2021-08-25

調布ワクチン地域接種のローカルルール告発したい

私は都内で働く内科医である

ここ数か月ワクチン接種問診バイトというもの医師求人サイト掲載されており、私も時間が空くと勤務している。

主な仕事は問診し接種可能不可能かを判断し、可能場合は接種後の待機時間を15分か30分か判断することである

判断基準は厚生労働省が発布する手引き(https://www.mhlw.go.jp/content/000788636.pdf)に従う。

すなわちこの判断基準は全国一律どの会場でも職域でも地域でも変わらないはずである

しかし、調布ワクチン会場では、会場に着くなり現場責任者保健師から次のような指示があった。



迷走神経反射既往のある人(採血等で気分が悪くなったり気を失ったことがある人)は15分待機にしろ

→手引きでは30分待機することになっている

若い人が多いこともあり倒れる人が続出する

アナフィラキシー既往のある人は接種不可にしろ

→手引きでは接種後30分待機すれば打てることになっている。

コロナ感染患者発症から4週以上たっていなければ接種不可にしろ

→手引きでは隔離解除後、主治医許可があれば接種可である。また、主治医許可がなくとも、治療モノクローナル抗体を使っているかどうかが問題なので入院治療を行っていない人は全員摂取可能である

気管支喘息のある人の30分待機は不可

→手引きでは言及されていないが、日本喘息学会の通知(http://jasweb.or.jp/members.html)では30分待機が推奨されている


2点目についてその場で保健師に手引きではアナフィラキシー既往では接種不可にならない旨を伝えたところ、

「この会場ではエピペンがなく、アドレナリンしかないので十分な対応ができない」

ファイザーではなくモデルナなので危険アナフィラキシー既往のある人はファイザーでうってもらった方がいい」

等のお言葉をいただいた。

ちなみにエピペン各自治体に無償提供されている(https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=70719)し、病院ではエピペンではなくアドレナリン製剤を使っている。

もちろんモデルナがファイザーよりもアナフィラキシーが多いというデータはない。(https://honda-naika.net/disease/corona/06


これらにより最も不利益を被るのは接種不可にされてしまった人々である

ただでさえ予約を取るのが困難といわれるのに、せっかくとった予約がチャラにされてしまうのだ。

次の予約までにコロナ罹患したら調布市はどう責任をとるのだろう。

  • 本当なら週刊誌が取材したがるんじゃね?

  • 現場の暴走? トップに変なのがいるのかな? 医師免許持ってる人間がなんか勘違いしているケースっぽい

  • さすがに、こんなリスキーな嘘つかないよね。 ざわざわ…ざわざわ…

  • 東京がころ奈のメッカになった理由がわかった気がする

記事への反応(ブックマークコメント)

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