整備士になるために

【これ見れば分かる】新人整備士にオススメの工具セット!4選!

✔最初に買う工具セットに悩んでいる

✔色々ありすぎて、どれを買っていいのか迷ってる

✔なるだけ安くて良い工具が欲しい

こんなお悩みを解決します。

 

✔本記事の内容

・プロの整備士はどんな工具を使っているのか

・新人整備士はどんな工具を買えばいいのか

・工具セットで安くて品質が良い工具はどれか

さとうサン
さとうサン
この記事を書いてる僕は、現役の自動車整備士です

@satonwork

カーディーラーで勤務した経験を生かして、地元の整備工場に就職して、今も現役整備士・カーライフアドバイザーとして働いています。

 

今回の記事では、新人整備士としてはたらくあなたに、

何から準備すれば良いのか?

新人整備士が最初に買うべき工具はなにか?

最初は安い工具を買う方が良いのか?

を、分かりやすく解説していきます。

僕自身も、最初は新人整備士でした!

当たり前の話じゃねーか!って言われそうですが、僕も就職してから工具は揃えていったので、工具は何から購入して良いのか分からない人にも、丁寧にご紹介していきます。

 

・プロの整備士はどんな工具を使っているのか

自動車整備士にとって、工具というのは、ただの便利な道具ではないんです。

・美容師がハサミにこだわる事

・バスケット選手がシューズにこだわる事

・プロの料理人が包丁にこだわる事

これと同じで、プロの整備士が工具にこだわるのは、当然といえば当然なのです。

 

もちろん、工具・工具箱には種類が多く、値段も高価なものから、手頃なものまで色々あります。

整備士は自分にあった物、好みの物をチョイスしていきます。

きっとあなたも同じ気持ちになる時がくるでしょう。

 

じつはプロの整備士のほとんどは、工具が大好きです。

僕も同じで工具を見るのも好きだし、購入したのに使うのがもったいない!と思うほどです。

 

✔新人整備士とプロの整備士の工具はどこが違うのか?

・プロの整備士の工具は高価なものが多い

・工具の種類が多い

絶対的な違いはこの2点!

まず、プロの整備士が高価な工具を持っている1つ目の理由は、見た目がカッコイイ!

2つ目の理由は、時間を短縮したいから。

 

整備士は毎日さまざまは車の修理をします。

より確実に、そしてよりスピーディーに整備をするうえで、工具は無くてはならない存在です。

 

・新人整備士は工具は何から買えばいいのか

✔ツールワゴン・カート
これは工具を運ぶために使うものです。

工具も持ったまま、あっちこっち歩いて回るのも時間の無駄ですからね。

作業する場所まで自分の工具を運ぶ必要があります。

その時に役に立つのがツールワゴン・カートです。

 

ちなみに、下の写真のツールキャビネットはオークションなどで売ってあるやつですが、かなり高価なものです。

新品だと、だいたい50万円~55万円します。

箱だけの金額でこの値段です。
ちょっとした中古の軽自動車が買える金額ですね。

整備士としてキャリアを積んで、自分にあった工具を選ぶようになってから、ツールキャビネットは購入すれば良いと思います。

 

高価なツールキャビネットの話は置いといて、僕の整備士としての経験上、最低限は揃えておきたい工具を紹介していきます。

 

・工具セットで安くて品質が良い工具はどれか

これから紹介する工具は、まずは新人整備士として最低限持っていた方が良い工具を紹介します。

KTC SK3650E

日本を代表する工具メーカー「KTC」
整備士の誰もが知っている大手メーカーです。
最初に購入する人が最も多い定番の工具(66品)セットです。

KTCは日本の整備士の誰もが使用している工具メーカーです。

トヨタをはじめ他の自動車メーカーもKTCを標準の工具として推奨しています。

自動車整備士の専門学校では、授業などで使用される工具で、信頼性に優れた定番の工具メーカーです。

海外の高級工具に比べるとかなり低価格ですが、品質はピカイチ!

まさに、ジャパン品質!
日本の自動車整備士をささえる工具メーカーですね。

 

✔この工具セットのメリット

・この工具セットを持っていれば、ほとんどの自動車の整備ができます。
・一生使える工具セットである

 

✔この工具セットのデメリット

・ジャパン品質なのに低価格ではあるが、新人整備士の給料からするとコスパがきつい

 

メリット、デメリットがありますが、僕が新人整備士として購入したい工具セットとしては、ダントツでオススメします。

 

KTC SK3561WZR

日本を代表する工具メーカー「KTC」の両開きタイプの工具(52品)セットです。

両開きタイプの工具セットのメリットは、持ち運びが出来る点ですね。

特にサーキットや自宅のガレージで車の整備の時なんかは役に立ちます。

【家に持って帰る】【車に積んでおく】など、色々な場面で活躍します!

 

✔この工具のメリット

・持ち運びが出来る

・この工具セットで一般的な整備がほぼ出来る

・工具の内容に対してコスパが良い

 

✔この工具のデメリット

・整備工場で使うときに、開閉の手間と作業スペースが必要になる

・コスパは良いが、見た目がプロっぽくない。

 

これもメリット、デメリットはありますが、僕が最初に購入したのは、この工具セットでした。

工具の種類はそれほど多くはないけど、頻繁に使う工具が厳選されて入っています。

新人整備士には、工具の種類・コスパともにちょうど良い工具セットだと思います。

 

TONE TSXT950

こちらも日本の工具メーカ「TONE」の87点セット

TONE(トネ)もKTCと同じように、日本の自動車整備士の中では、知らない人はいない有名な工具メーカーですね。

シンプルで使いやすい。
KTCよりもコスパに優れた定番の工具セットです。

整備士の間では、KTC派とTONE派に分かれるくらい有名な工具メーカーです。

品質も決して悪くもないし、なんといってもコスパが良い!

内容も充実した工具セットです。新人整備士にはピッタリの工具セットです。

 

✔この工具のメリット

・なんといってもコスパが良い

・KTC同様、有名は工具メーカー

 

✔この工具のデメリット

・ブランド力でいうとKTCの方が上。

・最初に購入するにはちょうど良いが、もっと良い工具が欲しくなる

KTCか、TONEにしようか迷っているなら、最初はTONEの工具セットでも充分です。
一般的な整備もこの工具で対応できます。

 

シグネット SG-4018PU

シグネット(SIGNET)はカナダの工具メーカーです。
比較的新しいメーカーなので、自動車整備士のなかでも知らない人もいます。


工具セットの中では、これもオススメの1品です。

海外の工具メーカーですが、コスパが良いのが特徴です。

 

✔この工具のメリット

・コスパでいうと最強かもしれません。

 

✔この工具のデメリット

・認知度が低いため他の整備士から、珍しがられる可能性がある

僕はこの工具の存在は知っていて、実際にソケットなんかは数種類持っていました。

KTCのソケットの他にも、TONEのソケットも持っています。

なぜかと言うと色々な車を整備・修理するようになると、工具が増えてきます。

きっとあなたも、そうなります。

どの工具メーカーも1つ1つソケットの長さ・角度、色々あります。

この車の修理にはこのソケットが適している、また違う車の修理にはこのソケットが必要だとか。

こうやって、どんどん工具が増えてきます。

 

自分で工具は買う必要があるのか?

・結論:必ずしも買う必要はありません

これは、僕の経験上ですが、最初は会社から支給された工具セットでも良いですが、自分の工具が欲しくなってきます。

それは、なぜなのか?

・今持っている工具では修理できない仕事が増えてくる。

・今よりも整備技術をスピードアップさせたい。

・色々な工具を見るうちに段々欲しくなる。

必ずこうなっていきます。

これも僕の経験上の話ですが、入社当時からずっと同じ工具で仕事している整備士はいません。

つまり、あなたもいずれは自分の工具が欲しくなります。

✔工具に2種類の工具がある。

① 基本的な工具

② 見た目も良くて便利で使いやすい、時間短縮も出来る工具

① 基本的な工具というのは、使用頻度が高い工具で、整備士なら誰もが持っている工具です。
これは、会社から支給、もしくは貸してくれる事が多いです。

② 見た目も良くて便利で使いやすい、時間短縮も出来る工具とは、なくても作業はできますが、よりスピーディーに、そしてより楽に作業ができる工具です。

 

新人整備士は、まず基本的な工具を購入します。

そして、整備経験を積むと時間短縮できる、便利な工具を少しづつ購入していきます。

まとめ:新人整備士にオススメの工具セット

ここで紹介した工具セットは、「新人整備士として」というのが前提で、紹介させて頂きました。

どの工具セットも、一般の人が自動車の整備をするものとしては、高価なものです。

ゆず
ゆず
整備士さんの工具って意外と高価なんだね
さとうサン
さとうサン
それには、ちゃんとした理由があるんだよ

プロの整備士は、一般の人と違って毎日整備をします。

毎日工具を使います。

毎日工具を使っていると、この工具は使いにくい、この工具は使いやすいなど、分かるようになってきます。

1~2ヵ月使ったくらいで壊れる工具は、もはや工具とはいえません。

 

新人整備士だからといって、安い工具を買う必要もないし、だからといって極端に高価な工具を買い揃える必要もありません。

 

でも、工具はやはり高価な物には、高価なだけの理由があります。

この記事を参考にして、気に入った工具セットを手に入れて欲しいと思います。

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整備士には工具が必要ですが、お客様にきちんと伝える技術も必要なスキルです。

 

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