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お待たせしました。（百音）ありがとうございます。
ごゆっくり　どうぞ。
（亮）これ使う？ああ　うん　ありがと。
（未知）昨日会いましたよね？地元の　島の。
姉は　あの人のところに行きました。
分かりませんでした？何か　空気　感じませんでした？
あの２人は　昔から　通じ合ってる…。
（明日美）みーちゃん。
♪～
♪「ヤジロベエみたいな正しさだ」
♪「今この景色の全てが」
♪「笑ってくれるわけじゃないけど」
♪「それでもいい　これは僕の旅」
♪「昨夜の雨の事なんか覚えていないようなお日様を」
♪「昨夜出来た水たまりが映して　キラキラ　キラキラ」
♪「息をしている」
♪「高く遠く広すぎる空の下」
♪「おはよう　僕は昨日からやってきたよ」
♪「失くせない記憶は傘のように」
♪「鞄の中で出番を待つ」
♪「手探りで今日を歩く今日の僕が」
♪「あの日見た虹を探すこの道を」
♪「疑ってしまう時は　教えるよ」
♪「あの時の心の色」
こごってさちょっとでも寝ると　寝ないでくださいって　すぐ注意されんの。うん。
でも　何時間いてもそれは　何も言われないんだよ。
だから　何かみんな　我慢大会みたいになっててさちょっと　連帯感生まれちゃったりしてんの。フフフ。
東京って　変なとごな。そうだね。
でも　何かいいな。そう？うん。
一瞬　仲間みたいになるけど基本　誰も興味ないじゃん。
俺が　どこの誰とか。
楽でいい。
ごめん　聞いた。　島でのこと。
うん。
やめてもいいと思うよ。
俺　もう　全部やめてもいいかな。
だせえ。
自分で　そっちの道　選んどいて今更　そういうごど言うやつ　うぜえわ。
おやじの代わりに俺がって。
中学生だった息子が頑張る。いい話だよな。
それは違う。
りょーちんは　頑張ってきたよ　ずっと。
かもしんないけど。
周りの期待に応えるってさ案外　楽なんだよ　最初はね。
でも　だんだん苦しくなる。
♪～
やめよ。　帰るわ。
１０時台なら　バス　まだすいてるし。
りょーちん。
このまま帰っちゃ駄目だよ。
♪～
（菅波）おおよその事情は　分かりました。本当　すみません。
いや…。
では　今日は　これで。
♪～
えっ　みーちゃん　みーちゃん。
（耕治）亮のごども　考えでやれよ。
（亜哉子）そうね　子供たちちょっとでも　楽にしてあげたいよね。
でもね　それって親の私たちが　本気で明るい顔になってからじゃないと多分　駄目なのよ。子供って　本当　大人のこと見てる。
新次さん　ごめんね。
冷蔵庫　開けていい？（新次）ああ…。
ああ。
困ったな…　卵ぐらいしかないか…。
おい　どした？　急に。
何か　楽しい話　しない？
♪～
え…。ごめんなさい　私　帰ります。
お世話になりました。ありがとうございました。
姉のごど　よろしくお願いします。ちょっと待って。　ねえ　みーちゃん。
みーちゃん　待って。　一回　これ置こ。
ごめんね。（明日美）りょーちん。
ただいま。（菜津）おかえりなさい。
すいません　何か　また…。（菜津）ああ　いいの　いいの。　入って。
どうぞ。　どうぞ　どうぞ。
りょーちん。　いなくなって捜されるとか何　ヒロインぶってんの？かっこ悪いよ。（亮）ごめん。
みーちゃん。
先に帰るね。いやいや　ちょっと…　ちょっと待って。
（三生）どう？（悠人）おっ。（明日美）えっ！？
ほら～　やっぱ　こごだった！（明日美）え～っ！？
おお　モネ！（三生）お～　お～　りょーちん！
お～　いた～！　ハハハ。久しぶり。
久しぶりじゃねえよ。おととい　しゃべってんじゃん。
何？　本当に来たの？うん　来た　来た。
高速バス　意外と安かった。　なあ？うん。
僕らのバイト代だと　新幹線には乗れない。
でも　はい　ずんだ餅！
うそっ！　やだ！　えっ！悠人君　ありがとう！
やだ　うれしい！とりあえず　中　どうぞ。
（２人）ああ　すいません。（三生）失礼します。へえ～　本当に銭湯なんだ。（悠人）でも　結構　きれいだね。
ねえねえねえ　荷物　上に置かない？
ほら　私　上に住んでんの。りょーちん来て。　りょーちんも。
このドア？そうそうそう　ドア開けて　右！
（菜津）どうぞ。
みーちゃん三生たちと一緒に帰ればいいよ。
でも…。
仙台から先　りょーちんのごど見ててあげて。
よし。　じゃあとりあえず　これ戻してこよっか。
お姉ちゃん。ん？
ごめん。
ううん。私…菅波先生にね…。
あっ。
（菅波）そんなに謝らなくても大丈夫ですよ。昨日は　僕のせいで行けませんでしたし。
いや　でも　先生は　仕事だから…。
それに　私　連絡も入れてなくて…。
いや　事情は聞きました。
そういう時に　こっちのことを忘れてしまう人の方が僕は　信頼できます。
[℡]ん？いや…。
ああ　今　永浦さんの会社に来てますよ。え？
鮫島さんの血液検査と　心電図のデータが必要とかで。
ああ　最初　永浦さんにメールしたそうですが…。
えっ　あ…　ちょ…ちょっと待ってください。
すいません　気付いてませんでした。
来週でいいと言われたんですが暇だし近かったので　届けに来ました。
すいません。[℡]もう謝らなくていいから。
まずは　そちらの時間を大事にしてください。
はい。[℡]では。
（三生）俺は　絶対　泣いてないから！（明日美）いやいやいや…　泣いたって！もう帰ろうよ　逃げようよってビービー泣いてたよ。
小学校２年ぐらいだっけね。
でも　あれ　本当に来てたのかな？ＵＦＯ。
そもそもさ　亀山の展望台でＵＦＯ見たっつったの誰？
誰だっけ…。
えっ　俺？そうだよ。そうだ。俺？りょーちん。
俺　改造人間にされたとか言って。（明日美）ああ　そうそうそう。
マジか　俺　改造されたの。された。
じゃあ　今も何か入ってっかな。言ってたじゃん　改造されたって。
それで　戻してもらわなきゃって　みんなでＵＦＯ呼ぼうって　夜　行ったんだよ。
そうそう。　で　みんなで円になって手つないでさ。
心を一つに祈りましょうとか言ってさぁ。
で　ＵＦＯ来たって言って三生が　ギャン泣きしてた。
だから　泣いてないって！（明日美　百音）いやいや　泣いてた。はあ！？
もう　わざわざ東京まで来てどうでもいい話　してんな　俺ら。
（悠人）ＵＦＯか～。（三生）東京って　ＵＦＯいんの？
確かに…。ピカピカってないの？夜とか？
な…　え～　ないよ。（笑い声）
（新次）うまいな。（耕治）うん。
美波は　あれは　わがままだよな。
妹体質だがら。分がる。
時々　腹立づんだよ世界は　自分を中心に回ってるって感じがさ。なあ。
とか言って　２人ともず～っと　お姫様の家来だったんでしょ？
いやいや　いやいや　こいづは違うよ。
こいづは　王子様。　で　俺が下僕。（笑い声）
（新次）だな。はあ　女の子の憧れポジションね。
いやいや　あなただって　ほら姫っちゃ姫ですよ？
ああ　でも　義姫だげどな。
伊達政宗に毒盛る　かあちゃん？ああ　そうそうそう！
ひどい！ほらほら　ほらほら　怖い！
（明日美）えっ　公務員試験って　いつあるの？
６月。　あっ　もう半年後か。
でも　みーちゃん　高校で受かるとか本当すごいよ。
いや　そんな…。（明日美）え～　悠人君が　市役所に勤めて三生が　島で　お坊さんになったら…え～　何か　地元も楽しそうだな！（笑い声）
三生は　お坊さんになるって決めたの？うん　まあ…。
三生は　まず　大学卒業できないもんね。
５年じゃ無理でしょ。　６年？え～っ！　ちょ…。
でも　そんな格好してるから全然　驚かないわ。
別にダラダラ逃げてるわけじゃないよ。
島戻るならきちんと覚悟決めて　戻りたいから。
覚悟？（明日美）何？　急に　かっこつけちゃって。
別に　かっこつけてないよ。
だって　島戻るってごどはさやっぱ　いろんなもん背負うじゃん。
（明日美）かわいい顔しちゃって。
漁師なんかやめて仙台でも　東京でも　来ちゃえばいいのに。
スーちゃん　それは…。
何で？
そういうの　おかしくない？
何で地元で頑張ってるのが偉いみたいになるの？
♪～