村上選手に「くまもと夢づくり賞」 県が授与へ 東京五輪野球で金メダル

熊本日日新聞 | 2021年08月25日 00:00

東京五輪の野球で金メダルを獲得した村上宗隆選手=8月8日、東京都中央区

 東京五輪の野球日本代表メンバーとして金メダルを獲得した熊本市出身の村上宗隆選手(21)=ヤクルト=に、県が「くまもと夢づくり賞」を贈る方針を固めたことが24日、分かった。

 村上選手は「侍ジャパン」の8番サードとして、東京五輪で15打数5安打3打点の活躍。米国との決勝戦では決勝打となるソロホームランを放つなど、野球で五輪初の金メダル獲得に貢献した点を評価した。

 同賞は2009年、県民に大きな夢を与えた県ゆかりの個人・団体を顕彰するため、蒲島郁夫知事が創設。県民栄誉賞と並ぶ最高の賞と位置付けている。

 これまでに米アカデミー賞外国語映画賞の「おくりびと」の脚本を担当した小山薫堂さん、ロンドンパラリンピックのゴールボールで金メダルに輝いた浦田理恵選手、全国制覇を重ねた九州学院高剣道部と米田敏郎監督が受賞している。(内田裕之)