、コース
での競技選手は限界の99.999%で
戦っていると思います。100に行っ
たら転ぶ。
私は、公道では、自分の限界を100
として、決して60%を超えないよう
にしています。
それが36年間、公道のストリートで
一度も転ばないコツです。
それまでは、公道でもコースでも、
「アホなの?」という程に走行中
に転びました。1985年以前の16才
からの9年間は、これでもかという
程に転んだ。生きているのが不思
議なくらいに。
99.99%でも転ばないのですが、
公道では多様な阻害ファクターが
発生する可能性があるので、公道
走行では走行リミットを60%未満
まで私は平成元年あたりから下げ
います。

それと、規制速度は「安全保証速度」
ではない事を認識したほうがいいで
す。
標識無しの60km/h法定速度の道で
急カーブを60km/hで回ると転ぶ事
もある。40キロで回っても80キロ
で回っても転ばない事もある。80
キロは規制速度速度20キロ超過で
が。
要は制限速度40km/hの所を40km/h
未満で走ればそれは安全かというと、
決してそんな事はない。
路面がアイスバーンだったり、泥ん
コーティングだったりしたら、四
輪車はスリップするし、二輪車はま
ず転びます。
速度を落とす事は安全確保につなが
一つの要素ですが、速度を落とし
えすればよいのではない。
減速はあくまで一つの要素なのです。
二輪などは特にそうで、50km/h制限
のワインディングなどで10km/hで
ハンドルを切る駐車場出し運転でコ
ーナーを曲がろうとするなど危なく
てしかたない。交通の妨げにもなり
ます。

二輪で転ばないためには、走行速度
を落とす事も一つの要素ですが、他
にも実に多くの安全確保の為のポイ
ントがあります。
それは、考えて走ると見えて来ます。
見えて来たものを実践すると、36年
間、無転倒という事が可能になりま
す。
私は「山を登る」「谷を跨ぐ」方法
でワインディングやツイスティロー
ドは走っています。
理由は、公道の物理的な様々なファ
クターを考えたらご賢察いただける
かと。
さしあたり、今のところ36年間、
峠などのストリートでは転んでいま
せん。

以上は公道の舗装路の事です。
遊び乗りや練習でのダートやガレ場
ではオフ車をガシャンと倒した事は
あります。
ただし、ストリートの舗装路面で、
ロードマシンでは長年幸いにして転
んでいません。

転ばぬ先の杖ならぬ先の輪。
それはマインドの中にあります。
皆様も自分独自のバローメーターを
備えて、二輪は楽しく乗ってくださ
い。

阿蘇外輪山下り 2021夏



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