最近、体がおもくて何もやる気がでない
気づいたら寝てばかりいる
体がだるい
とにかく眠い
人間なら誰でもこのような症状になることは、あるのではないでしょうか。
とくに現在の経済の状況で、このような症状に苦しむ方が、増えてきていると感じます。
これらの症状から抜け出すために、自分でできることは何なのでしょうか。
この記事では、やる気が出ない・寝てばかり・だるい・眠いの原因と、9つの対処法を紹介。
少しでも、お役にたてば幸いです。
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【やる気が出ない・寝てばかり・だるい・眠い】原因とは?

やる気が出ない・寝てばかり・だるい・眠いは、なぜ起こるのでしょう。
考えられる原因として、以下の3つの疲れが関係しているのではないでしょうか。
- 身体的な疲れ
- 精神的な疲れ
- 脳の疲れ
ひとつずつ、探っていきましょう。
身体的な疲れ
身体的な疲れは、3つの不足が関係します。
睡眠不足
ひとつめの不足が
睡眠不足。
現代人の多くが、睡眠不足と言われています。
日本は、主要国29カ国の中で、2番目に睡眠時間が短い国。
参考:日本睡眠化学研究所
日本は世界的に見て「睡眠不足の国」なんですね。
睡眠不足は、以下のような症状がでる可能性もあります。
- 食欲が高まり、肥満になる
- 動脈硬化
- 心臓病
- 脳卒中
- うつ病
参考:NHK健康ch
動脈硬化や、心臓病、脳卒中は、日本人の死因ランキングの5位以内に入っている疾患です。
参考:woman’slabo
こう考えると、睡眠不足はこわいですね。
栄養不足
2つめは、栄養不足。
食べてはいるものの、以下の場合は栄養不足をひきおこす可能性があります。
- 何も考えずに、欲求のままに食べる
- 無理なダイエット
- ファーストフードばかり食べる
これらの食べ方が、タンパク質やビタミン、ミネラルといった体に必要な栄養分を不足させているんですね。
結果、栄養失調になる方が増えています。
とはいえ、たまに欲求のまま食べたくなること、ありますよね。
運動不足
3つめは、運動不足。
運動不足は、以下のような生活習慣病のリスクを高める原因になります。
- 動脈硬化
- 高血圧
- 心臓病
血液に関する病気が目立ちますね。
慢性的な運動不足は血行を悪くし、体の中に老廃物が蓄積。
老廃物がたまると、疲れやストレスを感じやすくなります。
この状態が長く続くと、生活習慣病のリスクも徐々に高まっていくんですね。
さらに、運動不足はうつ病や精神疾患のリスクも高めます。
日ごろの運動は、ストレスをやわらげ、うつ病リスクを減らします。
たとえば、アメリカの大学卒業生約1万人を長期間調査したところ、387人がうつ病を発症しましたが、卒業時に身体活動が多い者やスポーツ選手のうつ病発症率は身体活動がとぼしい者と比べて低かったという報告があります。
引用元:地域精神保健福祉機構
運動をすることで、うつ病を回復させる薬と同等の効果が出ているという研究も発表されています。
参考:あべクリニック
運動は、うつ病のリスクを減らすことができるんですね。
精神的な疲れ

2つめの原因は一言でいうと、
ストレス。
ストレスといっても、環境によってさまざまですよね。
例えば、
【職場でのストレス】
・上司、部下、同僚との人間関係
・厳しいノルマや目標
・無駄に長い残業や会議
・満員電車での通勤
【家庭でのストレス】
・夫、妻、子供とのコミュニケーション
・漠然とした将来の不安
・近隣との人間関係
・お金がない不安
現在の経済の状況を考えると、漠然とした不安におそわれる方も、少なくないでしょう。
ストレスがたまりすぎると、以下のような症状に悩まされます。
- 不眠症
- 摂食障害
- うつ病
- 暴飲暴食
精神疾患にかかる可能性が、心配されるんですね。
ストレス社会と言われて久しい現在、心身の不調に悩んでいる人は少なくありません。
ストレスは、実に様々な精神疾患のリスク因子として知られており、うつ病や不安障害などに加えて、最近では認知症や統合失調症との関係も注目されています。
脳の疲れ
情報や物があふれる、現代社会。
脳がその社会の状況についていけず、疲れている場合も考えられるんですね。
脳は筋肉でできています。
筋肉を使いすぎると、筋肉痛や筋疲労を起こしますよね。
それと同じで、さまざまな指令を出している脳も疲れるというわけです。
以下のようなことに、脳を使いすぎていないでしょうか。
・仕事場の机の上が書類で山積み
・大量に溜まったメール
・やらなければいけないタスクが大量にある
・長時間のデスクワーク
・スマホの使用時間の長さ
以上、やる気が出ない3つの原因を紹介しました。
あなたがやる気が出ない、寝てばかり、だるい、眠いといった原因は、みあたりましたでしょうか。
【やる気が出ない・寝てばかり・だるい・眠い】の9つの対処法とは?

では、対処法をみていきましょう。
対処法は全部で9つ。
①睡眠・栄養・運動不足を補う
紹介した、以下の3つの不足を補うことが大事です。
・睡眠不足
・栄養不足
・運動不足
「そんなのわかってるよ」と思う方もいらっしゃいますよね。
しかし、気づかない方や、無理をしてしまう方が多いのも事実。
まずは、自分自身で気づいて、少しでも行動を変えていくことが大切ではないでしょうか。
睡眠不足
睡眠不足を補うためには、もちろん十分な睡眠をとることが一番。
しかし、環境上どうしても睡眠不足になってしまう方もいるでしょう。
そこで、睡眠の質をあげてみるのもひとつの方法です。
例えば、以下のようなことをすることで、短い時間でもぐっすり眠ることができますよ。
・就寝の10分前はパソコンやスマホをやめてみる
・アロマの香りを焚いてみる
・寝る前やお風呂の後に5分だけストレッチをする
・ヒーリング音楽をかけて寝る
・自分に合った枕や布団に変えてみる
寝る前のスマホって、どうしても見てしまう方、多いですよね。
私もそうでしたが、やめてからは目覚めがスッキリしています。
体や脳をリラックスさせてあげることで、質のよい睡眠がとれるんですね。
栄養不足
外食やファーストフード、レトルトなどの加工食品を摂ることでも、栄養が補えなくなります。
どうしても糖質や脂肪分が、多くなってしまうんですね。
結果、体に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルが不足しがちになります。
コンビニやスーパーで何かを買う場合、補える商品を一品でも選ぶといいですよね。
例えば、コンビニなら以下のような物はどうでしょうか。
【コンビニの場合】
・バナナ
・アーモンド、カシューナッツ、クルミなどのナッツ類
(塩分・油分なしがベスト)
・ゆで卵
・チキンサラダ
ナッツ類は種類によって含まれている栄養素やその量が異なりますが、共通して多いのが不飽和脂肪酸とビタミンEです。
(中略)
ナッツ類は生活習慣病を予防したい方や美容効果を期待する方などにおすすめの食品といえます。
引用元:ヒトシア
手軽に食べれるナッツ類は、生活習慣病の予防にもなるんですね。
スーパーの場合は、買い物をする順路にも気をつかってみましょう。
【スーパーの場合】
・食品売り場の周りから買い物する
(肉、魚、野菜、果物など生鮮食品が多いため)
・食品売り場の真ん中は加工食品が多くなるので注意
(カップラーメンや缶詰などインスタント食品が多い)
運動不足
最後の不足は、運動不足。
コロナ禍で自宅にいることが多くなった現在、運動不足だと感じる方は、多いでしょうね。
そんな中でも、自分でできることはあるとおもいます。
・通勤する時や、散歩の時は早歩き
・電車を待っている間に、姿勢を正す
(姿勢を正すことでインナーマッスルが鍛えられる)
・簡単なラジオ体操レベルから始める
・オンラインでフィットネスをする
現在は、オンラインフィットネスの需要、多いですよね。
このサイトでもいくつか、オンラインフィットネスを紹介しています。
では、運動するメリットを詳しく紹介していきましょう。
②運動する

運動のメリットはたくさんあります。
その中でも一番のメリットは、
ホルモンの分泌。
トレーニングの種類や強度により、ホルモンの種類や量は変化します。
4つほど紹介しますね。
【成長ホルモン】
若返りのホルモンと言われています。
筋肉をつけたり、体脂肪を燃焼させる働きがあります。
年を重ねる事に、少なくなる成長ホルモン。
成長ホルモンの分泌が少なくなると、やる気が低下したりイライラしやすくなるなど、メンタル面にも影響を及ぼす場合があります。
【テストステロン】
モテるホルモンと言われています。
主に男性に関係のあるホルモンですね。
若々しい人、仕事ができる人、異性からモテる人は、テストステロンが高い傾向にあります。
【セロトニン】
幸せのホルモンと言われています。
リズム運動で分泌されるホルモンなので、ウォーキングやランニング、ダンスなどで分泌されやすいですね。
【ドーパミン】
快感のホルモンと言われています。
人間の意欲、やる気に深くかかわっているホルモン。
ドーパミンは分泌されればされるほど意欲が上がり、成果を出そうとするので、どんどん行動的になれるホルモンなんですね。
聞いたことがある名前のホルモンばかりですね。
運動をして、さまざまなホルモンを分泌し、ぜひやる気につなげてみてください。
自宅でもできるストレッチや筋トレの方法を知っておくと、簡単に運動ができますよね。
③マイナス面を取り除く

3つ目は、マイナス面を取りのぞくこと。
まずは、思いつくまま、とにかく書き出してみましょう。
何かに対して腹が立ったら、その感情を思ったままノートに書きます。
この方法を
『エクスプレッシブ・ライティング』と言うんですね。
パソコンで打ち込むのもいいとおもいます。
しかし、実際にどちらも実践してみると、ノートに書き出した方が、効果が大きいように感じました。
詳しく知りたい方はこちらを参考までにどうぞ。
メンタリストDaiGoさんが解説していますよ。
④やりたいことをやってみる

「〜しなければない。」という感情を、ひとまず横においてみましょう。
自分の思いつくままに、やりたいことをやってみればいいと思います。
・寝る、食べる、異性と思いっきり遊ぶなど
・たまにはサボる
・今までやりたかった趣味をする
(スカイダイビング、ヨガ、釣り、英会話、カメラ、ペットを飼うなど)
・やりたい仕事をするために転職
転職のハードルが高い方は、クラウドワークスを利用したりするのもひとつの手ですね。
また、副業やアルバイトのような事から、始めてみるのもいいかもしれません。
⑤目的の明確化

書き出してみる
人間は、なぜそれを行っているのか明確になってない場合がほとんど。
先ほども紹介しましたが、とにかく最初は思いつくままに
書き出してみるのがオススメです。
・なぜ今の仕事をしているのか
・将来はどうなりたいのか
・将来と今はどのようにつながっているのか
・つながっていないのなら、つながるための学びは何なのか
このように、書き出してみることで、目的がはっきりしてくることもあります。
全くやりたい事が思いつかない場合
・本屋に行ってみる
大型の本屋さんがいいですね。
気のおもむくままに、色んなコーナーを歩いてみましょう。
自分がどんな分野に興味があるのか、アンテナを立てて探して行きます。
・商店街を歩いてみる
商店街を歩いてみるのはどうでしょうか。
商店街を歩きながら、お店に目を向けてみます。
飲食店や服屋、クリーニング店、カバン屋、英会話スクール、フィットネスジムなど。
脇をみるとマンションの工事がされていたり、介護施設などがあったりしますよね。
その人たちがどんな仕事をしているのか。
自分が働いたらどんな気持ちになるのか、イメージしてみます。
「こんな仕事は絶対いやだ」
「この仕事だったらできそう」
「黙々と作業する方がいい」
「人と話す仕事の方がいいな」
「この業界だったら興味を持てる」
など、色々な発見がきっとあります。
大事なことは行動しながら、自問自答してみること。
⑥まずは目の前のことをやってみる

まずは、目の前の事に集中して、行動してみる。
みなさん、こんな経験はないでしょうか。
・朝、仕事に行く前は気分が乗らなかったのに、仕事が終わってみると気持ちが晴れている。
・夕飯後の皿洗いが嫌でしょうがないが、やり始めると意外にスイスイはかどった。
・運動前は、「今日は体がしんどいし、やめとこうかな。」と思っていたけど、運動後はスッキリした気分。
「がんばってよかった。さっきまでの憂うつはなんだったんだ」と疑問に思う。
思いあたることは、ありましたでしょうか。
まずは、目の前の机を片付けてみる。
まずはパソコンを開いてみる。
運動する服に着替えてみる。
慣性の法則で、0から1にするのは大変です。
しかし、1から10にするには、割とすんなり進むもの。
まずは、誰でもできるような小さな事から始めてみるのが重要だと感じます。
⑦非日常を味わう

非日常というと、おおげさに聞こえるかもしれませんね。
例えば、このようなことはどうでしょうか。
・映画やミュージカル、ユーチューブをみる。
・音楽を聞く。
・海や山にいく。
・今までやった事のない習い事を体験する。
・行った事のない場所へ行ってみる。
すぐに実践できることで言えば、仕事の帰り道を少し変えて、寄り道して帰るといったことでもいいと思います。
普段行なっているルーティンを変えてみる。
普段と違うことをしてみるだけで、気分転換になります。
⑧環境を変えてみる

あなた自身が、今いる環境を変えてみるのも、ひとつの方法かもしれません。
経営コンサルタントの大前研一さんも、上記のようにおっしゃっています。
【大前研一さんの経歴】
・経営コンサルタント
・元マッキンゼー・日本支社長
・カリフォルニア大学ロサンゼルス校公共政策大学院教授
・スタンフォード大学経営大学院客員教授
⑨そもそもやる気は必要ない?

「ん?どういうこと?やる気はいるでしょ」と思われた方も、いらっしゃるかもしれませんね。
脳科学者・茂木健一郎さんのブログです。
10年かけて実現する「夢」があるとする。夢を抱いたその出発点は、感動があったり、意外な出会いがあったりするのかもしれないけれども、そのあとの10年間は、基本的に日常の連続であるはずである。
毎朝起きて、今日もまた淡々と作業をする。その過程で、「やる気」という、特別なものは必要ない。むしろ、常に、「今、ここ」に没入して目の前のことをこなしていくのであって、それ以上でも、それ以下でもない。
何かに取り組んだり、行動したりするのに「やる気」は必要ない。そう気づけば、ずいぶん気が楽になるだろう。また、「やる気」がないことをを言い訳にして何もしないでいる自分にサヨナラできるだろう。「やる気」は必要ない。さあ、今日も、「やる気」など関係なく、目の前のことに取り組みましょう。
引用元:茂木健一郎オフィシャルブログ
脳科学者の茂木さんもおっしゃっていますね。
『やる気』とう言葉にとらわれず、やる気については考えないというのも、1つの方法かもしれません。
【やる気が出ない・寝てばかり・だるい・眠い】の原因と9つの対処法とは?まとめ

やる気が出ない・寝てばかり・だるい・眠いの原因と9つの対処法とは?は、いかがだったでしょうか。
原因や対処法は、人それぞれで全く違います。
原因がいくつもあったり、対処法もこれは合うけど、こっちは合わないなんてこともあるでしょう。
大事なことは、とりあえず何でもいいのでやってみること。
合わなければ、すぐにやめてしまってもいいと思います。
『同じ行動をして違う結果を求めることは愚かだ』という言葉がありますよね。
何かを変えようとするには、行動を変えるしかありません。
この記事が、あなたの何かの一歩につながれば幸いです。