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魔導具師ダリヤはうつむかない 作者:甘岸久弥
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350.魔付きと王都の結婚事情

応援と共に、グッズリクエストを頂いた皆様、ありがとうございます!

魔導具師ダリヤのグッズとレーベルイベントのお知らせ、ショートストーリーの追加等を活動報告(2021年8月7日・追記8月21日)にアップしました。よろしければご覧になってください。

 その後、ヴォルフに追加の叩き肉のパン粉焼きを作ろうとしたら、作り方を覚えたいと言うので台所で作ることになった。

 難しい工程はない。厚めの肉をまな板の上で丁寧に叩いて広げ、塩コショウ、その後に卵液とパン粉を二度くり返すだけである。


 ヴォルフに肉叩きを預け、ちょうどよさげな力でリズミカルに叩いていたので油断した。

 手洗いから戻ってきたダリヤが見たのは、皿面積よりもはるかに広く、まな板が透けるように薄い肉だった。

 おそらく、持ち上げることは不可能である。


「ごめん、楽しくて、つい……」


 叩きの限界に挑戦したヴォルフを責める気にはなれない。じつは自分もやったことがある。


「いえ、こちらと玉ネギを刻んでハンバーグにしましょう」


 こうして、ヴォルフの二皿目は叩き肉のパン粉焼きからのハンバーグとなった。



 居間に戻り、小型魔導コンロの上の浅鍋にハンバーグのタネを置き、蓋を閉める。

 大きさと厚さがあるので、火が通るにはしばらくかかりそうだ。

 二つのグラスを黒エールで満たし、話に戻ることにした。


「スペアの眼鏡、一月中に間に合わなくてすみません」

「いや、俺の方こそすまない。休みが合わせられなくて」


 年が明けたら、ヴォルフの妖精結晶の眼鏡をもう一本作るつもりだった。

 だが、一日共にいられ、できれば魔力枯渇での不調も考え、翌日も仕事を入れずの二日休み、そうなると予定が重ならなかった。


「そのうちダリヤに合わせて個人休暇を取るよ。あまり取ってなくて、隊で取るよう勧められてるから」

「じゃあ、二日続けての休みが決まったら早めに相談しますね」


 もし今の妖精結晶の眼鏡が壊れたら、ヴォルフは気軽に街を歩けなくなってしまう、そう思うと気がく。

 だが、妖精結晶は稀少素材だ。

 あせって失敗したくはないので、しっかり準備をしたい。


「結局、ヨナス先生の養子先は決まらなくて。お世話になっているのに、俺はこういうときに何もできない」

「グイード様がおっしゃっても断ったなら、仕方がないと思います」

「いいと思ったんだけどな、『ヨナス兄上』」


 ヴォルフの口調には、不思議なほど違和感がない。

 それだけヨナスを信頼しているからだろう。


「あの、貴族の養子になるのは、魔付きだと難しいんですか?」

「そうらしい。養子にするのは我が子と同じ扱いだから、当主継承権がなくても、何かあれば家が責を負わなきゃいけない。何年か前、冒険者が魔物を倒すときに暴走して、仲間まで焼いてしまったことがあったって。仲間は生きてたけど、本人は亡くなって……万が一、暴走されたらっていう心配があるかもしれない」

「ヨナス先生は大丈夫だと思うんですが」

「俺もそう思う。腕輪に暴走防止もついてるし、定期的に神官に診てもらってるって兄が言ってた」


 その上に己の意志で最上位の神殿契約をしているのだ。

 万が一暴走しても、グイードが止められる。


「でも一番は、家で魔付きを作ったと疑われるのを避けるためかもしれない」

「魔付きになるのは滅多になくて、しかも危ないと聞いたことがあるんですが?」

「ああ、魔物を倒しても滅多にならないよ。うちの隊でもそうそういないぐらい」


 魔物討伐部隊員がならないのだ。簡単に魔付きになれるとは思えない。

 首を傾げていると、ヴォルフが少しだけ声を低くした。


「かわいそうな話になるけど、昔、魔付きにしようとして、幼い子供を集めて、いろいろな魔物の魔核を食べさせていた組織があったんだって。魔力が強い子供は、他国で高く売れるから。子供を船で輸送中にクラーケンに襲われて、生き残った者達が自白してわかったって」

「なんてひどいことを……子供達は助けられたんですか?」

「魔核を食べた時点でほとんどが亡くなった。溺れた子も多くて、助かった子は神殿に保護されたって。昨日、領地の酒を――スカルラットエルバを届けたとき、アルテア様から聞いた」


 子供の、人間の命を何だと思っているのか。

 クラーケンに海に沈められたのが悪人だけだったらよかった、そう思ってしまう。


「この国の貴族も何人か噛んでて、家ごとなくなった。でも、他国との兼ね合いもあるから、貴族は知っても、庶民には大きく知らせなかったって。嫌な話かもしれないけど、ダリヤは男爵になるし、魔導具師として魔核も扱うことがあるから、知っておいた方がいいと思って」

「ありがとうございます。きちんと覚えておきます……」


 貴族の知識のない自分には、ヴォルフやイヴァーノの教えてくれるこういったことは、とても貴重だ。

 悲しい話だとしても、耳を塞いではいけないだろう。


 魔導具師として魔核を扱う注意は学んだ。

 魔物同士が魔核を食べる話は魔物図鑑で見た。

 魔核を割るとまれに呪いを受ける、つまりは魔付きになることがあるという話も知っている。

 だが、幼子に食べさせて魔付きにさせ、人身売買におよぶなど、想像したこともなかった。


 考え込んでいると、ヴォルフが黒エールをグラスに注いでくれる。

 瓶を戻す途中、その手首の天狼スコルの腕輪がグラスに当たり、硬質な音を響かせた。

 それにはっとする。


 ヴォルフがこの話を教えてくれたのは、男爵になる自分が視野を広くするためであって、共にいるときに暗い顔で話し続けるためではないだろう。

 ダリヤがそう考えたのがわかったのか、彼は別の話を振ってくれた。


「年末にニコラ先輩が結婚して、婚約腕輪をつけるようになったんだけど、鍛錬のときに外すかそのままにするかで、この前の飲み会で議論になった」

「鍛錬で腕輪に傷がつくのが心配とか?」

「ああ。模造剣が当たって腕輪自体が歪むこともあるし、石に傷がついたら嫌だから、外す方がいいっていう隊員が多い。逆に、外さないのが婚約腕輪、歪んだら直せばいいという隊員も半分よりちょっと少ないくらいいる。でも、ベルニージ様達が全員外さない派で声が大きかった」

「それは正解のない議論ではないかと……」


 どちらの言い分もわかる。最早、個人で判断することだろう。


「酔ってからの話だからね。俺もこの腕輪について聞かれて。『婚約腕輪じゃなく、魔導具の腕輪で着けっぱなし派』だと答えたら、『婚約腕輪じゃないならお前に発言権はない』と言われました……」

「発言権……」

「ドリノが『結婚相手にはいつでも着けていてもらいたい派』を名乗ったら、『独身は黙っとれ。さもなくばさっさと結婚しろ』って言われてた」

「その方は独身者を敵に回したいんですか?」


 ヴォルフ含め、独身者に対して容赦がない。酔いのせいか無茶苦茶である。


「俺も思った。でも、そのあとすぐ親戚のお嬢さんと見合いの勧めが真面目に始まって……ドリノを置いて、ランドルフとテーブルを移ったよ。ああ、逆に近づいていった仲間もいたけど」


 ドリノが生け贄になったらしい。

 友情はそういったとき、一時的にどこかにしまわれるのかもしれない。


「その後も腕輪の話で盛り上がってて。腕輪を渡して、かっこよくプロポーズするのが夢だっていう独身隊員もいた。そういえばダリヤは――ごめん! 聞くべきことじゃないことを」

「あ、私はなかったですよ、プロポーズの言葉」


 慌てて謝罪に切り換えたヴォルフに、ダリヤはあっさり答える。


「え、どうして?」

「父が、『お前の婚約者だ』って、それで終わりで。元々、弟子仲間ですし、特に言うこともなく、よろしく、ぐらいでしたね」


 父同士が決めた婚約だったので、甘い言葉も何もなく――

 前世も今世も恋愛経験値がないのは、自分の魂の仕様なのかと聞きたくなるほどだ。


「親が決めた場合、当人が言うことはないのか……」

「私の場合はそうでした。でも、庶民は親が決めるのは少なくなっていますし、結婚自体もいろいろな形がありますよ。メーナが言ってましたが、王都では仕事や親族の関係で婚姻届を出さなかったりすることもあるので」

「婚姻届を出さなかったら、結婚していることにならないよね?」

「そこは気持ちの問題だと思います。仕事の関係者に結婚を知られたくないとか、親や親戚に反対されたり、親戚付き合いが面倒になるのを避けたいというのもあるので」


 独身とした方が仕事がしやすい職種や場もある。

 貴族階級のある今世では、身分違いもあれば、家がどこの貴族の仕事をしているか、その派閥などが影響することもあるという。


 また、交際相手の親族とのトラブルは少なくないらしい。

 前世でもこれは聞いたことがある。

 相手と愛し合っていても、その家族、親戚などとうまくいくとは限らない。

 このために長めの婚約期間をとることも多くなっている。そしてもう一つ。


「庶民は、お試し同居をするのも多いです」

「お試し同居って、結婚前に?」

「しばらく一緒に住んでみないとわからないこともあるので。時間の使い方とか、食事の好みとか、家事の分担とかも確認するそうです」

「なるほど、生活の確認のためか……確かに貴族ではそういった形はないね」

「ルチアの周りでは、女性から男性へのプロポーズやお試し同居の提案も多いそうですよ」


 服飾ギルドで働くルチアの周囲では、恋愛もほのめかしや相手が動くのを待たず、自分からまっすぐ行く者も多いという。

 勇気があると思ってしまったのは、自分が臆病なせいだろう。


「一般の女性のプロポーズだと、『両親に会ってください』、あたりなんだろうか……?」


 過去の貴族女性からのプロポーズを思い出したらしいヴォルフが、独り言のようにつぶやいた。

 微妙に違う気がするので、ダリヤは詳しく説明する。


「庶民は親に会ってくれと言うより先に、本人に『結婚してください』じゃないかと思います。家の仕事によっては、『お婿さんにきてください』、あとは、『ずっと一緒に暮らしませんか?』あたりでしょうか」

「なるほど。それならわかりやすいし、すぐ、『はい』って言えそうだ」


 言い終えたヴォルフが、ぴたりと動きを止めた。

 ダリヤもつられてしまい、口を閉じる。


 なんだかとてもおかしなやりとりになった気がする。

 なのに、笑いも指摘も出てこない。


 じゅうぅ!と、小型魔導コンロの上、音が響いた。

 浅鍋の中、ハンバーグがひっくり返せと鳴いている。


「そろそろ焼けたと思うので、裏返しますね!」

「うん、ええと……冷蔵庫のエールを持ってきてもいいかな?」

「すぐ持ってきます」

「いや、俺が沢山飲んでるし、温熱座卓であったまったので、俺が!」


 彼は言いながら立ち上がり、足早に台所に入って行った。


 テーブルの上にはまだ半分ほど入ったエールの瓶がある。

 黒エールは冷やさずともおいしくはあるのだが、きりりと冷たいものが飲みたくなったのかもしれない。


 でも、それはダリヤも同じだ。

 温熱座卓に深く入りすぎたせいか、少し暑い気がする。


 次からは冷蔵庫にエールを多めに冷やしておこう――ダリヤはそう思いつつ、浅鍋のハンバーグをそっとひっくり返した。


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