日本のがん医療は歴史的に外科医師によって担われており、現在でも外科が主導しているケースも多くなっています。臨床研究も開腹や開胸の手術が関係したものは多いですのでデータも多数あります。日本では外科手術のデータが国内全体で蓄積されて共有する仕…
コロナをきっかけとして日本の人たちが健康に大きな関心を持つようになってきています。 健康を保つためには情報を集めることが欠かせません。 コロナのワクチンを接種後にどのような死因があるのか、それはワクチン接種に関係がないとしても、情報としては…
塩野義製薬が遺伝子組み換えたんぱく質によるワクチンの開発を進めています。 現在、日本ではビオンテックとファイザーによるワクチン、モデルナによるワクチンが使われています。これはmRNAという遺伝情報を持つ物質を細胞に取り込ませて、人の細胞がウイル…
ワクチンの有害事象は、一般によく言われるアナフィラキシーや、もっとひどいアナフィラキシーショックといった、強めのアレルギー反応に関わるもののほかにも、発熱や頭痛、筋肉痛などさまざまなものがあります。日本でワクチン接種が広がっているビオンテ…
コロナをきっかけとして受診抑制が起きており、それに伴って適切な医療を受けづらくなっているという説を聞くことも増えています。 確かに検診を受ける人が減り、手術を受けられない人が増えて、早期診断や早期治療にとってよくないことは多いとみていいでし…
日本の次世代医療基盤法というのは、匿名の医療情報を活用する法律なわけですが、なぜ、このような分かりにくい名前にしたのかが判然としません。 利用する組織はハードルが高く、その上に利用も進んでいないわけです。 実質的な価値があるのか。注目してい…
誘発需要について書かれています。 収益のため、リスク回避のために余計な医療を行う場合があります。それらは避けるべきです。 日本の医療機関では、外来については、医療費は行った分だけ請求できる「出来高制」になっています。ですから、医療従事者にと…
医療機関は、利益が出ないのに賞与が出る理屈が不明ですね。 根本的に改めないとならないと考えます。 その他、6月を「賞与月」としている医療機関等も少なくないことを踏まえて、「賞与を除く給与費」と「1カ月当たりの賞与」とを分けて調査票に記載するこ…
海外は意外と医療は共産主義的な思想で運営されている。日本もこれからそういう議論が進むのかもしれません。 英国などは、NHSという国の健康維持組織が、国の医療や保険をすべて統括しており、それによって、医療の効率を監視しています。 日本は、自由で反…
ポストの記事ですが、売上が減るインパクトは、一般的なイメージよりも大きいと考えています。医療機関の場合には、半分が人件費で、残りを各種の経費が占めている。売上が減少することで、その他の経費が重くのしかかってくる。 コロナで受け入れ施設の売上…
新型コロナウイルス感染拡大により入院患者の減少が続く。医療機関関連の協会による調査によって示されています。調査を実施したのは、一般社団法人日本病院会、公益社団法人全日本病院協会、一般社団法人日本医療法人協会です。 回答はおよそ1200病院で、コ…
急性呼吸器疾患のDTC(消費者に対して直接提供可能な)遠隔医療は、フォローアップケアを増やすという分析結果が報告されています。 遠隔医療が身近になっていますが、これは医療のコスト削減につながると言われます。一方で、医療にかかりやすいために、継…
パンデミックによる非自発的な医療の中断につながりやすい属性を明らかにした研究が報告されています。 年齢や性別、人種および民族、教育、健康状態、労働制限のある障害、健康保険の加入、雇用などの条件と医療の中断との間に関係があるのかを検証したもの…
パンデミックにおいて、心停止の転機が悪かった理由は、患者が治療を控えたためであるとする研究が報告されています。 心臓関連の救急要請が3割近く減少して、院外心停止の発生率が35.5%増加という結果です。 この影響が、感染が減少してからも続いたといい…
新型コロナウイルス感染症の影響により、救急部への非COVID-19の受診率が大きく減少したとする研究が報告されています。減少率は3~4割近くとのことで、高齢者層の利用する公的保険制度メディケアの患者よりも、民間保険や低所得者のメディケイドの利用者の…