朝市や観光まで!三崎港の古民家民泊で快適ホームパーティ

朝市や観光まで!三崎港の古民家民泊で快適ホームパーティ

更新日:2018/04/12 15:31

さとちんのプロフィール写真 さとちん ご当地グルメライター、海鮮丼マニア、チェコ親善アンバサダー
一緒にキャンプに行ったり、お互いの家でホームパーティーを楽しんだり、長年家族ぐるみでつきあいのある友人達と週末出かけたのは、三崎港にある古民家民泊。大荷物を用意することも、家の片付けやお料理の準備で慌てることもない民泊を利用したホームパーティーは、想像以上に快適でした。
しかも、朝市や観光も楽しめちゃう!
これはクセになりそうです…。


新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

三崎港の目の前にある秘密基地のような酒宿

三崎港の目の前にある秘密基地のような酒宿

写真:さとちん

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三浦半島の先端にある三崎港。室町時代から漁業が始り、昭和初期にはマグロ漁が活況を呈し、いまや全国に13ある特定第3種漁港のひとつとなっています。マグロの街として広く知られていますが、マグロ以外にもブリや金目鯛など近海の様々な魚介類が水揚げされ、日本経済新聞による「食べ歩きが楽しい漁港ランキング」で1位に選ばれています。

都心からのアクセスもよく、海がきれいで、食べ物もおいしく、昔ながらの街並みも残る三崎港は、小旅行に最適な観光スポットです。

三崎港の目の前にある秘密基地のような酒宿

写真:さとちん

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今回利用したのは、そんな三崎港にある酒宿山田。明治、大正、昭和、そして平成と、三崎港で長年万屋を営んでいる「山田屋酒店」の2階が民泊で利用できます。

一緒に出かけたのは30年来の付き合いがある友人夫妻。子どもが小さいときは、キャンプに出かけたり、お互いの家でホームパーティーを開いたりしていましたが、子どもが大きくなると部活や塾で休日の予定が合わず、ホームパーティーも誰かしら受験生だったりで、最近はもっぱらお店に集まって数時間飲んで解散といったちょっと寂しいものでした。

海鮮大好きな私はターゲットを漁港に絞りサイトで検索。目の前が三崎港で、しかも1階は酒屋。全員お酒大好きなので、見つけた瞬間「ここしかない!」と即オーナーにメールを送ると、すぐにオーナーから丁寧なお返事をいただき、予約決定となりました。

三崎港の目の前にある秘密基地のような酒宿

写真:さとちん

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酒屋の横の扉は平成から昭和への入り口。木の扉を開けると蔵と母屋の間を通り中庭へと続く通路が伸びています。外から見ただけでは、扉の後ろにこんな空間があるなんて想像もつきません。

まるで秘密基地に入っていくようでワクワクしてきます。

昭和初期にタイムスリップ!ゆったり流れる時間はなんて贅沢なのでしょう

昭和初期にタイムスリップ!ゆったり流れる時間はなんて贅沢なのでしょう

写真:さとちん

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靴を脱ぎ2階にあがると、さらに息をのみました。自分が生まれる前の昭和がそこにあったんです。きれいに磨かれた廊下や磨りガラスが入った木枠の窓、美しい模様の格子戸。初めてなのに何故か懐かしく感じるのは、祖父母の記憶がDNAを通じて私の中にあるからでしょうか?

靴下を脱ぎ、裸足で歩く廊下はなんて気持ちが良いのでしょう!きちんと掃除が行き届いているので、ひんやりした感触が素足に直に伝わってて、背中がシャキッとします。

昭和初期にタイムスリップ!ゆったり流れる時間はなんて贅沢なのでしょう

写真:さとちん

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お部屋は8畳と6畳の2部屋。最大で12名まで宿泊可能だそうです。フリーWi-Fiが使用できますが、すぐにパソコンは閉じて、みんなゴロゴロと横になり寛いで過ごしました。
ここでは平成を忘れて平静に過ごしたくなるようです(寒)。

昭和初期にタイムスリップ!ゆったり流れる時間はなんて贅沢なのでしょう

写真:さとちん

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中庭の古井戸をテーブル代わりにして、外で一杯飲むのも乙なものです。お酒は1階に売るほどあるのですから。夏はさらに外飲みが気持ちよさそうです。

忙しくて中々読めなかった本をここで読むのもいいですね。なんぜ時間はいっぱい、翌日まであるのですから。気の置けない友人達との集まりなので、そんなわがままも許してもらえそうです。

パーティー準備は民泊から徒歩10分圏内で完了!

パーティー準備は民泊から徒歩10分圏内で完了!

写真:さとちん

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それぞれまったり休んだ後はパーティーの準備。1階は酒屋なので飲み物の買い出しは不要。2階の冷蔵庫にお酒やソフトドリンクが入っていて、飲んだ分だけチックアウト時に清算になります。冷蔵庫の中を飲みつくしてしまったら、1階降りてきてお酒を追加すればいいので、呑兵衛が揃っていても安心。

パーティー準備は民泊から徒歩10分圏内で完了!

写真:さとちん

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食事は自炊もできるし、出前も取ることができますが、せっかくなので三崎のおいしいものを探して、散策がてら出かけました。

お刺身から加工品まで揃っている産直センターや、三崎のマグロにこだわった魚屋さんなどをまわり、最後はクチコミサイトで評判の高い「まるいち食堂」へ。選んだ魚を隣の食堂で調理してもらい食べることができる魚屋さんです。持ち帰りもできるかどうか訪ねてみたところ、可能とのことでお刺身の盛り合わせを作ってもらいました。

あとで宿の方に聞いたら、こちらのお店に限らず持ち帰りOKのお店は多くあるそうなので、食事で困ることはなさそうです。

パーティー準備は民泊から徒歩10分圏内で完了!

写真:さとちん

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太平洋側なので夕陽は望めないと思っていましたが、半島の先なので夕陽を見ることができるんですね。

足を延ばしてゆったり入れるきれいなお風呂で1日の疲れを癒した後は、パーティーの始まりです。

最終電車の心配をしないで、ひたすら食べて飲んでのパラダイス

最終電車の心配をしないで、ひたすら食べて飲んでのパラダイス

写真:さとちん

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目についたおいしそうなものをあれもこれもと買っていたら、予想外に豪華な食事となってしまいました。マグロのお刺身、地魚のお刺身の盛り合わせ、マグロのカマ焼き、マグロの角煮、マグロのほほ肉のから揚げ…。お皿やお箸は自由に使えるのでパックから移し替えます。

ご飯は炊飯器もありましたが、持参したミニきりたんぽをキッチンのグリルで焼いて焼肉のタレを絡めたらフライドオニオンをトッピング。スパークリングワインには苺を入れて、ちょっぴりオシャレにしてみました。

最終電車の心配をしないで、ひたすら食べて飲んでのパラダイス

写真:さとちん

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酒屋のご主人からは枝豆の差し入れをいただきました!冷凍ではなく、きちんと茹でたものです。

ご主人は1階に住んでいますが、用事がなければ顔を合わすことはありません。でも、用事があるときはすぐに対応してくれます。この距離感いいですね。翌朝は、お店の歴史なども教えていただきました。

最終電車の心配をしないで、ひたすら食べて飲んでのパラダイス

写真:さとちん

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お料理とお酒が揃ったらパーティーの始まり!19時スタートで0時近くまで飲んでいました。

終電の心配もいらない、隣の部屋にはお布団が敷いてあるので、眠くなったら寝ればいい…。お酒が足りなくなったら1階へ調達に行き、ひたすら食べて、飲んで、おしゃべりして。みんなおとななので大騒ぎすることもなく、飲んで、飲んで、飲んで…

気付けば缶ビール9本、缶チューハイ3本、缶ハイボール3本、スパークリングワイン1本、日本酒1本空けていました。

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毎週日曜開催の「三崎港朝市」会場まで徒歩5分

毎週日曜開催の「三崎港朝市」会場まで徒歩5分

写真:さとちん

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翌朝は朝4時半起床。毎週日曜日に開催されている朝市の営業開始時間5時にあわせて早起きです。宿から徒歩30秒のコンビニでソルマックを購入し、一気に飲んだら朝市会場へ。

さすがに朝5時だと、まだ人が少なく商品も豊富にあります。以前、日帰りで来たときは、家を5時に出て6時到着。人がいっぱいで商品を見て回るのも大変、しかも既に完売の札もあり残念な思いをしたんです。

それでも買い物は勢いが大事!横須賀カレーパンは1周目では見かけたのに、2週目には完売していました!カゴに山盛りで200円の筍も、目の前で買われてしまい悔しい思いをしました。迷ったらまず買う!これが朝市の鉄則かも。

朝6時をまわるとお客さんでいっぱいになり、買い物をするのも大変そうでしたが、私たちはそんな人たちを横目に余裕で買い物を終えていました。

毎週日曜開催の「三崎港朝市」会場まで徒歩5分

写真:さとちん

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朝ご飯も朝市会場で済ませました。会場の隅にフードコートのような場所があり、熱々のまぐろ天ぷらそばやまぐろ汁をいただけます。まぐろ天ぷらそばは、かなりボリューミーで2人で1杯でも十分でした。

新鮮なまぐろがご飯の上に乗ったぶっかけまぐろ丼も、二日酔いじゃなければオススメです。

毎週日曜開催の「三崎港朝市」会場まで徒歩5分

写真:さとちん

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朝市で買い物を楽しんだ後は宿に戻って二度寝。こんな自堕落な過ごし方ができるのも、長年の付き合いの友人達だから。

ゆっくり休んだ後はチェックアウトして、城ヶ島に渡って島内観光を楽しみました。素直にハイキングコースを進めばよいのに、それじゃあおもしろくないからと横道に入り、迷って迷って気づけば島を横断していたりと、秘密基地での一晩は忘れていた冒険心を目覚めさせてしまったようです。

かっこいいおとなの週末の過ごし方に民泊という選択

それぞれ子ども達も成長し夫婦ふたりだけで過ごすことが多くなってきた週末。それぞれの家でホームパーティーもいいけれど、準備や後片付けの手間を考えたら、すべてが揃っている民泊で気軽に集まって過ごすのも“あり”だなと思います。一回の飲み代+数千円の予算で終電の心配もなく、夜通し語れるのは嬉しい。

民泊は若者のものと思っているミドル世代!人生はまだまだ長い!民泊を知ると人生の楽しみが広がりますよ。

2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:Airbnb

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/04/07-2018/04/08 訪問

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