写真:さとちん
地図を見る中国で薬として使われていた梅が日本へと伝わってきたのは約2000年前。漢方や梅干し、梅酒と、日本独自の文化として進化しながら日本の家庭に深く根付いてきました。
ところが最近の20~30代の人たちは、家庭であまり梅体験をすることがありません。せっかくの梅文化が途絶えてしまうことを危惧したチョーヤ梅酒株式会社は、梅体験のできる施設を2018年京都にオープン。そして2号店を2020年6月に神奈川県の鎌倉にオープンさせました。
京都に鎌倉、どちらも歴史の古い町。特に鎌倉では兵士が出陣するとき、梅はご馳走として振舞われる縁起ものでした。
「蝶矢」は鎌倉駅西口から徒歩1分の場所にある一軒家の一階です。御成通り手前の細い小路を右に入ります。「蝶矢」の文字が目印!
写真:さとちん
地図を見る白を基調とした、古民家をリノベーションした施設は、古都鎌倉と海の街鎌倉の両方のイメージにピッタリです。
写真:さとちん
地図を見る大きな窓から光が差し込み、館内もとっても明るく開放的な空間となっています。こちらで体験できるのは、梅酒、もしくは梅シロップ作りです。
写真:さとちん
地図を見る梅体験は公式ホームページから申し込むことができます。空きがあった場合は当日でも体験できますが、京都店では予約倍率が50倍に達したことも!予約してから出かけた方が確実です。予約は体験したい日の2週間前から。
写真:さとちん
地図を見るこちらではSサイズ(1杯分)・Mサイズ(3杯分)・Lサイズ(6杯分)の3種類の梅酒・梅シロップ作りを体験できます。
市販の梅は1㎏単位。その場合は4リットルの梅酒・梅シロップができあがりますが、大量すぎることも梅文化から離れる原因になっていると考え、梅1個から梅酒・梅シロップを作ることができる、お手軽サイズで用意されています。
料金は1000円からで、所要時間は約1時間ほど。
でも、中には1度にLサイズを6本作っていった人もいるそうですよ。
写真:さとちん
地図を見る使用する梅は5種類の中から選びます。どれも収穫してすぐマイナス40度で急速冷凍したもの。和歌山の梅が4種類、群馬の梅が1種類です。
市販の梅は青いものが多いですよね?梅は赤く熟してしまうと日持ちしないため、ほとんど出回ることはありません。でも、すぐに急速冷凍することで、味と栄養がアップした完熟梅を自分で梅酒や梅シロップにすることができるんです。
写真:さとちん
地図を見る5種類の梅、5種類の砂糖、4種類のお酒を組み合わせて梅酒を作ります。梅シロップの場合は5種類の梅と5種類の砂糖。梅酒は100種類、梅シロップは25種類の組み合わせから、自分好みの1本を作るんです。
まずは梅を決めるためのテイスティング。完熟南高梅、白加賀、有機南高、NK14、パープルクイーン、5種類の梅を氷砂糖に漬けて作った梅シロップを試飲して梅を選びます。それぞれ梅の味と香りに特徴があって、当然ですが梅って全然違うんだと驚きますよ。白加賀とNK14は鎌倉店限定です。
次にお砂糖のテイスティング。氷砂糖、こんぺい糖、てんさい糖、アガベシロップ、はちみつ、5種類の砂糖を南高梅に漬けたシロップを飲み比べます。こちらは味も決め手となりますが見た目や効能で選ぶ人も。
1番人気はこんぺい糖。とってもかわいい仕上がりになります。もちろん、こんぺい糖にもこだわりがあり、すべて天然素材を使用して着色しています。2番人気はアガベシロップ。低GI値で血糖値の上昇を緩やかにするので、健康志向の人に人気です。てんさい糖は黒糖に近い味になるので、バニラアイスにかけたり、牛乳で割るとおいしいですよ。
お酒はウォッカ、ジン、ホワイトラム、ブランデーから選びます。残念ながらテイスティングはありませんが、どんな感じになるのか詳しく教えてもらえます。
写真:さとちん
地図を見る梅とお砂糖とお酒を決めたら、いよいよ梅酒作り!作り方は梅シロップも一緒です。まずは梅のヘタを丁寧に取り除きます。
写真:さとちん
地図を見る液体のアガベシロップ以外は梅と砂糖を交互に瓶に入れ、お酒を注ぎます。写真はMサイズの瓶にパープルクイーンとこんぺい糖、ジンで作った梅酒。パープルクイーンは市場にはあまり出回らない梅で、アセロラに近い味。梅酒にすると種の杏仁の香りが抽出され、中華料理にとてもよくあう梅酒になります。
写真:さとちん
地図を見るヘタを取って瓶に詰めるだけなので、子どもでも簡単に作ることができます。若い人たちの間でも大人気で、作った梅酒や梅シロップと一緒に写真を撮ってSNSにあげる人も多いです。
写真:さとちん
地図を見る建物もフォトジェニックですが、小物も自由に使うことができます。真っ白い外観や庭の緑と一緒に撮ると映える1枚に。
写真:さとちん
地図を見る壁に展示されているのは3種類の梅シロップ。1日ずつ製造した日の違う梅シロップが、それぞれ7個飾ってあります。梅シロップは作って1週間で完成。どんな風にできていくのか、実際に比べることができます。
親子で体験に来る人も多いのだとか。夏休みの自由研究にも使えますよね。
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写真:さとちん
地図を見る梅体験以外に梅シロップのテイクアウトもできます。大粒の完熟南高梅が1粒入ったドリンクはチョーヤの工場直送の非加熱梅シロップがベース。
写真:さとちん
地図を見るソーダや緑茶、紅茶など、バラエティ豊かな割り材が用意されています。是非、試して欲しいのが緑茶!梅シロップと緑茶は一瞬ミスマッチのようで、これがおいしいんです!新しい味!
途中で梅の実をクラッシュさせて、味変も楽しんでくださいね。アイスだけじゃなくホットもあります。
写真:さとちん
地図を見るおいしいだけじゃなく、梅に含まれているクエン酸は胃の活動を活発にし食欲を増進する効果があり、夏バテにはピッタリの飲み物。疲労回復効果もあるので、鎌倉散策のお供にオススメのドリンクですよ。
住所:神奈川県鎌倉市御成町11-7 鎌倉御成町白亜1F
アクセス:江ノ島電鉄・JR鎌倉駅西口 徒歩1分
営業時間:10時~18時
定休日:不定休(お盆・年末年始休業)
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2021/8/24更新)
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