東京オリンピック開会式 実況&解説

2021/7/23 20:00 開始予定

スタート

  • 2021年7月23日20時、開会式がスタート。 黒板にチョークで描かれたコマ撮り映像からオープニングは始まる。CGを使わず、人の手によるシンプルな映像でスポーツと生命の躍動感を表現していくこの映像は、「コロナ禍での開催だからこそ、地に足のついた式典を」という思いのもとに制作されたもの。 次に2013年の招致決定からの準備の模様が紹介される。しかし、2020年を迎えるとコロナ禍が到来。街から人がいなくなり、延期を余儀なくされた。 そうした中でも孤独に練習を続けるアスリートたちの姿が映し出され、カウント「0」の数字が国立競技場の空撮映像とオーバーラップ。最後に亀倉雄策のデザインによる1964年の東京オリンピックのポスターをオマージュしたシーンが映し出される。 同時に会場では花火が打ち上がり、開会式の始まりを告げる。

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コロナ禍のアスリートたちを表現したパフォーマンス

  • スタジアムではソーシャルディスタンスを保たなければいけない状況下で、さまざまな葛藤を抱えながらトレーニングに励んできたアスリートたちの姿を表現するパフォーマンスが行われる。振付は平原慎太郎率いる、ダンスカンパニーのOrganWorks。 パフォーマンスの中心には、「看護師ボクサー」としてオリンピック出場を目指してきた津端ありさがいる。新型コロナウィルスの感染拡大で世界最終予選が中止となり、東京オリンピック出場の夢が絶たれた選手だった。

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  • 季節が移ろい、スポーツをめぐる状況が刻一刻と変わりゆく中でも、彼女をはじめとするアスリートたちは黙々とトレーニングに打ち込む。 その後、アスリートたちの血管や筋肉、葛藤などの心情を象徴する赤い紐を使ったパフォーマンス。これは一度、立ち止まったアスリートが、再び走り出すまでの過程を表している。

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天皇陛下のご臨席と日本国旗入場

  • 場内のプレジデンシャルボックス(貴賓席)に天皇陛下がご臨席。続いて、菅義偉首相、小池百合子東京都知事、IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長も登場する。 フィールドには、ギリシャ・アテネでの聖火引き継ぎ式に出演予定だった2名を含む小中学生8名の先導で日本国旗が入場。ベアラーはアスリートの三宅義信さん、高橋尚子さんらに加え、エッセンシャルワーカーなど年齢や立場も多様な人々が担当した。

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MISIAによる「君が代」独唱と国旗掲揚

  • 国歌独唱は歌手のMISIA。「君が代」が流れる中、自衛隊による国旗掲揚が行われる。

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追悼式

  • 俳優・ダンサーの森山未來がコロナ犠牲者にささげるパフォーマンスを披露。 コロナ禍で亡くなったすべての人に対し黙とうが行われた。

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江戸と現代が融合したダンスショー

  • 江戸時代に生まれた火消しの伝統を今に伝える江戸消防記念会。その「木遣り唄」に合わせてフィールドには大工姿のパフォーマーたちが登場。もともとは鳶職人の唄であったという「木遣り唄」に重ねて、リズミカルな作業音を響かせる。 背中に「東京」の文字を背負った大工の棟梁たちと共に、さまざまなジャンルのダンサーが登場。 パフォーマンスには、棟梁役に分した真矢ミキ、タップダンサーの熊谷和徳のほか、アーティストグループの東京ゲゲゲイらも登場。伝統と現代が融合するダンスショーを披露する。

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五輪シンボルに込められたレガシー

  • パフォーマーたちに先導され、提灯に囲まれた山車のようなセットが登場。 木の輪は、1964年の東京オリンピックの際に各国選手団が持ち寄った種から育った林の樹木から制作されたもの。前回大会からのレガシーが継承されていることを表現した。 そこから木で作られた三つのリングが現れると、大工たちが力を合わせてリングを引っ張る。仕掛けが込められた三つのリングが五つになり、五輪シンボルが完成する。

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選手の入場がスタート

  • オリンピック栄誉賞の授賞ビデオが流れ始める。

  • オーケストラのチューニング風景とともに、さまざまな競技のスタート直前の光景が展開する。指揮者である少女がタクトを振ると、競技の映像と音楽がシンクロしていく。 それはゲーム『ドラゴンクエスト』の序曲「ロトのテーマ」となり、難民選手団も含めた、205の国と地域の選手入場へとつながる。 まず会場に入ってきたのは、オリンピック発祥の地であるギリシャ。この伝統は1896年の第1回大会から続いている。

  • ギリシャに続き、IOC難民選手団が入場する。紛争や迫害により故郷を追われた難民アスリートによって構成され、前回のリオ五輪で初めて結成された。今大会は29名の選手が陸上や柔道、テコンドーなど12競技に出場する。

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選手入場中は日本を代表するゲーム音楽

各国の注目選手が続々入場

  • インドネシア選手団が入場

    インドネシア選手団が入場。旗手は新競技のサーフィンで同国代表となった和井田理央

  • 英国選手団が入場

    旗手は共に前回大会の金メダリストである、セーリング女子のハンナ・ミルズとボート男子のモハメド・スビヒ。日本と英国の両国籍を持つスカイ・ブラウンも新競技のスケートボード代表として、英国史上最年少13歳での夏季大会出場となる。

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  • オーストラリア選手団が入場

    旗手は競泳女子のケイト・キャンベルとバスケットボール男子のパティ・ミルズ。ミルズは先住民アボリジニの血を引く人物から初の選出となった。2032年夏季五輪はブリスベンでの開催が決まった。

  • オランダ選手団が入場

    旗手は陸上男子のチュランディ・マルティナと、新種目スケートボード女子の選手であり、16歳にしてオランダを代表するアスリートとなったケート・オルデンベービング

  • カナダ選手団が入場

    2大会連続で銅メダルのサッカー女子、2000年代生まれでは初のオリンピック金メダリストとなった競泳女子のペニー・オレクシアクなど、日本選手のライバルも多い。旗手は、バスケットボール女子のミランダ・アイムと日系4世で7人制ラグビー男子のネイサン・ヒラヤマ

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  • マンガ文化がモチーフとなった、プラカードや衣装デザイン

    各国の選手団を先導するプラカードベアラーが持つプラカードは、マンガの「吹き出し」をモチーフとしたデザイン。 衣装は、トロンプ=ルイユと呼ばれる「だまし絵」のようなデザインを採用。ペイントでポケットや襟を描き、スクリーントーン柄で影を表現している。そのパターンは60種類に及ぶ。衣装デザインはファッションデザイナーの若林ケイジ

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  • ROC選手団が入場

    ロシア選手は国家ぐるみの組織的なドーピング違反で処分を受けたことにより、個人資格での参加。国の代表ではなく、ROC(ロシアオリンピック委員会)に所属する中立な立場での出場となった。旗手を務めるフェンシング女子のソフィア・ベリカヤ、バレーボール男子のマキシム・ミハイロフは中立旗を掲げ、ユニフォームにもロシア国旗は使用されていない。

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  • スペイン選手団が入場

    3大会連続でメダルを獲得しているバスケットボール男子、強化試合で日本代表とドローになったサッカー男子など、強豪がそろう。選手団を率いる旗手は、競泳女子のミレイア・ベルモンテとカヌー男子のサウル・クラビオト

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  • セルビア選手団が入場

    旗手は水球男子のフィリップ・フィリポヴィッチとバスケットボール女子のソーニャ・ヴァシッチ。テニス男子のノバク・ジョコビッチ、3人制バスケットボールの代表チームなど、世界ランク上位の注目選手が多数出場する。

  • 中華人民共和国選手団が入場

    国外で開かれる大会としては過去最大規模となる大選手団を派遣。420人の選手が出場する。旗手はバレーボール女子のシュ・テイとテコンドー男子のチョウ・スイ

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  • ドイツ選手団が入場

    旗手を務めるのは、飛び込み男子のパトリック・ハウスディングとビーチバレー女子のラウラ・ルートヴィヒ。ドイツ国内の一般市民や選手によるインターネット投票で選ばれた。

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  • フィリピン選手団が入場

    旗手はボクシング男子のエウミル・マーシャルと、日本人の父親とフィリピン人の母親を持ち、日本国内の大会でも活躍する柔道女子の渡邊聖未。日本とフィリピンの両国籍を持つゴルフ女子の笹生優花も同国代表として出場する。

  • アメリカ合衆国選手団が入場

    2028年ロサンゼルス大会の開催国として、最後から3番目の入場となったアメリカ合衆国。メダル候補を多数抱える強豪国であり、613名が出場する。旗手はオリンピックで4度の優勝経験を持つバスケットボール女子のスー・バードと、スピードスケート選手としてソチ五輪に出場したこともある野球エディ・アルバレス

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  • フランス選手団が入場

    最後の1つ前に入場したのは次の開催国、2024年パリ大会のフランス。旗手は柔道女子で世界選手権4連覇中のクラリス・アグベニェヌと体操男子のサミール・アイット・サイード

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日本選手団が登場

  • 最後に開催国である日本選手団が入場

    旗手はバスケットボール男子の八村塁とレスリング女子の須崎優衣。 選手団には渡邊雄太、土井レミイ杏利、畑岡奈紗らも登場。今大会の選手団は過去最多の582名。開会式には155名が参加した。

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  • 選手入場が終わり、花火が打ち上がる

    各国の選手入場後、リング状に花火が打ち上げられる。

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選手宣誓

  • ステージに選手、審判、コーチの各代表が登壇。日本の主将・山県亮太と、副主将で卓球女子の石川佳純らが選手宣誓を行った。

    【写真は共同】

1824台のドローンが上空でパフォーマンス

  • 子どもたちが空を指差すと、1824台のドローンが上空でも東京2020オリンピックのエンブレムを描いている。それは立体的に展開し、球体になり、徐々に地球の形へと変化していく。

  • ジョン・レノンの「イマジン」が歌われる。 映像でつながった世界の歌手が歌い継いでいく。

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組織委員会の橋本会長、IOCバッハ会長によるスピーチ

  • 末広がりを意味する扇型のスピーチステージに、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の橋本聖子会長と、IOCのトーマス・バッハ会長が登壇。スピーチを行う。

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  • 橋本会長

    ようこそ東京へ、心から歓迎申し上げます。東京大会は史上初の延期というチャレンジのもとに開催されます。 東京にオリンピックを迎えようとしていた10年前、東日本大震災によって、私たち日本人は大きな困難と苦しみの中にありました。そのとき世界中の方が手を差し伸べてくださいました。「さあ、前に進もう」と。いま、私たちは復興しつつある日本の姿をお見せすることができます。 世界が困難にある中、再びスポーツの、オリンピックの意義が問われています。世界のみなさん、日本のみなさん、五輪の旗のもとに世界中のアスリートがオリンピックスタジアムに集いました。これこそがスポーツの果たす力であり、オリンピックが果たす価値の本質であります。私たちの理想の姿でもあります。 オリンピック休戦期間も始まり、平和から遠い現実を生きている人たちにとっても、束の間の安らぎとなるのではないでしょうか。これもまた、オリンピックの重要な価値です。いま、この瞬間も紛争に翻弄されている人々に、平和の祈りを捧げます。 アスリートのみなさん、この場に集っていただき、ありがとうございます。困難の中でも立ち止まることのない姿に、私は同じアスリートとして、すべてのアスリートを誇りに思います。 自らを信じて、前に進み続けてきたみなさんの軌跡は、かけがけのない宝物になります。いまこそ、スポーツとアスリートの力を見せる時がきました。 再び、世界をひとつにできると信じています。世界はみなさんを待っています。私たち組織委員会は、半世紀ぶりとなるこの舞台を最後まで支えてまいります。

  • バッハ会長

    ようこそ、東京2020オリンピック競技大会へお越しくださいました。今日という日は希望の瞬間です。私たちが想像していたものとは異なりますが、この瞬間を大切にしましょう。 アスリートは選手村で、ひとつ屋根の下で過ごしています。これは世界をひとつにする連帯のメッセージです。こうして私たちが集うことができるのは、日本のみなさまのおかげです。深く感謝と敬意を表します。 10年前、みなさまは「オリンピックの精神を再び東京へ」という旅を始めました。これは難しい旅でした。予期せぬこともありました。東日本大震災からの復興、そして新型コロナウイルス感染症。 医師、看護師、パンデミックの封じ込めに奮闘しているすべての日本人に感謝を申しあげます。 (日本語で)東京オリンピック大会を開催できるのは、日本のみなさんのおかげです。心から感謝しています。 不屈の精神を持つ、日本のみなさま、その精神はオリンピックアスリートも持っています。私たち同様に、みなさまもパンデミックの中、不確実性の中にいました。それでもアスリートのみなさまはもがき、耐え、あきらめなかった。 みなさまは真のオリンピックアスリートです。 オリンピックコミュニティは平等です。この平和の精神のもと、IOCは難民選手団を歓迎します。暴力、迫害などで国を失った人々に、私たちは居場所を提供します。オリンピックコミュニティへ、ようこそ。 私たちは多様性の中で団結することで、ひとりひとりを足した以上に大きくなります。より早く、より高く、より強くなるためには、私たちは連帯するしかありません。この連帯こそが、パンデミックの先の光です。 パンデミックは私たちを引き離しました。愛する人にも近づけないようにしました。しかし今日、世界のあらゆるところにいる人々が団結します。聖火は、この光をより明るく照らすでしょう。

天皇陛下による開会宣言

  • 天皇陛下が開会を宣言。記念の花火が打ち上げられる。

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五輪旗がアスリートからエッセンシャルワーカーへ

  • 桃田賢斗ら世界のアスリートに運び込まれて五輪旗が入場。コロナ禍でも社会を支え続けたエッセンシャルワーカーたちに手渡される。

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平和の象徴である鳩が会場を舞う

  • 五輪旗が揚がると、平和の象徴である鳩の形のプロジェクションがフィールドに映し出され、特殊効果の鳩が国立競技場を舞う。 国連総会で決議された「オリンピック休戦」に基づき、世界にオリンピックとパラリンピック期間中の休戦を呼びかけていることを表現した。

日本から生まれた「スポーツピクトグラム」を紹介

  • 1964年の東京オリンピックで生み出された「スポーツピクトグラム」をテーマにした映像とパフォーマンスが展開する。 前回1964年の東京オリンピックでは、日本を訪れる世界の人々が言語を問わず理解できるようにと、各競技を記号的に表す「スポーツピクトグラム」が開発された。また、トイレやスタジアムへの案内のための絵文字標識も考案され、今も世界で使われるトイレマークなどのレガシーを生み出した。 イントロダクションの映像は、スポーツピクトグラムの歴史の紹介から始まる。本の形式を通して、ピクトグラムが各大会でどのような変化を遂げたのかを説明。今大会から新しく登場した「動くピクトグラム」を表現するライブパフォーマンスへとつながっていく。 ピクトグラムに扮したパフォーマーたちが、東京2020オリンピックで行われる33競技50種類の図柄をユーモラスかつリズミカルに表現する。

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五輪を始める準備が整った競技会場と、東京の街を紹介する映像

  • 開会式のフィナーレが近付く中、会場では東京2020オリンピックの職員に扮した劇団ひとりの登場する映像が流れる。 コントロールセンターから国立競技場のライトなどをデタラメに操作する劇団ひとりが、上司に扮した荒川静香にいたずらをたしなめられる。気を取り直してコントロールセンターのスイッチを次々にオンにすると、明日から競技が行われる各会場に明かりが灯っていく。 さらにスイッチを押していくと、東京スカイツリーや浅草の浅草寺など、都内の名所にも明かりが灯る。東京の街全体でオリンピックを迎える準備が整っていることを確認していく。 最後に歌舞伎座のスイッチをオンにするが、舞台にライトがあたっても誰も出てこない。見かねた荒川静香が「ABZ」と記されたスイッチを入れると、国立競技場のステージにライトがあたり、歌舞伎俳優の市川海老蔵と、ピアニストの上原ひろみが登場する。

海老蔵の「にらみ」が邪気を払い、大会の成功を祈る

  • 富士山をモチーフにした山を背景にしたステージでは、西陣織を使ったドレスに身を包んだ上原ひろみによるピアノ演奏のもと、市川海老蔵が歌舞伎の演目「暫(しばらく)」を演じる。 演奏がクライマックスを迎えると、海老蔵が市川家一門の役者に伝わる「にらみ」によって邪気を払い、大会の成功を祈念した。

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聖火が入場

  • ギリシャから日本、東京へとつなげてきた聖火リレー。日本国内では121日間をかけ、約1万人のランナーが参加した。その模様を紹介する映像の後、いよいよ聖火が国立競技場に到着。開会式のキャストたちがひまわりの花束を手にフィールド上へと集まり、ランナーを待ち構える。

  • 会場内のランナー、1人目は……

    野村忠宏さんと吉田沙保里さんが聖火とともに入場する。

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  • 会場内のランナー、2人目は……

    長嶋茂雄さん、王貞治さん、松井秀喜さんに聖火が渡る。 松井さんが長嶋さんを支えながらゆっくりと会場を進む。

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  • 会場内のランナー、3人目・4人目・5人目は……

    医療従事者に渡った聖火は、パラトライアスロンの土田和歌子へ。開会式のキャストたちが掲げるひまわりの道の中を進んでいく。 そして、東北3県の子どもたちへ。

  • 最後の聖火ランナーは……

    そして、ステージで待つ最後のランナーは、大坂なおみ

聖火台に点火、17日間の大会が始まる

  • 富士山をモチーフにしたステージが開くと、頂上に佐藤オオキがデザインした聖火台、そしてその聖火台へ向かう道が現れる。 最終ランナーの大坂なおみが聖火台に火を灯すと、聖火が太陽のようにステージを照らしていく。 会場全体がオレンジ色の光に包まれ、フィナーレの花火が盛大に打ち上げられた。 今大会は33競技339種目が行われ、空手スケートボードスポーツクライミング、サーフィンが新競技、野球ソフトボールは2008年の北京オリンピック以来3大会ぶりの実施となる。 17日間の熱戦が幕を開けた。

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競技紹介

5人制サッカー 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

5人制サッカー

パラリンピック

視覚障がいのある選手らによるサッカーで、「ブラインドサッカー」とも呼ばれる。両サイドにフェンスがあるフットサルと同じ大きさのコートで行い、試合時間は前後半各20分。フェンスは選手が触って自分の位置を知る目安にしたり、ボールをぶつけて跳ね返りを利用してパスする目的でも使ったりする。ゴールキーパー以外のフィールドプレーヤーは目隠しを着用し、ボールに入った鈴の音、相手ゴール裏から指示を出すガイドやキーパーの声を頼りにプレーする。ボールを持った相手に向かっていく時は守備側が「ボイ」(スペイン語で「行く」の意)と声を掛けなければならない。

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