赤い公園の津野米咲が亡くなった。バンドの作詞作曲を務めるコンポーザーでギタリストで、リーダーとしてバンドをまとめていた。訃報を聞いたとき、事実を受け止めきれず内容を理解できなかった。じわじわと驚きとショックと悲しさと悔しさが襲ってきて、心にぽっかりと穴が空いて全身の力が抜けてしまった。
自分は赤い公園が大好きだ。津野米咲の創る音楽や綴られた歌詞に、何度も心を動かされて感動した。バンドの奏でる演奏に何度も笑顔にさせられた。何度もライブに足を運んだ。ワンマンはもちろん、音楽フェスやイベントでも素晴らしい演奏をしていた。メンバー全員が楽しそうに演奏する姿が印象的だった。メンバー全員が心の底から音楽が好きなのだろう。見ていてこちらも同じように笑顔になってしまう。
津野の創る音楽はもちろん、人柄も愛されていたのだろう。訃報を知った多くの人がSNSに追悼の言葉や想いを語っていた。バンドのファンだけでなく楽曲提供されたアイドルやアーティストのファンも突然の死を悲しみ、交流のあった仲間のミュージシャンやタレント、業界関係者もSNSやラジオなどで想いを語っていた。
赤い公園は大ヒット曲があったわけではないし、誰もが知る有名バンドでもない。テレビの歌番組に出演することも少ない。知名度は高くないかもしれないが、彼女たちの音楽が心の奥底に深く刺さった人はたくさんいる。それを訃報で改めて感じた。こんなことで知りたくなかった。
思い返すと赤い公園や津野の創る音楽は、聴き手に何度も衝撃を与えてきた。デビュー当初からすでに音楽シーンに大きな衝撃を与えていた。
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