5G世代のエントリーモデルとなるOPPO A54 5G。Socには『Snapdragon 480 5G』を採用しています。Snapdragon 400シリーズ搭載モデルと言えば、少し前まではおサイフや防水といった特化ポイントが他に無い場合は、人にお勧め出来るスマートフォンではありませんでした。あくまでOSが動作すれば良い程度のもの。
しかしアップグレードが進み、前世代となるSnapdragon 460でようやくそれなりに使えるようになり、Snapdragon 480 5Gではついに実用レベルに到達した印象。初の5G対応モデルとなる最新Snapdragon 400シリーズの実力を、実測データと共に解説していきたいと思います!
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Snapdragon 480 5Gを搭載するOPPO A54 5Gの実力を他のスマートフォンと比較検証
Snapdragon 480 5GとSnapdragon 460のCPU/GPU性能を比較
Snapdragon 480 5G | Snapdragon 460 |
---|---|
CPU
GPU
| CPU
GPU
|
Snapdragon 480 5Gは400シリーズではじめて最大動作周波数2GHzのKryo 460 Goldを採用。AntutuやGeekbench5のスコアがどの程度になるかは見ものです。
GPUはAdreno 619の軽量版となるAdreno 619Lを採用。これはSnapdragon 665の上位モデルとなるSnapdragon 690 5Gに搭載しているGPUと同じものなので、ライトながらそれなりの実力を期待できます。後ほどAsphalt 9をプレイしてどの程度のものかを試してみましょう。
OPPO A54 5G、OPPO Reno3 A、OPPO A73のAntutuベンチマークスコアを比較
Antutu Ver.9では、Snapdragon 480 5GとSnapdragon 662のGPU計測が今のところはLite版のみに対応。Snapdragon 662とSnapdragon 665をAntutu Ver.8で計測した時両モデルのスコアに大きな差は無かったので、Snapdragon 480 5GとSnapdragon 662の数値は本来もう少し高めである事が想定されます。
それでいて30万弱のスコアを記録したOPPO A54 5G。上位モデルとなる600シリーズを軽々と抜き去っています。CPUのスコアは10万程度。もう400シリーズの面影はありません。これが5G世代の実力か。
OPPO A54 5G、OPPO A73、OPPO Reno3 AのCPU性能をGeekbench5で比較
CPUの性能をメインに計測してくれるベンチマークアプリGeekbench5。シングルコア、マルチコアともにOPPO A54 5Gが最高値を記録。シングルコアでは特に大きく差が開いています。本当に400シリーズなのでしょうか。
CPUは頭脳として様々な演算を行う最も重要な部品。頭が良くなると効率化が進み動作が高速化。OPPO A54 5GとOPPO A73の比較動画をご覧いただくと、両モデルの性能差をはっきり認識する事が出来ると思います。
OPPO A54 5G、OPPO A73、OPPO Reno3 Aのストレージ/メモリデータ読み書き速度をCPDTで比較
OPPO A54 5G、OPPO Reno3 A、OPPO A73はメモリにLPDDR4X、ストレージにUFS2.1を採用しています。同じ規格ですが、読み書きスピードはそれぞれ異なるので注意が必要。
CPDTの計測が一番早く終わったのはOPPO A54 5G。結果の詳細を見ていくと、ストレージの読み込みとメモリ速度においてOPPO A54 5Gは特に優秀。パソコンと同様に体感速度に影響を及ぼすメモリとストレージ性能。OPPO A54 5Gが優秀なのは、Socだけではありませんでした。
OPPO A54 5GとOPPO Reno3 Aのゲーム性能を比較
Antutuのベンチマーク測定で、GPUカテゴリーがLite版のみの対応となるSnapdragon 480 5G。もしかするとレンダリング能力が著しく劣るのではないかと不安に思うところも。そこで検証を兼ねてOPPO A54 5GとOPPO Reno3 Aで動作の重いAsphalt 9をプレイ。
動画をご覧いただくとわかるのですが、ドリフトした時の砂煙、光源など高精細な表現がOPPO A54 5GはOPPO Reno3 Aより明らかに優れています。フレームレートも安定している印象。この結果には一安心。OPPO A54 5G、ゲームもそこそこいけちゃうという事ですね。
OPPO A54 5GとXiaomi Redmi 9Tのディスプレイ性能を比較
OPPO A54 5Gのディスプレイは最大90Hzのリフレッシュレート、最大180Hzのタッチサンプリングレート(公式が公開している数値)に対応しています。Redmi 9Tは最大60Hzのリフレッシュレート、最大180Hzのタッチサンプリングレート(実測)に対応。
リフレッシュレートは1秒間に表示可能な画面の切り替え回数を示します。よって数値が大きくなる程スクロールした時の滑らかさが向上。タッチサンプリングレートは1秒間にディスプレイがタッチに反応する回数。数値が上がる程レスポンスが良くなるという事です。
OPPO A54 5Gのタッチサンプリングレートを実測したところ、公式発表数値を上回る250Hz~260Hz程度の数値を記録。映像が暗くて申し訳ないのですが、指の動きに素早く追従しているのは間違いなくOPPO A54 5Gの。表示、操作性共に滑らかかつ俊敏で快適です。エントリーモデル特有のゆったりとした動きではなくなりました。
OPPO A54 5Gはエントリーモデルとしてどう進化したのか?
性能の進化は全て数字として表れていました。体感的にはSnapdragon 720Gを搭載するRedmi Note 9Sの画面が滑らかになり、さらに5Gネットワークに対応した様なイメージ。一時期Snapdragon 450を搭載するarrows M05(2019年12月発売)を所有していましたが完全に別もの。
Snapdragonは400、600、700、800シリーズとランクが存在しますが、性能が一番底上げされたのは間違いなく400シリーズでしょう。600シリーズでもSnapdragon 480 5Gを上回るモデルは少ないです。
5Gネットワークが一般流通したらルーター代わりのサブ機としても長く使い続けられそうなOPPO A54 5G。悪くないと思います。
OPPO A54 5Gの主な仕様
重量 | 約190g |
サイズ(mm) | 約75mm×163mm×8.4mm |
連続通話時間 | 約2,700分 |
連続待受時間 | 約400時間 |
電池容量 | 5,000mAh |
充電時間 | 約136分(18W(9V/2A)のUSB PD/ACアダプター使用時) |
充電 | Qualcomm®Quick Charge™ 2.0(18W) USB Power Dellvery2.0(18W) |
OS | ColorOS 11 (Based on Android™ 11) |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 480 5G オクタコアCPU:2.0GHz×2+1.8GHz×6 |
内部メモリ | RAM 4GB/ROM 64GB |
外部メモリ | microSDXC™ 最大1TB |
SIMカードスロット | トリプルスロット nanoSIM×2+microSD×1 |
SIMタイプ | nanoSIM |
ディスプレイ | 約6.5インチ/フルHD+(2400×1080)/TFT-LCD/90Hz |
アウトカメラ | 【メイン】約4,800万画素(F値1.7) 【超広角】約800万画素(F値2.2/画角119°) 【モノクロ】約200万画素(F値2.4) 【マクロ】約200万画素(F値2.4) |
インカメラ | 約1,600万画素(f/2.0 絞り値) |
対応周波数 | GSM: 850/900/1800/1900MHz WCDMA: Bands 1/2/4/5/6/8/19 FDD-LTE: Bands 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28 TD-LTE: Bands 38/39/40/41/42 5G NR: n3/n28/n77/n78 |
無線通信方法 | Wi-Fi®:2.4/5GHz 802.11a/b/g/n/ac テザリング対応 |
Bluetooth | Ver.5.1 |
位置情報 | GPS / Beidou / GLONASS / QZSS |
USBポート | USB Type-C™ / USB 2.0対応 / OTG対応 |
センサー | 磁気センサー / 近接センサー / 光センサー / 加速度センサー / ジャイロセンサー / ステップカウント機能対応 |
サウンドシステム | モノラルスピーカー / 3.5mm イヤホンジャック |
生体認証 | 側面指紋認証・顔認証 |
本体付属品 | SIM取出し用ピン×1 / 保護ケース×1 / 保護フィルム(貼付済み)×1 / 安全ガイド×1 / クイックガイド×1 |
OPPO A54 5Gにお勧めな格安SIM
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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