写真:さとちん
地図を見るキリンビール横浜工場に一番近い駅は京浜急行 生麦駅。そこから徒歩10分ほどです。朝9時半からスタートするビール作り体験に参加するためには、9時に生麦駅に集合して出かけるのがオススメ。会場についてお手洗いを済ませたり、記念写真を撮ったりしていると開始の時間になります。
ビール作り体験のスケジュールは以下の通り。
・講習会
・ビール作り体験(前半)
・ランチ
・工場見学
・ビール作り体験(後半)
・試飲
終了は16時頃です。
写真:さとちん
地図を見る最初の講習会で、まず自分たちが作るビールを決めます。ビール作り体験で作ることができるビールは、ボヘミアンピルスナー、ポック、ピルスナー、黒ビール、赤ビールの5種類。どれも発売されていない、ここで作らなければ飲めないビールです。
人気はボヘミアンピルスナー。
各グループで1種類を選ぶのですが、なかなか意見がまとまらず、「喧嘩はやめてくださいね」と講師の方から注意されるグループも。みなさん、ことビールとなると遊びではありません。真剣です。
ここでは、もうひとつ大事なことを決めなければいけません。
ランチです。ランチメニューです。
メインをお肉にするか、魚にするか選びます。この日、お肉はハンバーグ、魚は鮭のムニエルでした。
写真:さとちん
地図を見る実習室に移って、各グループごとに色違いのエプロンをつけたら、いよいよビール作りスタート。作業中は実習室の横をビール工場見学の人が興味津々で覗いていきます。実習室内は撮影可ですが、一部撮影禁止の資料もありますので、今回詳しい作り方は紹介していません。
ビールづくりは科学です。温度や糖度、比率、いろんな数値を図り、電卓で計算しながら作っていきます。
午前中の作業は仕込みと麦汁搾りです。
写真:さとちん
地図を見るまずは仕込み。
お湯に麦芽を投入し、温度を一定に保った状態で、デンプンが糖化するまで20分以上攪拌します。大量の麦芽すべてを鍋に入れます。結構、重労働なので交代しながら作業をします。
作業中、麦芽について説明もあります。味見もあり、カラメル麦芽は、「そのままおつまみでいけそう」という意見が多く聞かれました。ここで麦汁にヨウ素を落とすと紫色に変化します。まだ、麦芽がデンプンの状態だということがわかります。
写真:さとちん
地図を見る黒ビールや赤ビールを作っているグループは、途中、鍋を2つにわけ、ひとつはそのまま糖化させ、もうひとつはコクをだすために温度をあげて混ぜ、最終的にまたひとつの鍋に戻します。
そして、ろ過装置を使い麦汁を濾過します。これが「一番搾り麦汁」です。この状態の麦汁は試飲できます。とても甘くて、みんな驚いてしまうことでしょう。糖度計で測ってみると、16度もあります。ヨウ素を落とすと、もう色は変わりません。デンプンがすべて糖化されています。
他のグループの麦汁も試飲できます。同じ種類のビールを作っていても、グループで味が違うのが不思議です。
ここまでの作業で、だいたい2時間ほど。午前中はビールの命「ホップ」をグループ全員で投入して終わりです。
写真:さとちん
地図を見る隣接するレストラン ビアポートに移動してランチをいただきます。メニューは朝選んだお肉かお魚のメインに、ご飯かパン。スープ、ソフトドリンク、デザート、食後のコーヒーか紅茶つき。豪華です。
ソフトドリンクは、オレンジジュース、ウーロン茶、キリンパーフェクトフリーから選べます。このランチだけでも1,000円以上はするのでは?
写真:さとちん
地図を見るジューシーで本格的なハンバーグ。これだけでも食べに来たくなるおいしいハンバーグですが、こちらはビール作り体験参加者用のメニュー。お魚はサーモンのムニエルも通常メニューにはありません。デザートはティラミス。
どれもビール作り体験参加者用のスペシャルメニューで、男性でもお腹いっぱいになるくらいボリューミーな内容です。
写真:さとちん
地図を見るランチのあとは工場見学。
入口には様々な実験ができるノミモ・ノラボも新しくオープン。色んな実験をしながらビールについて学ぶことができます。その場で写真を撮って缶ビールのカートン型貯金箱を作るコーナーが人気です。少し時間がかかるので、体験したい人は、一番に向かいましょう。
工場見学は、最初にキリンビールの歴史を学ぶ映像を見るところから始まるのですが、映像の最後に嵐からのスペシャルメッセージがあって、これは嵐ファンじゃなくても、ちょっと嬉しいですよ。
工場見学だけなら、事前に予約すると無料で参加することができます。ビールの試飲も3杯つきで、こちらも人気です。
写真:さとちん
地図を見る映像を見終えたら、いよいよ工場見学です。大きなタンクにプロジェクションマッピングで麦汁が投影されたり、糖化の仕組みをゲームで学んだりと、体験しながらビール作りを学びます。
実習室の前を通ると、インストラクターが仕込み中の麦汁を管理している姿を見ることができます。参加者がランチや工場見学中も、しっかりビールの仕込みを行い、おいしいビール作りの手助けをしてくれています。
写真:さとちん
地図を見る工場見学を終え実習室に戻り、ビール作りの続きを行います。まずは、できあがった麦汁の糖度を基準の値まで薄める工程。鍋の麦汁の高さを測り、蒸発度を計算。さらに目標の糖度まで調整するためのお湯の量を計算し足していきます。その後、高速で攪拌して、ホップのカスを真ん中に集め、麦汁だけを発酵タンクに移します。
酵母を入れたら、ビール作り体験は終了です。あとは熟成するのを待ちます。
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写真:さとちん
地図を見る実習室から、朝の講習が行われた会場に戻ると、ビールの試飲が待っています。
キリン一番搾り、キリン一番搾りプレミアム、キリン一番搾り スタウトなど、その時によって変わりますが、いつも3種類のビールが用意されていて、3杯まで飲むことができます。オリジナルおつまみつきです。
みんなでワイワイと試飲を楽しんだ後は、閉講式が行われ、終了証が全員に渡されます。
ビールは3週間後宅配便でグループの代表の家に20本届きます。市販のビールとは全然違う味にビックリしますよ。賞味期限は2週間と短いですが、フルーティーで、フレッシュなビールは、一度飲んだらクセになる味です。
既に6回も参加しているリピーターの人もいるそうですが、納得のおいしさです。
キリンビール工場ビール作り体験
実施日:毎週土曜日・日曜日、および第1水曜日(毎月第3土曜日・日曜日を除く)
時間:9時30分~16時30分 昼食付き
参加人数:5グループ(1グループ4名以上6名まで)
参加費用:1グループ 20,000円(定額制)
500ml瓶ビール20本作製
予約はインターネットで、3か月前の1日0時から受け付けています。応募者多数の場合は抽選。倍率は7倍ほどだとか。
20,000円と聞くと、高いと感じるかもしれませんが、5人で割るとひとり4,000円。それで1日楽しめて、ランチとビールの試飲がついて、自分で作ったビールが4本もらえるのだから、絶対お得です。当たるまで何度でも挑戦してみる価値ありです。
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(2021/8/27更新)
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