公認会計士におすすめの転職サイト・転職エージェント【転職に失敗しないコツも紹介!】

公認会計士の転職エージェント・転職サイトを紹介!

公認会計士の場合、転職活動を円滑に進めたいのであれば転職エージェントの利用は非常に有効と言えます。

というのも転職先(活躍可能なフィールド)がとても幅広く、監査法人や会計事務所、一般事業会社、コンサルなど業界・業種を問わず様々な選択肢があるため、それらの情報を的確に収集しようと思った際は専門家から情報を仕入れた方が安全だからです。

そして、ご存じの通り今の時代は変化が激しく早い時代なので、各業界ともに内情や状況は大きく変わっているので、1年前はこうだったといったちょっと前の情報ですら役に立たないことも増えています。

そのため、リアルタイムで各業界の転職マーケット及び求人企業の内情を把握しつつ、転職している各会計士達の今現在とその変化をしっかり見ている転職エージェントから情報を取得しておくことは、非常に有用なこととなります。

ただ、その際にどの転職エージェントや転職サイトを利用すべきかというのは悩ましい問題かと思います。
昨今公認会計士向けの転職支援を行う企業は増えており、選択肢がとても多くなっています。
各社のサービスの特徴の明確な違いも分からないという方も多いでしょう。

また、転職先業界の変化が激しいのと同じように、転職エージェントの質や傾向も年々変化しています。

ここでは、そうしたことも踏まえて会計士が転職を考えた際にどのような転職エージェントを使えば効果的なのか紹介していきたいと思います。

目次 [開く]

公認会計士の転職エージェントの選び方

会計士の転職エージェントに相談したい悩み:ワークライフバランスの取れる事業会社へ転職したい、監査法人は飽きたから別のところに転職したい・・・

インターネットで情報収集をしていると、ランキング1位とか2位とかつけて会計士向けの転職エージェントを紹介しているケースもありますが、そもそも各エージェントで特徴が違うので、ランキング付けはあまり意味が無いと思った方が良いでしょう。

それよりも、あなたが抱える悩みであったり希望であったりといったところを軸にしてどのような転職エージェントを利用すべきかを考えてみた方が効果的です。

例えば、「監査に飽きた」「経理に興味がある」「会計事務所に興味がある」「提案業務(コンサル要素のある仕事)を行っていきたい」「人から感謝される仕事がしたい」「会計士としてのスキルを活かしてもっと可能性を広げたい(他の業界に興味がある)」「ゆったりワークライフバランスをとって仕事したい」「なんとなく転職したい」「キャリアの相談がしたい」など人により悩みは様々かと思いますが、こうした悩みや希望に対してそれぞれのエージェント各社に得意・不得意があったりします。

「転職相談はすごく親身にしてくれてアドバイスは適格なんだけど求人が少なくて残念」というエージェントもあれば「求人の数はすごいけどひたすら送り付けてくるだけ、、、」といったところもあり、全てが完璧というエージェントは少なくとも見たことが無いので、使い分け、組み合わせが重要になるケースもあります。

少し長い記事になりますが、そうした特徴を押さえてどこが良いかを紹介していきます。

なお、軸としては、希望の転職先業界(どの領域に興味があるかや逆に希望が無い場合も含め)でおすすめの転職エージェントを紹介しつつ、先ほど記載したこういった悩みがある方にも良いといったことを補足でつけていきます。

エージェントから客観的な目線で意見をもらうことは有用であり、抱える悩みの解消や希望の実現の助けとなりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

会計士におすすめの転職エージェント・サイト

公認会計士の転職エージェントの特長

前置きが長くなってしまいましたが、ここから公認会計士におすすめの転職エージェントを紹介していきます。

以下は転職エージェント紹介項目の目次となります。

希望転職先が決め切れない会計士におすすめの転職エージェント

キャリアに悩む会計士におすすめの転職サイト・エージェント

会計士の方で意外と多いのが、転職はしたいけど特に具体的な希望が無いというケースです。

会計の知識・経験を活かしたいとは思っていて、「監査以外が良い」という考えはあるが、「これが良い」というものが具体的に無いケースです。

コンサルが良さそうな気がするけど事業会社も良さそう、経理じゃなくて経営企画ってどうなんだろうといった形でふわっとした要望であったり、そもそもどういった領域でキャリア構築ができるんだろうといった形であいまいなケースです。

こうした方が意外と多いので、そのような方が利用すべき転職エージェントを最初に紹介しますが、このような場合は会計士のキャリア全般に詳しく、紹介可能な転職先フィールドも幅広く、それでいてある程度しっかりと話を聞いてくれる転職エージェントを利用する必要があります。

幅広い転職先を求人として持つマイナビ会計士

マイナビ会計士
会計士の転職エージェントマイナビ会計士HP画像

マイナビ会計士は一般的な会計士の主な転職先である事業会社(経理財務・経営企画)、会計系コンサルへの転職にはかなり強く、プラスアルファで税務が経験できる会計事務所、金融、スタートアップベンチャー等への転職実績も豊富なことから、会計士が転職する先はトップクラスにカバーできていると言えます。

それらに加えて、会計士のキャリアや会計士の業務事情等にも明るいエージェント担当者が所属しており、年々転職相談のレベルも上がっていることから、キャリアに関する相談がしたいとお悩みの方にもマッチするエージェントと言えます。

そのため、例えば監査法人から転職先やキャリアに悩んでいるという若手の会計士の方の転職実績も豊富で、あれもいいけどこれも良い、どうしようと悩んでいる方には非常に良いでしょう。

ただし、会計事務所への転職をメインに考えているケースにおいては少し注意も必要で、求人は結構持っているのですが、さほど有名でない事務所については詳しく知らない傾向もあるので、税務希望の会計士(会計事務所希望)は別途考慮する必要はあります。

マイナビ会計士の特徴一覧
運営企業 株式会社マイナビ
求人数(非公開求人含) サイト上に無い非公開求人も合わせると非常に多い
求人先領域の幅の広さ 監査法人、会計事務所、事業会社、各種コンサルなど対応可能な転職先フィールドはかなり広い
強い領域・業界 事業会社、コンサル(会計等)への転職を考える会計士に良い
こんな悩みを抱えた会計士に良い
  • ワークライフバランスがとれる転職先を探している
  • キャリアの相談がしたい
  • 転職活動そのものに不安があるからサポートして欲しい
  • 監査法人の次の転職先で悩んでいる

転職サポート 転職相談に力を入れているほか、面接対策、書類対策もかなりしっかりやってくれるので初めての転職でも安心。
また、コンサルへの転職を希望するケースでは、例えば大手コンサルと中小コンサルで今後のキャリアがどう変わっていくか、そもそも各ファームでどんな違いがあるかなども教えてもらえる。
補足事項 基本的に会計士が転職する領域全般に強く、キャリア事例等も豊富に持っているので参考になる話が聞けるためおすすめです。将来独立を考えていて税務をやりたいというケースでは、別途会計事務所に精通したところも合わせた方が良いかもしれない。
厚生労働大臣許可番号 13-ユ-080554
HP マイナビ会計士

事業会社だけでなく会計事務所領域の求人が豊富な転職エージェントの「MS-Japan」

MS-Japan
会計士・経理等管理部門の転職エージェントMS-JapanのHP

古くから公認会計士を始めとする有資格者の転職支援を行っており、多くの会計士が利用している転職エージェントです。
事業会社への転職に力を入れていた時期もありましたが、昔から会計業界の転職支援を行っている関係で、小規模事務所(少数精鋭)等との付き合いも多く、会計士が税務も経験しておきたいと考えた際の転職先の紹介を受ける意味においては、そういう求人と業界知識もそれなりにあるのでかなり良いでしょう。

会計業界について記載しましたが、ご存じの通り事業会社への転職にも強く、加えて会計系のコンサル求人は一通りそろっているので、一般的な会計士が転職先に選ぶゾーンの求人は豊富で申し分ありません。

MS-japanの特徴一覧
運営企業 株式会社MS-Japan
求人数(非公開求人含) 会計士向け求人数はトップクラス
求人先領域の幅の広さ 会計士の転職先フィールドという視点ではかなり幅広く求人を保有
強い領域・業界 事業会社、会計事務所(税務がやりたい)を転職先に強く含むケースではおすすめのエージェント
こんな悩みを抱えた会計士に良い
  • 将来の独立に備えて税務を経験しておこうかな
  • 転職相談というよりは求人をたくさん見たい
  • 事業会社の経理などで働いた場合のキャリアや待遇を特に知りたい

転職サポート 担当者によるところが大きいが、これまで企業として蓄積した情報とノウハウはとても役にたつのと、実績が豊富なので選考通過のためのポイントはしっかり得られる。会計事務所領域においては各事務所の違いなども聞ける。
補足事項 税務に興味があるケースでは登録しておくと良いでしょう。会計事務所領域もかなり求人と情報が多いです。
厚生労働大臣許可番号 13-ユ-307066
HP MS-Japan

転職相談に定評のあるジャスネットキャリア

ジャスネットキャリア
会計士の事業会社の転職に強いエージェントのジャスネットキャリア

ジャスネットも古くから会計士の転職支援を行っており、求人先領域は広いです。
大きな特徴はキャリア相談に力を入れている点でしょう。
これまでの経験、希望や志向性などを詳しく聞き、それらを総合的に判断してキャリアの相談をしてくれるエージェントです。

そのため、自身では気が付かなかったキャリアパスやルートに気が付ける可能性がある反面、意に沿わない提案を受けることもあります。

キャリアに正解は無いので難しいところですが、転職・キャリアのプロとして多くの事例を見てきた経験からの提案が受けられるので個人的にはキャリアに悩んでいるケースでは良いと思います。

ジャスネットキャリアの特徴一覧
運営企業 ジャスネットコミュニケーションズ株式会社
求人数(非公開求人含) 会計士向け求人数は多く、監査法人、事業会社経理、会計コンサルは十分な求人数がある。
求人先領域の幅の広さ 通常会計士が転職する上では申し分ない領域の広さだが、会計事務所は大手が中心
強い領域・業界 事業会社経理、会計系コンサルなどにはどちらかと言えば強い
こんな悩みを抱えた会計士に良い
  • キャリアに悩んでいて迷っている、相談したい、他の人の事例を詳しく聞きたいケース
  • じっくり時間をかけて転職活動を行いたい
  • アカウンタンツマガジンというキャリア冊子が読みたい方

転職サポート 知る限り皆丁寧であり、相談には熱心に答えてくれるため、悩んでいる方には良いと思われる。当然、応募書類の添削や面接対策などもしっかりしている。
補足事項 事業会社経理の求人は意外と多い。その他会計系コンサル等もしっかり取り扱っており、各ファームの違い等もきちんと教えてくれるため、安心して求人選びもできる。
また、登録するとアカウンタンツマガジンという冊子がもらえるのですが、これには様々な会計士等のキャリアが紹介されていて、結構見ていてよかったので、こうしたものが手に入るのも良い。
厚生労働大臣許可番号 13-ユ-070198
HP ジャスネットキャリア

転職エージェントをどこにするか迷ったら

まず3つの転職エージェントを紹介しましたが、比較的どれもメジャーで全部知っている、という方も多いかもしれません。

上記は定期的に編集をしていますが、2021年8月末現在において上記の主要どころ3社はキャリアに悩む方にとってはおすすめと言えるでしょう。

ただ、結局どこのエージェントにすればいいのか選べなかったという声もいくつか頂きます。

そのようなケースではマイナビ会計士を利用されると良いでしょう。

求人の量と幅、転職サポート(相談含)のバランスが良いからです。

特に求人バリエーションは結構あり、転職先フィールドに悩むケースでは総合型エージェントとしても多くの企業と付き合いがあるマイナビ系は良いでしょう。

公認会計士に精通しているという特化型の転職エージェントという側面とマイナビという総合型エージェントの良い側面の両方のメリットを活かした転職支援が受けられます。

監査法人や会計事務所への転職をお考えの会計士におすすめの転職サイト・エージェント

会計士が監査法人・会計事務所などの会計業界で転職するのにおすすめのエージェント

会計業界での転職を中心に考えているという方向けに転職エージェントの紹介をします。

先ほど一通り税務がやりたくて会計事務所への転職も考えているなら、という視点でも解説しているので、ここは簡潔に記載させていただきます。

また、会計事務所だけでなく、いま勤務している監査法人から別の監査法人へ転職したい、あるいは事業会社から監査法人へ転職したいというケースもあろうかと思いますので、そのような視点も加味します。
※監査法人への転職であれば基本的に会計士向け転職エージェントならどこでも問題無いケースが大半です。

まず、一定数いるのが、税務を経験しておきたいという会計士向けの転職エージェントですが、基本的にはMS-Japanが良いかと思います。

ポイントは会計士が会計事務所に転職するにあたって一番ネックになるのが年収部分なのですが、税務未経験のケースだとかなり年収落ちます。
ただ、求人先によっては、監査経験を活かした仕事しつつ税務もやれる、というようなところもあるので、そうしたところだと年収落とさずに税務経験がつめることも多々あります。

そのようなところまで考えると、会計税務フィールドの転職先と情報が多いMS-Japanは外せないでしょう。

なお、監査法人へ転職したいというケースは、正直好きなところを登録すれば良い、というのが率直な意見ですが、その先のキャリア間で含めた転職相談がしたいというケースでは、マイナビ会計士ジャスネットで相談しておくと良いかもしれません。

この会計業界の転職という点においては、最初に紹介した迷っている人向けのところを利用すれば問題ありません。

ただ、この会計事務所領域での転職においては昨今評判が良い転職サービスも登場してきており、最速転職HUPROも視野に入れてみても良いでしょう。

会計事務所の求人を探すならテクノロジーを駆使して公認会計士の転職支援を行うHUPRO

最速転職HUPRO(ヒュープロ)
会計士の無料AI転職診断HUPROのHP
大学との共同研究による独自開発の「AI」を用いた転職診断が行えます。
会計事務所は全国に3万事務所以上存在しており、そうした情報を自身でサーチするのは困難なため、AIを活用した転職診断はとても有用なのではないかと考えられます。

多くのデータに基づいた解析を行っており、様々なデータを基に、税務と監査バランスよくやりたいといったあなたの希望に合わせた会計事務所や監査法人の求人の紹介が受けられます。

全国の会計事務所や監査法人の求人を多数保有しているため、幅広い選択肢の中からあなたに最適な求人が見つかることと思います。

AIによる転職診断だけではなく、多くの公認会計士の転職支援実績のある専門のエージェントにLINEやメール、電話で24時間相談ができるので、転職相談を重視したい方にもおすすめです。

登録後に転職診断等のコンテンツが利用でき、あなたにぴったりの転職先を見つけることができるので、この機会にこうしたサービスにも目を目て見るのも良いでしょう。

Hupro(ヒュープロ)の特徴一覧
運営企業 株式会社ヒュープロ
求人数(非公開求人含) 会計事務所の求人数は多いが、会計士向けのそれ以外の領域はやや弱い
求人先領域の幅の広さ 会計事務所中心であり幅は狭い
強い領域・業界 会計事務所へ転職したい会計士限定
こんな悩みを抱えた会計士に良い
  • ワークライフバランスの取れる会計事務所が気になる会計士
  • 自分で求人を探すのは大変だけどエージェントとガッツリやるのも面倒でサクッと会計業界の求人を見つけたい会計士
  • 転職診断等のコンテンツに興味がある会計士

転職サポート 一生懸命やってくれる傾向だが知識レベルは少し弱い
補足事項 会計事務所の求人探しにおいては、求人量と情報量の視点からおすすめと言えるでしょう。ただし、公認会計士が転職するという視点で見ると、キャリア相談や転職活動サポートはやや弱い印象を受けた。
厚生労働大臣許可番号 13-ユ-310213
HP 最速転職HUPRO
会計業界での転職を考えている会計士におすすめのエージェントのまとめ
  • 税務をやりたい、監査経験が活かせつつ税務が経験できるところへ転職したい系の会計士はMS-Japan
  • 監査法人への転職や情報収集やキャリア相談も重視したいならジャスネットあたりが良いでしょう
  • AI等のテクノロジーを活かした新しい転職サービス最速転職HUPROも参考に紹介

コンサルティングファームへと転職したい会計士におすすめの転職エージェント

コンサルに転職したい会計士におすすめの転職エージェント

監査法人からの転職を考える会計士の中で、コンサルティングファームへの転職に興味を持っている会計士はとても多いです。

監査法人からの転職ですと、FAS業界への転職が比較的転職しやすく、転職後のミスマッチも少ない傾向なので人気となっております。

ただし、FASはBig4だけではなく中小の独立系のFASも存在しており、各社ごとで仕事の進め方や経験できる業務範囲が異なるので注意は必要です。

大手のfas系コンサルティングファームでは、業務が細分化されているので、横断的な業務がやりたい方には向いていないケースもあります。
また、いわゆる「コンサル」的な業務がやりたいのであれば、大手のfasよりも中小のfasの方が濃い経験が積めるところも多いので、規模感やネーミングだけで判断しないように注意が必要です。

その他、転職のハードルは高いのですが、戦略系等含め、幅広くコンサルティングファームへの転職を検討しているケースでは、会計士向きの転職エージェントよりも、コンサル業界に強みを持つエージェント利用が良いでしょう。

一つずつ紹介させていただきますが、まず、監査法人から初めて転職されるというような公認会計士や会計士資格(もしくは監査経験や財務会計スキル)が活かせるコンサル領域への転職を希望の場合はマイナビ会計士に登録し、一般的な会計士が転職可能なコンサルティングファームの情報の取得とキャリアに関する情報を得つつ、求人紹介を受けることを優先してください。
監査経験しかないケースでは、コンサルへの転職は注意が必要となりますので、会計士のキャリアに詳しいところに初めは相談した方が良いでしょう。

一方で、例えば戦略コンサルに興味がある、あるいはビジネスよりのコンサル等に興味があるなど、会計士に関わらず競い合う領域のコンサルを志望されるケースでは、コンサルに強い転職エージェントを使った方が良いでしょう。

例えばムービンはコンサル領域の転職に非常に強く、戦略コンサル等で必須のケース面談対策等もしっかりやってくれるため、こうした領域に興味があるケースではこちらを利用すると良いでしょう。

アンテロープも同様にこうした領域に強めです。

アンテロープ

アンテロープ
コンサルの転職アンテロープ

コンサルや金融業界への転職に強いことで知られています。

私の周りの会計士で利用している人は見たことがありませんが、会計士ではないコンサル志望の知り合いが利用しており、かなりレベルが高くてよかったとのことです。

ただ、基本的に会計士の転職を専門的に支援しているわけではありませんので、会計士としてのキャリアを探っていくケースでは別のエージェントとの併用も考えた方が良いでしょう。

アンテロープの特徴一覧
運営企業 アンテロープキャリアコンサルティング株式会社
求人数(非公開求人含) 求人数は少ないが領域特化型なので悪いことではない
求人先領域の幅の広さ どちらかと言えば領域特化型のエージェントなので狭いがその分深い
強い領域・業界 金融業界とコンサル業界の転職ならかなり強い。ただし、会計系コンサルであれば、どちらかと言えば会計士向けエージェントの方が会計士向きの情報が得られて良いと思われる。
こんな悩みを抱えた会計士に良い
  • 金融業界に興味があり情報を取得したい
  • コンサル業界に興味がある

補足事項 会計士向け求人も多いが、会計士として転職するのであれば会計士向けエージェントとの併用が無難と思われる。
厚生労働大臣許可番号 13-ユ-040484

ムービン

ムービン
会計士からコンサルタントへの転職 ムービン

コンサルの転職に定評があり、会計士の利用者もそれなりにいます。

戦略コンサル等ではケース面談対策等の専用の面接対策が必要になりますので、ハイレベルな外資コンサルに興味がある場合は利用しても良いかと思います。

ただ、一般的な財務会計系のコンサルへと転職するケースでは、むしろ会計士専門の転職エージェントで十分でしょう。

ムービンの特徴一覧
運営企業 株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア
求人数(非公開求人含) 全体的な求人数は少ないがコンサル求人は多い
求人先領域の幅の広さ コンサル特化型なので幅は狭いがコンサルだけで見れば強い
強い領域・業界 会計士向けの転職サービスではありませんが、コンサルティング業界での転職にかなり強いため、戦略コンサル含めコンサル領域での転職をしたい方にはマッチするでしょう。ただし、会計士が転職するという前提であれば会計士向けの転職サービスとの併用をおすすめします。
こんな悩みを抱えた会計士に良い
  • 戦略コンサル等コンサル業界に興味がある

厚生労働大臣許可番号 13-ユ-040418

エルキャリ

エルキャリ
公認会計士の転職ならエルキャリ

監査法人勤務・事業会社勤務・起業経験を活かし、会計士のキャリア支援を行っています。

FA業務を経験したいといったケースや大手コンサルばかりでなく、新設・新興勢力のコンサルティングファームなどへの転職支援も行っており、ベンチャー企業(ベンチャーコンサル)へ飛び込み大きな経験を積みたいといった会計士の転職には良いでしょう。

IPO支援やM&Aコンサルを行っている会計系のコンサルの転職にも良いかと思います。

気軽に登録できます。

エルキャリの特徴一覧
運営企業 エルキャリ合同会社
求人数(非公開求人含) 求人数は少ないが一般のエージェントが保有していない求人もある
求人先領域の幅の広さ 幅は狭いが大手エージェントが保有しない転職先がある
強い領域・業界 M&Aに興味のある会計士等には良いでしょう。新設コンサルなどの求人もあり、一から組織を作っていくところに参画したいケースなどでもタイミングによってはそうした会計士向け求人もある。
こんな悩みを抱えた会計士に良い
  • FAS・M&Aに興味がある

厚生労働大臣許可番号 14-ユ-301535

なお、会計士のコンサルへの転職に関してはこちらとは別に以下の記事でも解説しておりますのでご参照ください。

公認会計士のコンサルティングファームへの転職
公認会計士のFAS業界への転職
コンサルへ転職したい会計士におすすめの転職エージェントのまとめ
  • 財務会計コンサルや会計士資格・会計知識を活かしたコンサル領域への転職であれば基本的にマイナビ会計士に登録した方が良い
  • 戦略コンサル等への転職を検討しているケースではムービンを視野に入れる

事業会社の経理・財務や経営企画、内部監査、ベンチャーへの転職を考えている会計士におすすめの転職サイト・エージェント

事業会社(経理・経営企画等)に転職したい会計士におすすめの転職エージェント

ここ数年、公認会計士の方の転職先で一番多いのが事業会社です。

ワークライフバランスを求めて事業会社へ転職される方もいますし、企業の内部から自身のスキルを活かして成長させていきたいと考えて転職される方が多いです。

また、最近少し増えているのが、公認会計士としての転職ではなく、営業や企画、マーケティング等の公認会計士の資格を全く生かさない転職も若干ですが増えています。

公認会計士の「資格」に頼るわけではなく、会計士として多くの企業を見てきた経験を活かし、全く違う職種へと転身され、活躍している人も少数ですが増えています。

実際に、会計・財務にとらわれず、経営戦略的なコンサルティングをしようと考えたときに、マーケティングの視点など具体的に売り上げを伸ばしていく施策に対しての知見も重要になります。

そのため、結果的に会計業界に戻ってくるとしても、こうした他の職種として身につけたスキルは大いに活かすことができます。
公認会計士としての基本スキルはどこの企業でも必要とされるものですが、それに加えてプラスアルファのスキルを身につけることで、他の方には真似のできないサービスを展開することも可能になります。

また、事業会社への転職というケースにおいて、ワークライフバランス等を考慮した転職を求めているケースがありますが、事業会社なら必ずワークライフバランスがとれるわけではありませんので、その企業、あるいはポジションがどういった労働傾向にあるのかしっかり情報を取得してください。
情報収集不足で早期退職になる会計士は多いです。
その他女性の場合ですと、ライフイベントを機に転職されることも多いのですが、この場合では、同性のエージェントの方が話しやすいということもあるようですので、そのような希望をお持ちのケースでは希望を出してみても良いでしょう。

こうしたことを踏まえて、公認会計士の事業会社への転職であればまずはマイナビ会計士の利用をまずは検討しましょう。

上場企業から中小企業、ベンチャーまで幅広く転職が可能であり、また、ワークライフバランス重視の方にもそうした情報の提供もしっかり頂けるので安心して転職活動が行えます。

後は、事業会社でもベンチャー企業限定で転職したいケースにおいては、経理経験をお持ちの場合に限りますがSYNCAの利用も良いでしょう。
経理財務経験がある方であれば、良いベンチャー企業のポジションの求人が見つかります。

一方でグローバル企業への転職を視野に入れている会計士の方はJAC Recruitmentの利用が良いでしょう。
日系・外資ともに大手企業で質の良い求人が揃っています。

マイナビ会計士は幅広く万能に求人を持っていますが、ベンチャーだけ、あるいはグローバル企業だけ、という部分的に切り取った視点で見た際は網羅できていないケースもあるため、ケースバイケースで使い分けると良いかと思います。

なお、マイナビは何度も紹介しているのでまだ紹介していないエージェントについては以下に詳細を記載いたします。

グローバル企業の転職に強い転職エージェントのJACリクルートメント

JAC
JACリクルートメント
JACリクルートメントは電車の中に広告が貼ってあることが多いので、ご存じの方も多いかもしれません。
グローバル企業(日経・外資)への転職では国内ではトップクラスの実績を誇っています。
こちらのエージェントはとにかく担当してくれるコンサルタント(エージェント)の質が高く、
非常に評判が良いです。
ハイクラスのポジションとなると、面接も一般的なものではなく、戦略コンサルほどではないにしろケース面接のような特異な面接が設定されることもありますが、企業ごとに過去の面接内容等の記録も残しているのか、非常に多くのノウハウをお持ちで、役立つアドバイスをたくさんもらうことができます。
そのため、ハイクラス且つ語学力も活かしたいという方は、まず初めにこちらのエージェントさんに相談してみるのが良いかと思います。
ただ、公認会計士のキャリアに特別詳しいわけではありませんので、心配な方は公認会計士の転職に特化したところと併用すると良いでしょう。

JACリクルートメントの特徴一覧
運営企業 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント
求人数(非公開求人含) グローバル企業・大手企業でミドル層の求人が特に多い。英語を活かしたい会計士の転職先も豊富。
求人先領域の幅の広さ 事業会社を中心にかなり幅は広いが一定スキル以上の経験は欲しい。
強い領域・業界 英語が活かせる環境、グローバル企業
こんな希望を持っている会計士に良い
  • 事業会社で英語を活かしたいと思っている
  • グローバル企業への転職を考えている
  • 管理職としてハイクラス転職を考えている

転職サポート 担当してくれるコンサルタントのレベルは高く、頂くお話が参考になります。グローバル企業の場合面接のハードルも高いのでしっかり対策をしてくれる同社等に相談しましょう。
補足事項 基本的にハイクラスの転職となるため、一定の経験が必要なので30代の利用者が多いが会計士の場合20代後半等でもマッチする求人はある。
厚生労働大臣許可番号 13-ユ-010227
HP JAC Recruitment

会計士がベンチャー企業へ転職するならSYNCA

SYNCA
会計士のベンチャー企業の転職ならSYNCA

事業会社での経理経験のある会計士限定になりますが、ベンチャー企業のCFOや経理財務担当としてゼロベースから企業の体制を作っていく経験がしたい会計士はこちらの転職サービスはかなりマッチすると思います。
まだ新しいサービスではありますが、同社の性質上、多くのベンチャー企業との接点を持っているから良いベンチャーとの出会いがあります。

診断コンテンツ等もありますし、登録したらすぐに転職しないといけないわけでもありませんので、ベンチャーに興味のある会計士は登録しておくと良いでしょう。

会計士専門の転職エージェントの弱みであるベンチャー界隈の求人を多く持ち合わせているので、既に「経理経験」があり「ベンチャー企業」へ転職ということであればぜひ利用してください。

SYNCAの特徴一覧
運営企業 株式会社WARC
求人数(非公開求人含) 求人数はかなり少ないがベンチャーの領域だけでみれば多く、他にはない求人がある。
求人先領域の幅の広さ 経理・財務経験者向けの求人が大半を占めるため幅は狭いが、その領域におけるベンチャーという視点だけで見れば求人の幅は広い。
強い領域・業界 ベンチャー
こんな希望を持っている会計士に良い
  • ベンチャーCFOとして転職したい
  • 経理・財務経験を活かしてベンチャーで活躍したい
  • 市場価値診断コンテンツ等により客観的な市場価値を知りたい方

転職サポート 必要に応じてサポートしてくれる。
補足事項 経理経験者じゃないと厳しい。また、エージェントサービス機能もあるが自己応募やスカウトを待つことも可能でハイブリッド型の転職サービス。
厚生労働大臣許可番号 13-ユ-308828
HP SYNCA
事業会社へ転職希望の公認会計士におすすめの転職エージェント
  • 広く事業会社の経理・財務や経営企画・内部監査への転職希望であればマイナビ会計士
  • 事業会社での経理経験がある公認会計士でベンチャー企業志望であればSYNCAで良い求人が見つかる可能性が高い。ただし、監査経験しかないなど経理未経験の場合は厳しいのでマイナビ会計士にしておく
  • グローバル企業の経理財務等に興味がある場合はJAC Recruitmentを利用
事業会社への転職に興味のある会計士の方は以下の記事もご参考ください。
会計士が転職でワークライフバランスを実現するポイント
会計士の事業会社の経理への転職
ベンチャー企業に転職する公認会計士が増えているのはなぜ?

ハイクラスポジションやCxO等の経営に近いポジションでの転職に興味のある会計士におすすめの転職サービス

ハイクラス転職に興味のある会計士向け転職エージェント

ハイクラスポジションを志向する会計士の方は会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』の利用やJACリクルートメントを検討してみても良いでしょう。

ビズリーチは公認会計士に特化した転職サイトではありませんし、そもそもエージェントサービスではありませんが、ハイクラス案件を保有しており、レベルの高い業務へとチャレンジしてみたいのであれば、登録してみても良いでしょう。

スカウト型の転職サービスなので、あなたのこれまでの経歴が転職市場で評価されるようであれば、事業会社等での上位ポジションでのオファーやスカウトが届いたりして求人の紹介が受けられるかと思います。

なお、ヘッドハンターからのスカウトに返信し、ヘッドハンターの話を聞くことで参考になることもあるのですが、現年収が低くても750万程度ないと該当する案件が無い可能性がありますのでご注意ください。

JACリクルートメントの場合は上場企業や大手企業のハイクラスポジション案件が多いのですが、こちらは先ほど紹介した通りエージェント型の転職サイトなので、登録して担当エージェントさんに相談してみるとどういったスキルや経験を積んだ人が上位ポジションに行っているのかといった話が聞けるので、現時点で難しかったとしても参考にはなると思います。

なお、ハイクラスポジションに拘っているわけではなく、単に年収が気になっているという方に関しては会計士の転職に強いエージェントを活用してみるのが良いかと思います。

また、ベンチャーCFO(IPO準備等)等はハイクラスポジションとは言い難い部分もあるので、普通にマイナビ会計士などの会計士向けの転職サービスを使った方が巡り合わせが良いかと思います。

ベンチャーのCFOとしてIPOを経験したい会計士の転職

会計士が異職種や異分野等の未経験領域で転職する際におすすめの転職エージェント

会計士の未経験・異業種・異職種領域への転職におすすめの転職エージェント

先ほど事業会社の転職の項目でも少し触れましたが、
最近公認会計士の転職で少しずつ増えているのが、会計士じゃないと転職できない求人先ではなく、会計士としてのキャリアやスキルは活かせるが、会計士じゃなくてもいい仕事がしたいという方も増えています。

マーケティングや企画、営業、ライフプランナー等その職種は様々ですが、思い切った転職をされる方も一定数いらっしゃいます。

そうした方の場合、公認会計士に専門特化している転職エージェントよりも、幅広い職種を取り扱っている転職エージェントを使うと良いでしょう。

注意点としては、公認会計士のキャリアに詳しいわけではないので、ある程度自身の責任で転職先を選んでいく必要があるということです。

しかし、万が一転職に失敗してしまったとしても、今の転職市況であれば、監査法人等に出戻り転職することは容易なので、ある意味思い切ったチャレンジをするには良い時期と言えます。
その中でも一番のお勧めはリクルートエージェントと言えるでしょう。

総合的な転職実績がトップクラスの転職エージェントのリクルート

リクルートエージェント
リクルートエージェント
リクルートエージェントを使う公認会計士も一定数いらっしゃいます。
求人数も10万件以上と圧倒的です。
グローバル案件をお探しの際にもお勧めです。ただし、先ほど記載した通り、会計士のキャリアに詳しいわけではないので、キャリア相談は会計士の場合若干難があるでしょう。

なお、リクルートは恐らく誰でも知っている会社かと思うので細かい説明は省きます。

高い英語力を活かした転職をしたい会計士におすすめの転職エージェントは?

英語力を活かした転職をしたい会計士におすすめの転職エージェント

TOEIC●●点とかそういうレベルではなく、
読み書き、話すということがビジネスレベルで行える方は、「会計+英語+ハイクラス」の転職エージェントを使ってみても良いでしょう。
ただし、このようなエージェントでは、スキルがない方にはほとんど求人を紹介してくれません。
そのため、英語が得意といっても、どのレベルかによって利用するエージェントは使い分けましょう。

まず一番初めに検討したいのがJAC Recruitmentです。

先ほど紹介したので詳細は省きますが、グローバル企業(外資・日系)の求人が多く英語が活かせる求人が豊富であり、それでいてしっかりと転職活動フォローをしてくれるので、かなりおすすめです。

また、ロバート・ウォルターズも外資系ハイクラス案件が豊富なので英語で外資ということでしたら候補に入れてみても良いでしょう。

外資系ハイクラスポジションの転職エージェントのロバート・ウォルターズ

ロバート・ウォルターズ
外資系転職ロバート・ウォルターズ
こちらの転職エージェントは外資系のハイクラスポジションへと転職を希望されているのであればとてもおすすめです。
ただし、会計士のキャリア支援を行うとかそういう目線でサービスを行っているわけではなく、スキルの高い人を純粋にハイクラスのポジションへと導くための転職サービスなので、これからキャリアどうしたらいいでしょうか?という人には向きません。
会計士の方に多いのですが、何をやったらいいかわからない、というようなフワッとした感覚の人は登録してはいけません。
英語力+会計スキルに自信があり、キャリアの道筋もある程度自身の中でたてられていて、そのうえで外資やグローバル企業のハイクラスポジションに興味のある人だけ使ってください。

エリートネットワーク

エリートネットワーク
転職サイトエリートネットワーク

エリートネットワークを利用して転職される会計士の方も少ないながら一定数いらっしゃいます。

事業会社の上のクラスやグローバル企業で語学を活かすようなポジションへの求人はそれなりに保有しているため、ハイクラスや語学を活かした求人を探すということであれば、利用してみる価値はあるかもしれません。

公認会計士の転職に強くて英語も活かせる求人も多数保有しているのが、マイナビ会計士となりますので、会計士としてのキャリア相談もしつつ語学力を活かせる転職先を紹介してもらいたい場合はこちらを活用すると良いでしょう。

公認会計士におすすめの転職エージェントの一覧とまとめ

会計士の転職エージェント図(転職先別)

おすすめの転職サイト・エージェントの紹介はここまでとなります。

会計事務所 監査法人 事業会社 ベンチャー コンサル(会計士向け) 転職サポート力
マイナビ会計士
ジャスネット
MS-Japan
レックスアドバイザーズ
エルキャリ
SYNCA
最速転職HUPRO
アンテロープ
ムービン
JACリクルートメント
エリートネットワーク
リクルートエージェント

ここからは、これまで一度も転職エージェントを活用したことがないという公認会計士の方向けに、転職エージェントを使う際の利用の流れや注意点、メリットについて説明しておきます。

転職エージェントが何をしてくれるのかそもそもよく知らないという方はご覧ください。

転職エージェント利用の流れ

会計士の転職エージェント利用の流れ

通常、転職エージェントに登録してから1か月~3か月以内程度に転職が完了しますが、公認会計士の場合、監査法人でのアサインの都合等もあり半年から1年程かけて転職活動される方もいらっしゃいます。
会計士を理解しているエージェントであればあなたの都合に合わせてサポートしてくれます。
ここでは、個別の悩みは抜きにして、一般的な利用の流れを見て見ましょう。

STEP1.転職サイトに登録

まずは各社のサイトより登録しましょう。
必要最低限の情報を入力し登録ボタンを押せば完了で、どのサイトも1分~3分程度あれば登録できます。
登録後、エージェント担当者からその後の流れについて連絡がありますので指示に従いましょう。

エージェントからの連絡方法は各社により違いますが、登録時に入力した電話番号宛に「電話」がかかってくるケースと「メール」のみの場合があります。
この段階では、転職面談(キャリアカウンセリング)の日程調整等が中心なので何も準備する必要はありませんので気軽に応対しましょう。

どちらにせよ登録すると必ず自動返信メールはきますので、迷惑メールフォルダ等に振り分けられてないか、登録後に確認しましょう。

なお、登録から転職完了まで全て無料ですのでご安心ください。
※一部有料サービスを提供している転職サービスであっても勝手にお金が請求されることはありません。

STEP2.転職面談

エージェント担当者(キャリアアドバイザー)との面談を行います。
以前は対面での面談が必須でしたが、最近は電話やWeb面談が主流となっています。
この転職面談ではあなたの希望や悩みをエージェントの方がヒアリングし、転職やキャリアに関するアドバイス、最近の会計士の転職マーケットの情報提供、キャリアパス事例なんかの情報を得ることが出来ます。面談後も定期的にメールや電話で情報提供はしてくれます。

個々人でヒアリング内容は異なりますが、以下のようなことを聞かれたり、教えてくれたりします。

会計士の転職面談内容一例
監査法人から初めて転職するケースを想定すると、

  • 転職エージェントサービスに関する説明や個人情報の取扱いに関する説明(各社5分程度)
  • 転職活動の流れに関する説明(初めての転職の場合)
  • あなたのキャリアの棚卸
  • 悩みやご希望のお伺い
  • 監査法人からどのような転職先や選択肢があるのか等のキャリアに関する情報提供
  • 将来像に合わせたキャリアパス事例の紹介
  • 各ファームあるいは企業の違い、業界動向等について
  • 求人の紹介

※上記はあくまで一例で、あなたのご希望やご年齢、就業年数、会話の流れ等により異なります。特に事前準備等は不要なケースがほとんどですが、職歴書は事前に提出した方がマッチする求人の提案が受けやすくなります。

STEP3.求人の紹介

面談後、あなたの希望が叶う、あるいは悩みが解消される転職先の紹介であったり、エージェント側から求人やキャリアの提案があります。

STEP4.応募書類の添削や面接対策など

応募する企業が決まったら履歴書・職務経歴書を必要に応じて修正します。
求人先や業界ごとで求められるスキルセット等は変わってくるため、応募先企業ごとで内容を変えたりすることもあります。
このあたりは転職エージェント担当者にお任せしましょう。

また、書類選考に通過したら面接対策を行います。

会計業界(監査法人や会計コンサル、会計事務所)であれば会計士に強い転職エージェントに登録すると、面接でどのようなことを聞かれるのかとかどういった方を求めているのか、同僚はどういった方々多いのか等細かいところまで情報くれることが多いので、エージェント経由で面接受けるのが楽です。
場合によっては模擬面接も行ってくれます。

特に会計事務所の場合ですと所長の性格の把握は重要ですので必ずエージェントに相談しておきましょう。

なお、面接日程調整などもエージェントがやってくれるので楽です。

STEP5.面接

いよいよ面接本番です。
少し失礼な記載になりますが、会計士の方の場合、一般社会の常識を持ち合わせていない方が一定数いらっしゃいます。
エージェントから指導があると思いますが、服装や面接マナー等にはくれぐれも注意しましょう。

なお、エージェントによっては面接同席してくれて、その場でフォローしてくれるケースもあります。

面接が苦手という会計士は多いので、そういった方は事前にエージェントに相談しましょう。

STEP6.内定・入社

内定を頂きましたらエージェント担当者から待遇等の条件面や入社日に関する情報の案内が届くかと思います。
条件面で少し気になる部分があればエージェントを通じて調整や確認をすることができます。
ご自身で待遇条件の交渉をするのは少々大変かと思いますが、エージェントを利用していれば全て代わりに行ってくれます。

また、会計士の場合、入社日調整が必要となります。
監査法人勤務の方の場合、一定の調整は必要になるケースも出て来ますが、内定先企業が会計士の採用に慣れていないケースだと理解してくれないケースもあります。

そうした際にエージェントが間に入っていると楽ですし安心して任せることが出来ます。

なお、転職先の業界が会計士が多数いる企業なりファームであればそれほど心配いりません。

転職エージェント利用のメリット・デメリット・注意点

会計士が転職エージェントを利用するにあたっての注意点

転職エージェントを利用することで、以下のようなメリットがあります。

転職エージェント利用のメリット
  • 非公開求人が紹介してもらえる(会計士募集求人において特に事業会社は90%近くが非公開求人です)
  • ふわっとした希望をお持ちのケースでもプロの視点であなたにマッチしそうな転職先の紹介やキャリア事例を教えてくれる
  • 転職サポート・補助(書類作成補助や面接日程調整、待遇交渉等)が受けられる
  • 充実の面接対策(想定問答・模擬面接・相手に好印象を与えるポイント等含め色々フォローしてくれる)
  • 各コンサルファームの違いやキャリアパスを教えてくれる他、事業会社へ転職した場合のリスクやメリットも教えてくれる

転職エージェントを利用することで、ネット上ではなかなか手に入らない希望業界の転職情報や意中の企業の裏話まで聞けたり、面接対策や応募書類作成補助までやってくれたりするので一見すると良いことばかりに見えるかもしれません。

しかし、デメリットとまでいきませんが注意すべき事項もあります。

例えば、転職エージェントのサイトを見ていると、「●●でナンバーワン」といった自称ナンバーワンを謳うサービスは多いのですが、あれらは都合の良い数字をうまく組み合わせて仕立て上げているだけなので、たとえ公式サイトであったとしても鵜呑みにしてはいけません。
ナンバーワンを作り上げるサービスが存在しており、特に転職サービスにおいてはかなり利用されています。

多くのサイトで自称ナンバーワンが発生する原因としては、サービスの質に関する自信の無さからくるものが要因として挙げられ、例えば知名度が低いサイトがその分野で認知を広げていきたいといった時にナンバーワンの称号を使ったりします。
大手の転職会社であっても、専門領域に進出した際にその分野での実績が低かったりすると何かしらの数字を拾ってきてナンバーワンとやったりします。
なので、良くも悪くもナンバーワン記載は気にしないということが重要です。

この他にも良い点、注意すべき点はいくつかありますので、もし転職エージェント利用や登録に際して不安があるという方は以下の記事で詳細をご覧ください。

細かいことは気にしないという方は次の項目をご覧ください。

転職エージェント

転職エージェントに登録したら絶対に転職しないといけないのか?

転職エージェントに登録してみようと思っているけど、絶対転職したいわけじゃないし、そういう場合は登録しない方が良いのか?と疑問に思っている方が多いのですが、転職エージェントに登録したからと言って必ず転職しなければならないわけではありません。

情報収集がしたいという理由だけでも転職相談を受けてくれます。

それどころか、転職しない方が良いですよ、とアドバイスをいただいたこともあります。

実際に監査法人に勤務する会計士の場合、監査法人にいるうちに経験しておいた方が良い業務もありますし、監査法人内での異動もできたりするものです。

転職ありきではなく、そうしたアドバイスをしてもらえるので、無理やり転職させられるとかそういうことはないのでまずは安心してください。

総合的・俯瞰的にアドバイスをくれるので、個人的にはいろいろ利用してみて良かったなと思っています。

ここまで、公認会計士におすすめの転職サイト・転職エージェントやエージェントを利用するメリット・注意点を紹介させていただきました。
一般的な転職における悩みや希望はエージェント利用で解決できるかと思います。

ただ、希望を叶えるうえで転職エージェントの活用は必須且つ有効ではありますが、それだけではなく、あなた自身もしっかり転職先を選ぶ姿勢をもって転職に臨んだ方が転職成功の確率が高まります。

そこで、ここからは、転職エージェントは有効利用しつつも転職に失敗しないためのポイントについて、ご自身でできることを解説していきます。

会計士が転職に失敗しないために

転職に失敗したくないからエージェントを使うんだけど、、、と思う方もいるかと思いますが、失敗を避けて成功へとステップしていくにはあなた自身の気の持ちようや工夫も必要となります。

転職失敗だけは避けたい、
会計士に限らず多くの方が思っていることです。

よくネット上では失敗したくなければ転職エージェントを有効活用しましょう、といった記載を見かけますが、転職エージェントを利用しても普通に失敗します。

問題は、求職者自身のマインドの問題であることも多いです。

ここでは、転職成功に向けてどのようなところに気をつけた方が良いのか、見ていきたいと思います。

転職エージェント任せになり自分で意思決定できない公認会計士は転職に失敗するケースが多い

これまでの古い価値観にとらわれず広い目線でキャリアを考え、新しい領域に自ら進んでチャレンジする方が増えている一方で、
具体的な希望はないけどなんとなく転職したいと考えているという公認会計士も増えているように感じています。

現時点で具体的な希望がないということ自体は問題ではないのですが、
こうした方の場合、転職先を決める最終意思決定も他者(エージェント等)に頼る傾向があるので注意が必要です。

具体的な希望がない方の場合、転職サイトに登録しエージェントに相談する段階で、
自身のこれまでの経験とスキルでどのようなところに転職できるのか、どのような可能性があるのかを聞きたいという希望をお持ちの方が多いです。

これに対してエージェント側は、過去の転職者の事例や現在の転職市況から、例えば〇〇業界や〇〇のポジションでの可能性があり、こうしたキャリアを歩んでいる方はその後こうなっています、というような一般的なキャリアの説明が受けられるかと思います。

そうした客観的な意見を聞いて、それをもとにあなたの頭で考えキャリアを選択していければよいのですが、
最近増えているのが、「私だったらどこが向いてますか?決めてください」というような方もいらっしゃいます。

客観的な意見の一つとしてどこが向いているのかを聞いているのであれば良いのですが、
そうではなく、本当に意思決定をエージェントに任せ、転職先を決めてしまう方も一定数いるので危ないなと感じております。

少し極端な例ではあるのですが、自身の道を自分で選択せず、他者に任せてしまう方は意外といらっしゃり、転職後に聞いていた話と違うじゃないかという状況に陥る転職失敗例を見かけることがあります。

エージェントはキャリアアドバイザーとしてあくまで客観的な立場で情報提供・コーディネート例を提案してくれる人であって、それをもとにあなたの価値観と照らし合わせ意思決定・判断をするのはあなたである必要があるのです。

意見をもとに自身で決めて判断するという意識を持つことは最低限必要なことです。

また、自分で判断するという視点は、エージェントの意図的な誘導引っかからないということにおいても重要です。

先ほども記載しましたが、エージェントには目標数字(売上)があるので、人によっては売上が立ちやすそうな求人先に応募してもらうよう誘導することもあります。

あなたの希望を無視して意図的に特定の求人への応募を誘導するエージェントはそれほどいませんが、
知らないうちに価値観をすりこまれてしまうケースもあるので、自分の頭で考え判断する必要があるということは認識しておきましょう。

少しエージェントの印象が悪くなってしまったかもしれませんが、情報収集するにはかなり良い存在なので、うまく活用してください。

どこの転職サイト・転職エージェントを使うかよりマッチする転職先企業を判断することが重要

丁寧に転職活動をサポートします、
キャリアを一緒に考えましょう、
公認会計士のキャリアに精通しています、
質の高い転職サポートがウリです、
転職満足度〇〇%!

転職サイトを見ると上記のようなことが記載されていることが多いのですが、どれも恐らく嘘ではありません。
ただ、転職サイトや転職エージェントがどんなに素晴らしかったとしても、微妙な転職先へと転職してしまっては意味がありません。

エージェントは確かに親身に話を聞いてくれますが、エージェントの方はあくまでエージェントであり他人なのであなたの全てを把握できるわけではありません。

また、あなたのことだけでなく、紹介してくれた求人先のことも正しく理解できていないケースは多いです。
世の中に何百万社も法人はあるので、全ての企業の最新の情報を保ち続けるのはかなり厳しいため、ある程度仕方のないことではあります。

よく転職エージェントを使ったがミスマッチで早期退職してしまったという話も聞くかと思いますが、これはエージェントだけが悪いわけではないのです。
どんなにエージェントが熱心で丁寧だったとしても起こりえることなのです。

そのため、転職サイトに登録し、キャリアに関する相談をし、転職先候補となる求人を紹介してもらい、企業の担当者に会い、、、といった工程の中であなた自身の目・耳でも情報をキャッチアップし、それをもとに判断を下していく必要もあるのです。

ポイント
転職エージェント任せにするのではなく自分自身の頭でもしっかり考えるようにしましょう。
情報収集も受動的な姿勢ではなく自分の希望と照らし合わせてどのような情報があれば良いのか考えて見ると良いです。

自分の目・耳で情報を引き出すにはどうすればいい?ネットの情報を信用しすぎないこと

公認会計士の転職先として事業会社が人気なのはご存知のことと思います。

日本公認会計士協会が公表している資料を読み込んでいっても、役員レベルの方も含みますが、企業内に勤務する公認会計士は年々増加の一途をたどっており、公認会計士全体の1割ちょっとくらいは企業に勤める方になります。

実際求人を見ても、IPOを目指すベンチャーやメガベンチャー等で公認会計士の採用需要は旺盛で、実際に転職を希望される方も増えていることから、企業に勤務する公認会計士が増えているのは客観的な事実からもわかります。

事業会社へ転職するケースでは転職先候補の企業がメディア等で情報発信していることが多いため、情報収集がしやすい傾向にあります。

企業の大枠や方向性をなんとなく確認するために閲覧することは悪くないでしょう。

ただ、企業が自発的に発信する情報というのは広告的な要素も多いため、キレイな部分が中心となっていたりするので鵜呑みにするのは危険です。

後は、メディアで人気の企業もたくさんありますが、こうしたメディアで人気の企業が必ずしも優良企業であるとは限らず、実際に人気の企業でも残業過多で離職率が高かったりするケースは多いです。

こうしたケースでは中で働いている人に直接意見を聞ければ良いのですが、都合よく知り合いが勤めている可能性は低いです。
そのため、転職エージェントを通じた情報収集に加え、実際に面接に行きあなた自身の目と耳で判断するほかありません。

判断する上で、
例えばプライベートの時間を増やしたいと考えて転職するのであれば、残業時間は気になる要素の一つだと思います。

最近は求人票に平均残業時間等が記載されているかと思いますが、
この残業時間の算出方法が会社全体の平均残業時間なのかそれとも予定配属先の平均残業時間なのか、エージェント等を通じて確認しておきます。

これを確認する理由としては、残業時間は部署ごとでバラツキが多く、0のところもあれば100時間超えているような部門もあったりするのです。

そして確認した結果、例えば実際にあなたが面接を受ける部門の残業時間が仮に少ないことがわかったら、
今度は実際の面接の場で、なぜ残業時間が少ないのか、あるいはなぜ少なくすることができたのか質問してみると良いです。

どのような取り組みをしているから残業が少ないのかその根拠がわかると安心できるという点と、その企業の労働に対する基本スタンスが見えてくるため、あなたの仕事の価値観とマッチするかどうか判断することができます。

上記は残業に関する事項になりますが、その他あなたが重視する要素があるかと思いますので、工夫して情報を引き出す方法を考えてみることで、企業情報を引き出すことができ、転職意思決定の判断材料を増やすことができます。

何度も書きますが、その企業に入社するかどうか判断しなければならないのはあなた自身です。

面倒だなと感じるかもしれませんが、転職で失敗したくないのであれば、あなたの考え・価値観をベースにどのような情報が必要かを考え、その情報を自ら仕入れ、意思決定するという癖をつけましょう。

効率ばかり追求し、自分で情報を集めることを怠ると後悔する可能性が高いので、ここは面倒でも考えてやってみてください。

ちなみに、面接時にどうしても自分で質問し難い事項というのもあるかと思います。
基本的に自分自身で確認してほしいのですが、どうしても出来ないという方は、エージェントを通じて確認してください。

ポイント
工夫して転職先から情報を引き出すような質問をしてみるのも手段の一つです。
後から気が思いついた場合、転職エージェントを通じて質問するのも良いでしょう。

あなた自身が転職先企業を選ぶというスタンスを持つ

面接官に好印象を与えることばかりに目が行き、良くも悪くも頑張りすぎてしまう方がいます。

好印象を与えることは間違いではありませんが、あなた自身もしっかり企業を選んでいかなければなりません。

よくある転職失敗として、面接時に自分を過度に良く見せ、入社後に双方の意識のギャップが大きくなり居辛くなってしまうケースです。

これは企業から選ばれたいと潜在的に思っているから起こることで、間違いではありませんが、本当の自分とはかけ離れたものをアピールして入社しても最後に苦しむのはあなた自身です。

面接で相手が望むことを言い、ある程度自分を良く見せること自体は必要ですが、譲れない条件や価値観はしっかり主張するべきです。

転職という選択肢を取ったということは、現状抱えている不満、あるいは希望があるからかと思いますが、そうしたものを主張しないで転職しても意味がないのです。

逆に言うと、しっかり主張した上でマッチングが成立するのであれば、その企業はあなたにとって良い転職先である可能性が高いのです。

ポイント
最終的に自分自身が実際に目にして感じた情報が最も信頼できるものとなります。
人伝に「良い」と聞いていても、その人とあなたは別の人格です。
あなたにとって本当に良いかどうかは実際の面接の場や職場見学の場で判断していく癖もつけましょう。

転職したいのであればまずは行動する

転職しようと思っていたのに気がつけば時間だけが過ぎていき、転職機会を逃してしまったという会計士の方は多いものです。

公認会計士の場合、繁忙期が明けたら転職活動しようと考えていたものの、そうこうしているうちにいつの間にかまた繁忙期がやってきて仕事が忙しくなって転職機会を逃してしまうという方はいるでしょう。

なんでもそうですが、はじめの一歩は腰が重くなりがちで、なかなか踏み出せない方が多いのです。
考えすぎてしまい、不安で行動できなくなる方もいます。

ただ、最初の一歩さえ踏み出せれば、後は意外と意識が高まっていきどんどん進めていけるものです。

転職活動における最初の一歩は、転職サイトへの登録が最も労力が少なく踏み出せる一歩です。

まず行動し、動きながら考えることで前進していくことができます。

動くことで情報がどんどん入ってくるので不安もそれに比例して減っていきます。

転職エージェントに登録すると良く紹介される会計士の求人例

監査法人から転職する、という前提でどのようなところへ転職する会計士が多いのか簡単に見ていきましょう。
最も転職先として多いのはBig4系のFASやコンサルティング会社となります。
一部監査法人のアドバイザリー部門へと転職される方もいらっしゃいます。
※下記はあくまでも一例として記載しているにすぎません。
定期的に更新はしておりますが、詳細情報及び最新情報は転職エージェント等を通じて仕入れるようにしてください。

なお、求人検索がしたいという方は以下ボタンより求人ページへと移動してください。

コンサルへ転職するケースの転職先一例

法人名 株式会社KPMG FAS
住所 東京都千代田区大手町1丁目9−5大手町フィナンシャルシティノースタワー
※東京以外の住所除く
特徴 財務戦略を中心として、M&Aの実施やM&Aに関する戦略立案等のアドバイスに力を入れている印象です。
KPMG FASの場合、KPMGコンサルティングや監査法人からの案件も多く、KPMGグループ内で連携した業務も多い印象です。
M&AにおいてもKPMGグループの案件の引き受けの中心となっています。

デロイトが強い分野ではありますが、フォレンジックにも近年は力を入れているようで、会計士の転職実績もそこまで多くありませんが増えています。

FASの分野は力を入れていることから監査経験のない会計士でも十分転職することは可能です。
国内案件もありますがクロスボーダー案件が多いので、ある程度の英語力は求められるでしょう。

組織内の雰囲気等は転職エージェントに相談すると詳しく教えてくれます。

採用HP KPMG FAS採用転職サイトへ
法人名 デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
住所 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング
※上記は東京本社の住所
特徴 いわゆるFASを中心とした業務を行います。
ものすごくザックリわけるとM&Aと再生領域に分けられます。

会計士を始めとして採用にかなり積極的な印象があり、意外と転職しやすくなった印象です。

ただ、縦割り感がハンパないのでひたすら財務デューデリばかりやらされる、という傾向もあるので、コンサルっぽいことができると思って転職したのに、、、と感じる方もいるように感じました。
業務を横断してやりたい方にはあまり向かないケースもあります。

ただ、地域産業復興支援にも力を入れているので、こうしたものに関わりたい人にも良いかもしれません。
もっともこうしたケースではその地方に常駐することになりますが。

また、日本国内においてはフォレンジックに関してはたぶん一番進んでいるかと思いますので、フォレンジックに興味のある方にも良いでしょう。

採用HP DTFAの求人情報ページへ
法人名 経営共創基盤(IGPI)
住所 東京都千代田区丸の内一丁目9番2号グラントウキョウサウスタワー8階
※上記は東京本社の住所
特徴 監査法人の次の転職先として名前が上がることが多いのですが、実際に転職される方はそこまで多くないかなという印象です。
興味があるという方が多いです。

こちらは経営コンサルといっても事業再生をメインとしたハンズオン型のコンサルが中心で、いわゆる戦略コンサルというような感じでもないです。

そのため、クライアントとしっかりコミュニケーションをとって業務を行いたいといった考えを持った方には合うのかもしれません。
また、再生が中心なので監査法人での業務経験は活かせると思います。それに各分野の専門家も多いので勉強になることは多いでしょう。
ただ、結構業務大変です。その分やりがいもありますし力はつきます。

採用HP 経営競争基盤の求人募集へ

コンサルへの転職に興味のある方は、必ず転職エージェントから情報を仕入れておくと良いでしょう。

ファームごとで全然違いますので。

会計士としてのスキルを活かして徐々にステップアップを考えているのであれば、マイナビ会計士がコンサルへの転職実績多いので、合うかと思います。

事業会社へ転職するケースの転職先一例

事業会社の場合、非公開で募集される求人が大半なので具体的な企業名を出しての例が出せないので、規模感ごとに見て見たいと思います。

大手上場企業の経理
会社の成長を内部から支援することができる、とよく聞きますが、意外とそんなこともないです。
ポジションや企業にもよりますので一概に言えませんが、業務が細分化されていることが多いので、割とルーティンになりやすいです。
事業会社で何をしたいのか、そこの考えをまとめておくと、マッチした求人の紹介が受けやすいでしょう。
どの会社のどのポジションで仕事をするかで大きく変わってきます。
どんなものがあるのか知りたいというケースは転職エージェントに聞くのが早いです。
ベンチャー企業
ベンチャー企業に興味があるという方は非常に多いです。
ただ、ベンチャーの場合会計士でなくても良い(そもそも会計や財務、経理と関係ない)仕事も多くなります。
会社の成長のために幅広く柔軟なマインドをもって対応できる人物じゃないと務まらないです。
会計・財務だけとかカッコいい仕事だけやっていたいという方には向かないです。
結構社内のゴタゴタの対応とか総務チックな仕事も多いです。
もっとも、これも転職先の企業によるところが大きいのですが。
現実的にどのようなことを行っているのか、様々な事例を聞くためにも1人の人からの意見を聞くのではなく、たくさんの事例を持っているエージェントに聞くと現実が見えてくると思います。

イメージで転職するのではなく、まずは実際にどんな感じか総論的なものをエージェントを通じて聞いておくと良いかと思いますよ。

公認会計士の転職の方法は様々

以上公認会計士の転職先ごとのおすすめの転職エージェントとエージェントを利用するメリット・注意点等を記載させていただきました。

ここで紹介した転職エージェントであれば、どこもそれなりにレベルは高いので、転職自体は問題なくできるでしょう。

また、ここに記載した以外にもたくさんの転職エージェントがあります。
全国には1万社を超える転職エージェント会社が存在しているようですので、全てのサービスについて調べるのは難しいのですが、いろいろ活用してみた中でご紹介させていただきました。
あくまで参考の一つとして情報をご活用ください。

なお、公認会計士の転職といえば転職エージェントを活用しての転職が一般的でしたが、最近は人伝の転職も増えています。

このケースでは初めて転職するというよりは、ある程度経験を積んだ後、ベンチャー企業のCFOとして転職するケースや要職のポジションでの転職ということが多いのですが、いずれにせよ人脈が重要となりますので、働きながら人脈形成等も行っておくと良いです。

コロナの影響により会計士向けの転職エージェントサービスの使い方が変わった

以前からあることはありましたが、最近はWeb転職面談やウェビナーのような形で転職相談をするのが一般的になってきました。
以前は必ず対面で転職相談していたのですが、コロナ以降、企業側の面接もWeb面接へと切り替わると同時にエージェントとの面談方法もWebや電話に切り替わりました。

これにより、転職希望者側としては、気軽に転職面談が出来るようになったというメリット、面接の負担が軽くなったというものがあげられます。

やはりわざわざ転職エージェントがあるところまで出向いて面談するのは正直だるいという会計士の方も多いので、良い傾向かなと思います。

同時に転職面接もリモート面接OKなところが大半になり、IT化が遅れている会計業界でもこの傾向は強くなってきています。

また、在宅・リモート・テレワークを希望する会計士も増えていますが、フルリモートの正社員求人というのはまだそれほど多くはありませんが、リモートが可能な会計事務所、コンサル(会計)も増えてきてはいる状況です。

こうした情報も転職エージェントなどから仕入れておくと良いでしょう。
あなたにマッチした働き方が実現できる職場は増えつつあると思います。

一定数以上の会計士の方が今後テレワークが一般的になると感じているというデータもありますが、もしテレワークを希望されるということであれば、やはりエージェントから昨今の働き方に関する企業動向情報を取得しておくのが良いかと思います。

就業・転職等されている公認会計士に関する調査データ

学歴や就業前の訓練期間データなどの紹介する数値は厚生労働省の職業情報提供サイト(公認会計士)に掲載されているデータがありますので、詳細はそちらもご確認頂きつつ、当社が保有する情報等と加味していくつか紹介したいと思います。

学歴について

公認会計士の転職・就業者学歴データ調査表

学歴に関しては8割以上の方が大卒であると感じているというデータとなっています。
実際に転職エージェント等に登録される会計士の9割近くは大卒であり、比較的高学歴な方が多い傾向にあります。

ただ、大卒でなくとも会計士試験に合格し突破した実績と大手監査法人での勤務経験から採用要件を大卒としている事業会社等においても書類選考は比較的突破できる傾向にあります。

しかしながら、コンサルティング会社(特に戦略系等)等においては学歴を重要視する傾向もあることから、こうした分野への進出を検討するケースでは学歴がネックになることもあります。

公認会計士の学歴割合調査
高卒未満 0.0%
高卒 0.0%
専門学校卒 1.5%
短大卒 0.0%
高専卒 1.5%
大学卒 84.6%
修士課程卒 21.5%
博士課程卒 1.5%
その他(わからない) 1.5%

※働いている人が多いと感じる『学歴』(職業紹介サイトより)

入職(就職・転職等)前の訓練期間

公認会計士として入職前の訓練期間

入職前の訓練期間ということで必ずしも試験勉強だけを示すものではありませんが、一般の職種に比べると訓練期間は非常に長くなっています。
公認会計士の場合、試験合格までに勉強期間が2年程度かかり、そこから入職ということで考えれば2年程度は最低かかるということになります。
※公認会計士登録というところでいくともう少し長くなります。

ただ、税理士と比べると勉強時間(期間)は短いため、短期決戦で就職あるいは転職まで持っていける資格と言えるでしょう。

なお、転職エージェントに登録される方の年齢ゾーンでいくと、修了考査前後からが多いため、25歳以上~がボリュームゾーンとなってきます。

公認会計士の入職前訓練期間の表
特に必要ない 4.6%
1か月以下 0.0%
1か月~6か月以下 3.1%
6カ月~1年以下 3.1%
1年超~2年以下 20.0%
2年超~3年以下 29.2%
3年超~5年以下 24.6%
5年超~10年以下 9.2%
10年超 0.0%
わからない 6.2%

入職前の実務経験の必要性に関する調査

公認会計士入職前の実務経験の有無に関する調査表

公認会計士資格合格し、監査法人へ勤務するということであれば、実務経験は不要です。
表から見てもわかる通り、実務経験は特に必要無いという回答が多くあります。
超売り手市場と言われた2019年頃までであれば、30代でも何の経験がなくとも就職が可能でした。
現在も中小監査法人は人手が足りないので、高齢で会計士試験に合格した場合でも就職先はあると言えるでしょう。

ただし、転職というケースにおいては、転職先によるところもあります。

そのため、活躍したいと思うフィールドがあるのであればそこで求められる経験値というものを意識してキャリアを積んでいくと良いでしょう。

特に事業会社への転職ということであれば近年は監査以外の実務経験が求められる傾向が強くなってきているので、転職エージェント等も有効活用して情報収集しておくことを強くおすすめします。

公認会計士としての就職前の実務経験の必要性に関する調査
特に必要ない 38.5%
1か月以下 4.6%
1か月~6か月以下 1.5%
6カ月~1年以下 1.5%
1年超~2年以下 12.3%
2年超~3年以下 16.9%
3年超~5年以下 12.3%
5年超~10年以下 6.2%
10年超 1.5%
わからない 4.6%

いずれの数値も厚生労働省職業紹介サイトを参照しております。

監査法人からはじめて転職されるという会計士の方へ

公認会計士の中には、監査法人からの転職を考えているがどのようなフィールドで活躍できるのかわからないといった悩みを抱える方もいらっしゃいます。
転職エージェントに相談する前に自身で情報収集をしておきたいといったケースもあります。
以下のような監査法人から転職したい会計士向けの記事も記載しておりますので、ご参考ください。

監査法人から転職したい会計士が活躍できる転職先は?

転職情報関連ページの紹介

公認会計士の転職先ごとにおすすめの転職エージェントを紹介しましたが、各種転職先業界に関する情報も詳しく記載した記事がございますので是非こちらもご参照ください。

会計士の転職エージェント関連記事

会計士が非常勤の求人を探して転職をする場合

独立したもののなかなか仕事が取れないといったケースや様々な事情で監査法人等の非常勤の仕事をお探しのケースもあろうかと思います。
ほとんどの人がご存じでしたが、一定数知らない方がいたので念のため終わりに記載しておきますが、会計士が非常勤案件を探す際は日本公認会計士協会が運営する無料職業紹介所JICPA Career Naviを利用しましょう。
非常勤だけでなく正社員の案件も載っています。

ただ、独立したものの、、、という方は何かしらが足りない結果だと思いますので、転職して再度修行するということも検討された方が良いケースも多いです。

USCPA(米国公認会計士)の方の転職エージェントについて

USCPAの方も本ページで紹介した転職エージェントを参考にしていただいて構いませんが、別途でUSCPA向けの転職に関するページも作成しておりますので、こちらも合わせてご確認頂けましたら都思います。

グローバル

参考文献

公認会計士の転職エージェント情報や転職市況を記載するにあたり、一部目を通した文献や論文、サイト等の情報を記載します。
※本文中に記載したものは除く。

その他の公認会計士の転職エージェントに関する関連情報

おすすめとしては紹介しませんが、会計士自身が転職エージェントとして活動している転職サービス等もあり、人によっては約に立つ可能性があるものもございますので、気になる方は以下よりご確認ください。

  • 公認会計士ナビの転職エージェントサービス
    ※求人の幅が非常に狭いため現実的にはあまりおすすめできませんが当該サイトと担当者自体はレベルはそれなりに高く参考になる。
  • 公認会計士専門転職エージェントのPCP
    ※会計士が運営する転職エージェントということもあり相談する分には良いのかもしれませんが求人に偏りがあるためあまりおすすめはしません
  • 会計士専門転職サポートサービス|TACキャリアエージェント
    ※公認会計士資格取得という視点では実績は高いかもしれませんが転職サポートという視点では会計士に関しては疑問が残る部分もございます。
  • レックスアドバイザーズ
    ※会計業界での転職で有名ではありますが、求人数が少ないのがネック。また、2021年以降無理なマッチングが多いという評判が増えたことから、現状おすすめから外している状況です。素晴らしい担当者もいますので、担当次第かもしれません。

公認会計士におすすめの転職エージェントをもう一度見たい方は以下より移動してください。
該当箇所へ移動します。

本ページで紹介した公認会計士の転職エージェント一覧

本ページで記載した会計士の転職エージェント一覧です。
簡単なまとめもしてありますが、クリックしていただくと詳細へ移動しますので再度確認したい方はご利用ください。

会計士の転職サイト・転職エージェント エージェントの特徴
マイナビ会計士 ほとんどの方がご存知かもしれませんが、会計士向けの転職エージェントとして実績・満足度ともトップクラスのエージェントです。会計業界、事業会社、コンサルと会計士の主な転職先全てに強いのと転職サポートがしっかりしているのが特徴です。ここ1,2年ですと会計士の転職実績はかなり高くおすすめです。
ジャスネット 会計士と経理の転職に強いので、会計士が経理へ転職する際にはとてもおすすめです。
特に会計士に対する転職相談には定評があるので相談をしながらじっくり転職活動をしたい方はジャスネットかマイナビ会計士が良いでしょう。
また、経理以外にも会計系コンサルを中心にコンサル業界・監査法人・税理士法人と会計士のキャリアに必須の転職先は様々お持ちなので、幅広く転職先を考えたい人にもおすすめであると同時に、転職相談も丁寧で良いので、キャリアに悩む方の利用にもおすすめです。
MS-Japan 上場したことからもわかる通り、転職実績は豊富です。
会計士向けの転職先求人保有数は恐らくトップクラスだと思います。特に他のエージェントと比べて会計事務所の求人数が豊富なので事業会社やコンサルだけでなく、会計事務所(税理士法人系のコンサル含め)への転職も視野に入れている会計士には良いでしょう。
SYNCA 経理経験のある会計士向けの転職サービスです。戦略コンサルやベンチャーCFO出身者の方々がいるので、良さげなベンチャーとの繋がりは多く、会計士がベンチャー経理へ転職することを考えるケースでは非常に有用なサービスとなっています。純粋なエージェントサービスというわけではないのですが、エージェントさんにも必要に応じて相談が可能となっています。
最速転職HUPRO AIとデータを用いてあなたに最適な求人を素早く提案してくれる転職サイトです。
会計士を始めとする士業の転職にとても強く、膨大な求人の中からあなたの希望とお持ちのスキルにマッチした最適な求人が見つかるでしょう。登録すると無料のAI転職診断ができるので、気軽に試してみても良いかと思います。ただし、2点注意事項があり、転職相談を重視される会計士の方にはあまり合わないかもしれない点と会計業界への転職に強いので税務を経験したい会計士には合うがそれ以外の領域へ転職したい会計士には合わない可能性がある。
アンテロープ 金融機関やコンサルへの転職に興味のある会計士におすすめです。
ただ、会計士向けの転職エージェントというわけではないため、幅を持たせた転職活動がしたいケースでは基本的には他社と併用が無難。
ムービン コンサルティングファームへの転職に強いため、戦略コンサル等へ転職したい会計士等は登録してみても良いでしょう。
一般的な財務・会計コンサルであれば会計士向けの転職エージェントの方が相性がよいかも知れません。
JACリクルートメント 外資やグローバル企業など大手企業でのポジションや英語等の語学力を活かした転職をしたい会計士は利用してみても良いでしょう。
会計士に特化しているわけではありませんので、会計士でも良い転職先の求人が中心となりますが、レベルの高い求人も多いです。ちなみに担当してくれるコンサルタントの方もレベルが高くて良かったです。
エルキャリ 監査法人・事業会社・起業経験のあるコンサルタントが転職支援を行っているため、キャリア相談において貴重な意見がもらえるでしょう。将来独立や起業を考えている会計士の方の登録も良いかと思います。
キャリアについて深く悩んでいた経験があり、そうした経験をもとにした転職相談が可能なので、求人ありきではなくしっかり考えていきたいケースで良いかと思います。
FA業務等各種コンサルの求人が現在は多くなっているようですので、そちら方面での転職での利用もおすすめです。
レックスアドバイザーズ(Rex) 会計士を始めとして会計領域の転職において以前は評判が高く利用者も多かったです。現在でも会計事務所等の会計業界への転職ということであれば良いでしょう。事業会社の求人は少ない傾向です。
エリートネットワーク 事業会社のハイクラスポジションよりの転職がしたい会計士の利用であれば良いでしょう。会計士に特化しているわけではありませんので、様々な視点で求人を見たいケースでも良いです。

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マイナビ会計士の転職サポートの手厚さは業界でもトップクラスです。

徹底した面接・職務経歴書対策が受けられるので、転職活動に不安を感じている方でも安心することができます。

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株式会社インテグラルベース 士業Job運営事務局編集部
会計士・税理士等の士業の転職支援に精通したメンバーが執筆・監修しています。また、記事は内容によって公認会計士資格者・税理士資格者等の国家資格者や監査法人・会計事務所での勤務経験のあるメンバー等に執筆・監修をお願いしています。 一般的な職種の転職とは異なり、各資格ごと、各士業事務所ごとで転職事情やキャリアパス、志向性が大きく異なっており、士業が事業会社の経理や人事等の管理部門への転職を希望されるケースも多いことから、士業事務所領域だけでなく幅広い視点でのキャリアについての解説を行っています。
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