写真:さとちん
地図を見るプラハ国立博物館は1848年に開館した自然や文化、歴史に関する展示が行われている博物館。当初はシュテルンベルク宮殿にありましたが、手狭となったためヴァーツラフ広場へと移転しました。
建築家ヨゼフ・シュルツによって1891年に建設されたネオルネサンス様式の本館は、改修のため長年閉鎖されていましたが、チェコスロヴァキア共和国建国100周年記念の一環として2018年10月28日に一部を再開。当日は雨にも関わらず多くの人が長い行列を作った話題のスポットです。
<プラハ国立博物館の基本情報>
住所:Vaclavske nam. 68, 110 00 Nove Mesto
電話番号:+420-224-497-111
アクセス:プラハ本駅から徒歩8分
写真:さとちん
地図を見る国立博物館からまっすぐ伸びる大通りのようなヴァーツラフ広場。両側には20世紀初頭に建てられたアールヌーヴォー形式の建物が並び、ホテルやオフィス、レストランとして営業している賑やかなエリアです。ファストフードやブティックも多く、チェコの若者にも大人気のスポット!
写真:さとちん
地図を見るヴァーツラフ広場は1968年の「プラハの春」事件や、1989年のビロード革命と深い関係のある場所でもあります。
広場の一角にある十字架は、1969年1月民主化運動「プラハの春」がソ連の軍事介入で弾圧されたことに抗議して焼身自殺した大学生ヤン・パラフの慰霊碑です。当時、寒い中数万人が弔問に訪れ長い列ができました。少し離れた場所には1か月後、同じように焼身自殺した大学生ヤン・ザイーツの慰霊碑もあります。
21年後のヴィロード革命まで続いたチェコの辛い歴史の片鱗がヴァーツラフ広場にはあります。華やかなヴァーツラフ広場ですが、平和の犠牲になったふたりのために是非こちらも立ち寄って手を合わせてください。
<ヴァーツラフ広場の基本情報>
住所:Nove Mesto, 110 00 Praha 1
アクセス:プラハ本駅から徒歩10分。
写真:さとちん
地図を見るプラハ国立博物館から徒歩6分。ルツェルナ宮殿(Palac Lucerna)は1907年から1921年に建設されたプラハ初の多目的施設。元チェコ大統領ヴァーツラフ・ハヴェルの祖父が建築を手がけています。
写真:さとちん
地図を見る建物内にはVodickova通りとStepanska通りを結ぶパサージュと呼ばれる両側に商店が並ぶ歩行者専用通路が通っています。今のショッピングモールとは違う時代を感じさせる通りは歩くだけでも楽しく、フリーWi-Fiが利用できるおしゃれなカフェも多いので、ひと休みするのもオススメ!
写真左のパブHOSPODA V LUCERNEは、かつて日本風の喫茶店ヨコハマ(Jokohama)でした。創業は1909年。100年も前にチェコに日本風の喫茶店があったというのは驚きですね。
同じ1909年にはチェコで初めての映画館シネマルツェルン(Kina Lucerna)が施設内にOPEN。こちらは今も営業中なので時間があったら是非映画も観てみましょう。100年前にも同じ椅子で映画を観ていた人がいたと思うと感慨深いものがありますよ。
写真:さとちん
地図を見るパサージュの天井からぶら下がっている逆さまの馬に乗ったヴァーツラフ像は、プラハの若者には定番の待ち合せスポット。
この斬新な彫刻はチェコで有名なアーティスト、デイビット・チェルニー(DAVID CERNY)の作品。プラハの街には彼の作品が多く見かけられ、どれもユニーク!
<ルツェルナ宮殿の基本情報>
住所:Stepanska 61, 116 02 Nove Mesto
電話番号:+420-224-24-537
アクセス:プラハ本駅から徒歩10分
写真:さとちん
地図を見るクアドリオ(Quadrio)は2014年にOPENした新しいショッピングプラザで、ショップやレストランなど60店が営業しています。カフェやファストフードもあり、1階にはお寿司をファストフード感覚で食べられるSushi Timeもあります!
動画:さとちん
地図を見るクアドリオの広場には高さは16.5メートルの「フランツ・カフカの頭(Otocna hlava Franze Kafky)」という彫像があります。カフカの代表作「変身」をモチーフにして作られた彫像は、42枚のステンレスの板で構成されていて、数分間に一度バラバラと分解し、また頭に戻っていきます。
この彫像のデザインもデイビット・チェルニーです。
<クアドリオの基本情報>
住所:Spalena 212/22, 110 00 Nove Mesto,
電話番号:+420-234-603-319
アクセス:プラハ本駅から徒歩17分
写真:さとちん
地図を見るフランツ・カフカの頭から徒歩2分の場所にある、チェコを代表するキュービズム建築のアドリア宮殿(Palac Adria)。イタリアの保険会社が1924年に建設した建物で現在はオフィスビルとなっています。
キュービズムの世界でお茶ができる2階のカフェ・アドリア(Kavarna Adria)は、建築好きの人には堪らないスポット!日本人にはまだあまり知られていないので、是非出かけてみてください。
<アドリア宮殿の基本情報>
住所:Jungmannova 31, 110 00 Nove Mesto
アクセス:プラハ本駅から徒歩17分
写真:さとちん
地図を見るレストラン&ビール醸造所ウ・メドヴィードクー(U Medvidku)が設立したのは、なんと1466年!プラハで最も古く、最大規模のビアホールです。最初は醸造所だけでしたが、何度かの改装後ビアホールとなりました。
写真:さとちん
地図を見る一番人気なのは伝統的な方法で醸造される世界で最も強いビールXBEER-33。アルコール度数は12.6%で、ダークブラウンの苦味が特徴のビールです。
苦いビールが苦手な人はピルスナービールのブドヴァルをどうぞ。こちらはスッキリと飲みやすいビールです。
XBEER-33は2階の醸造所でだけ飲むことができますので、XBEER-33目当てに行った場合はお店の人に伝えて、1階のレストランではなく2階に案内してもらいましょう。
写真:さとちん
地図を見るチェコ料理ももちろんおいしいのですが、プラハの若者をまねてハンバーガーとビールというのも良いですよ。肉厚でジューシーなパテはXBEER-33の苦味との相性バッチリです。
<ウ・メドヴィードクーの基本情報>
住所:Na Perstyne 7110 00 Praha 1- Stare Mesto
電話番号:+420-224-211-916
アクセス:プラハ本駅から徒歩19分
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写真:さとちん
地図を見る1391年に建設されたベツレヘム礼拝堂は国立文化遺産に指定されている、プロテスタント運動の先駆者となったヤン・フスゆかりの場所です。外壁の改修時につけられた壁の小さな突起には穴が開いていて、日が差すと文字が地面に浮かんできます。どんな文字が浮かんでくるのか…自分の目で確かめてくださいね。
<ベツレヘム礼拝堂の基本情報>
住所:Betlemske nam. 255/4, 110 00 Stare Mesto,
電話番号:+420-224-248-595
アクセス:プラハ本駅から徒歩20分
写真:さとちん
地図を見るベツレヘム礼拝堂から徒歩1分。フソヴァ通りには片手でぶら下がっているシグマントフロイトの像が!これ、何も知らずに見たらギョッとしちゃいますよね!こちらもデイビット・チェルニーの作品です。
今回紹介した以外にも、アルフォンス・ミュシャの作品と生涯を展示しているミュシャ美術館 (Mucha Museum)や、アールヌーボー様式のホテルエヴロパの1階にあるカフェ エヴロパ (Cafe Evropa)など、見どころはいっぱい!プラハに行ったら、是非新市街地も楽しんできてくださいね。
2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:チェコ政府観光局
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(2021/8/26更新)
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