秋田県大仙市の東北醤油株式会社が製造販売している「味どうらくの里」。うどんやそばのつゆとして開発された濃縮万能調味料ですが、一般的な麺つゆより若干甘め。甘じょっぱい味を好む秋田県人の舌にあう味で、様々な料理に使われるようになりました。「私の血はワインでできている」と言っていた女優さんがいましたが、秋田県人の血は「味どうらくの里」でできているといえるくらい、秋田県人にはおなじみの調味料なのです。
秋田県出身の佐々木希さんや壇蜜さんも、TVや雑誌で「味どうらくの里」を紹介しています。秋田県出身以外の芸能人でも「味どうらくの里」ファンは多いんですよ。
500mlと1.8Lの2種類ありますが、1.8Lサイズ6本入りの箱買いする家庭も多いです。我が家も常に切らさないよう、買い置きを用意してあります。秋田を離れても、台所には「味どうらくの里」なんです。
煮物、焼き物、いろんなお料理に使われますが、お刺身を「味どうらくの里」で食べる人も。冷やし中華やドレッシングにと、料理のジャンルを問わずに使える1本です。
最近は料理だけでなくスイーツにも「味どうらくの里」味が登場!秋田県大仙市にある「道の駅かみおか」では、味どうらくソフトを食べることができます。他にも、味どうらく味ドロップ、味どうらくの里アイスなどもありますよ。秋田県内のローソンでは「味どうらくの里」で味付けした焼きおにぎりも販売されています。
2018年4月には、東北醤油と株式会社日本レストランエンタプライズ秋田列車営業支店、秋田米飯給食事業協同組合の3社がコラボした「味どうらくの里弁当」が登場。上りの秋田新幹線こまち内で販売されていました。
新幹線内の車内販売が終了した今でも、JR秋田駅橋上弁当売店「駅弁屋」や秋田県内の一分のスーパーで毎週土・日限定で販売されています。値段は750円(税抜き)と駅弁にしてはリーズナブル。お弁当の中には「味どうらくの里」で味付けしたご飯やおかずがぎっしり。メニューは時々変わりますが、私が購入したときは下記の内容でした。
・味どうらくの里ごはん金糸卵のせ(秋田県産米使用)
・味どうらくの里で漬け込んだサゴシのごま焼き
・味どうらくの里で味付けた鶏照り焼き
・味どうらくの里の煮物(人参、こんにゃく、椎茸、タケノコ)
他にも、ご飯の上には味どうらくの里で味付けしたゴボウの煮つけも乗っていました。
「味どうらくの里」を使うと簡単にお料理ができあがります。実際に「味どうらくの里弁当」を作ってみましょう。
※レシピは我が家流なので、実際に販売されているお弁当のレシピとは違います。
<煮物>
「味どうらくの里」と水を1:7の割合で鍋に入れ、コンニャクや椎茸、タケノコを穂先を入れて煮込みます。干ししいたけが好きな私は、干ししいたけの戻し汁と水をあわせて調理します。ゴボウは少し水の割合を減らして、濃い目のしっかりとした味付けにするとご飯のおかずにピッタリですが、面倒なら一緒の鍋で煮ても大丈夫ですよ。
<焼魚>
さごしは鰆の幼魚の呼び名。さごしが手に入らなかったので鰤で代用です。焼魚の場合は、「味どうらくの里」と味醂1:1の漬けダレにつけ、冷蔵庫で30分置きます。焦げないように焼いて、仕上げに白ごまをふります。魚は焦げやすいので、私はフライパンにクッキングシートを敷いて焼き加減を見ながら焼きます。
<鶏照焼き>
鶏もも肉を「味どうらくの里」と味醂を1:1で混ぜたタレにつけて冷蔵庫で一晩。皮目からジックリ焼いてください。こちらも焦げ付きやすいので、焼く前にタレをキッチンペーパーで拭き取ってから焼くと、失敗しないですよ。
駅弁のご飯は具の入っていない炊き込みご飯でした。再現するなら以下のレシピでどうぞ。
<炊き込みご飯>
お米3合の場合、炊飯器にお米を入れてから「味どうらくの里」を大さじ4杯入れ、その後炊飯器の3合の目盛まで水を入れて、あとは炊くだけです。濃い目の味が好きな場合は大さじ4杯、薄めの味が好きな場合は大さじ3杯と、調整してくださいね。
今回はずぼらな私でも失敗しないタケノコご飯を炊いてみました。
<タケノコご飯>
タケノコ、油揚げ、鶏肉を水400mlに「味どうらくの里」を大さじ4杯で煮て、最初に味つけします。その後、炊飯器に3合のお米を入れたら、煮汁を3合の目盛まで入れます。足りないときは水を足して大丈夫!炊き上がったら、具を混ぜてできあがり。このやり方なら具材の量に関わらず、ご飯がいつもと同じ炊きあがりになります。具材を量るのが面倒で、目分量で作っている人にはオススメ!
お弁当の材料が出来上がりました。錦糸卵を焼いて、たくあんとかまぼこを用意します。
できあがったお惣菜と炊き込みご飯をお弁当に盛り付けたら、「味どうらくの里弁当」のできあがりです。芸能人にもファンの多い秋田の味を楽しんでください。
提供元:東北醤油株式会社
http://www.touhoku-syouyu.co.jp/表面に「味どうらくの里」を塗って焼きおにぎりを作ると、「味どうらくの里焼きおにぎり」もできますよ。中にチーズを入れて作ると、とろ~りチーズが中から出てくる、和と洋のコラボがたまらない焼きおにぎりになります。
秋田グルメといえばきりたんぽ鍋という人も多いのでは?県北ではご飯をつぶして丸めただまっこ鍋というのもあります。こちらの味付けも「味どうらくの里」で簡単にできます。
鶏ガラで出汁をとったら、「味どうらくの里」で味付け。きりたんぽ鍋、だまっこ鍋、どちらにも欠かせない材料は、ゴボウ、舞茸、セリ。この3つは必ず用意してください。
鶏肉、ゴボウ、シラタキ、舞茸、油揚げを入れて煮込んだら、きりたんぽ、もしくはだまっこ、長ネギを入れます。煮込みすぎるとだまっこは崩れてしまうので注意です。最後にセリをいれたら完成です。写真には秋田のキノコ「キンダケ」が入っています。秋田でしか食べられない、香りがよくコリコリした食感がおいしいキノコです。
だまっこは自宅でも簡単にできます。ご飯をつぶして、手に塩水をつけながらピンポン玉サイズに丸めるだけ。お子さんと一緒に作っても楽しいですよ。子どもの頃は、だまっこを作りながらつまみ食いするのが楽しみでした。だまっこ鍋が出来た頃にはお腹がパンパンなのですが、それでもまた食べちゃうくらいだまっこ鍋はおいしいのです。
今回紹介したのは秋田の家庭の味。秋田にはおいしいものがもっとたくさんあります!キンダケも秋田以外では食べられません。落ち着いたら是非秋田のおいしいものを食べに来てくださいね。
どんなに料理が苦手な人も、瞬時に料理上手になれちゃう「味どうらくの里」。最近は県外のスーパーでも置いてあるところも増えてきましたが、外に出なくても大丈夫!ネットで購入できます。関連MEMOの東北醤油の公式ホームページから購入できます。レシピもたくさん載っています。
「味どうらくの里」で食卓を秋田にしちゃいましょう。
ご飯づくりにうんざりしているお母さんの救世主にもなる調味料ですよ。
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(2021/8/24更新)
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