■4/28、4/29の勝ち星■　12年中央勝利数：22勝　総合リーディング：15位
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●未勝利
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　先週は未勝利。まあ4週連続で良い結果を望むというのも欲張りでしょう。ドンマイ。


　天皇賞・春はオルフェーヴルが惨敗し、単勝万馬券のビートブラックが圧勝するという大波乱の結果に。銀行レースと思い結構ぶっ込んだ結果、万単位の損失が……（泣）。ただ馬券は外しましたが、なかなか後味が良い痛快なレースでした。
　イングランディーレが勝った天皇賞や、ブエナビスタが「前の馬が見えなかった」せいで取り損ねたエリザベス女王杯とか、色んなレースが思い浮かびましたよ。最近ではネコパンチにまんまと逃げ切りを許した日経賞とか。

　ビートブラックは鈍足ステイヤーだけに、みずから積極的に消耗戦に持ち込んだのが奏功しましたね。あれがスローで後続を引きつける形なら、他馬の瞬発力に屈して二桁着順だったでしょう。父ミスキャストはノースフライトの子で有名で、10年前にそこそこ走っていた馬ですが、まさかあの馬から天皇賞馬が出るとは……こういう10年越しでの驚きも競馬の醍醐味のひとつですね。
　あとビートブラックの特性を最大限生かしたイケメン石橋脩騎手も上手かったですね。昔から注目していた騎手だけに、この初戴冠は「おめでとう！」と賛辞を送りたい。

　そんな石橋騎手とは対照的な顔つきの池添騎手（失礼な）が跨がるオルフェーヴルは、よもやの大惨敗。まさかG1で1.3倍に推される馬がこんなに無様に負けるとは……ちょっと記憶に無いですね。
　陣営は敗因に馬場やら展開やらを挙げていましたが、三冠馬がそんな洒落臭い言い訳しちゃダメでしょう。僕も含め、あんなレースで馬券外された身としては「おいおい…」と苦言を呈したいところです。
　道中引っ張り通しの掛かり通しだったとはいえ、目の前にいたもう半ば終わってるヒルノダムールと同時入線とは情けない。4コーナーではバカみたいに膨れているしで、鞍上の拙い乗り方も目立ちました。菊で振り落とされ、阪神大賞典では逸走され、昨日は反旗を翻して競馬止めさせられて……もしや池添騎手、オルフェーヴルに心底嫌われているのでは？（苦笑）

　前日の競馬予想TV（CS）でトラックマンが「色んな矯正や調教を施したことで、馬が妙に大人しくなってしまった印象がある」と語ってましたが、もしかしたらそれで持ち前の狂気や闘争本能が削ぎ落されてしまったんでしょうかね。ヤンキーを優等生にしようとして、頭パカ～ンとなった？
　あの伸びの無さは精神的な面も含んでいそうだったので、色々と難しい、前途多難な感じになってしまったかもしれませんね。

　これを好機とばかりに散々な物言いしてますが、まあこれが圧倒的人気馬の宿命でしょう（好きな馬なら擁護しますが…）。言えるうちに言っておきます。さすがにこの醜態では凱旋門賞は行かないよな～……

　にしても、どんな条件・どんな展開でも3年以上に渡って馬券圏内に入り続けたブエナビスタは、やっぱり偉大だったなぁと天皇賞・春を見て改めて思いましたね。今のオルフェーヴルに「来年のJCまで10戦前後、連を外すな」と言っても、到底出来そうな感じはありませんしね。
　それにスペシャルウィークやマックイーン、ビワハヤヒデやサクラローレル、トップガン、オペラオーといった90年代の天皇賞馬も、みんな立派だったなぁと実感。00年代以降の春天はもう最強馬決定戦じゃないからねぇ……ここ10年で一番人気での勝利がディープただ一頭とは驚き。昔は一番堅いG1レースだったんですけどね。

　ああ、あと香港G1を制したルーラーシップも超強かったです。母エアグルーヴで一滴もSSの血が無い馬だけに、種牡馬になるためにタイトルが取れて良かったですね。