写真:泉 よしか
地図を見る紅葉の名所としても知られる磐梯吾妻スカイライン。このスカイラインの土湯峠側の入口付近に「幕川温泉入口」と書かれた看板があります。看板が示す簡易舗装された細い道の、周囲に建物などが何もない自然の中をおよそ4キロほど走ると、やがて2軒の温泉旅館が並んで建つ幕川温泉に到着します。
2軒の旅館の名はそれぞれ水戸屋旅館と吉倉屋旅館。今回はこの2軒のうち水戸屋旅館をご紹介します。
写真:泉 よしか
地図を見る磐梯朝日国立公園に位置する水戸屋旅館のお湯が楽しめるのは、ゴールデンウィークから11月始めまでという限られた期間だけ。冬季は雪に閉ざされて休業となります。客室は現在24室。日帰り温泉も受け付けていますが、泊まればゆっくりと幕川のお湯を堪能できるでしょう。
写真:泉 よしか
地図を見る水戸屋旅館のお風呂で一番有名なのは、やはり最上階にある瓢箪型の展望露天風呂でしょう。脱衣所を出てこのお風呂を目前にすると、周囲の景観に思わず息を飲むことと思います。
瓢箪の形の面白さもさることながら、塀の上にはブナの原生林生い茂る山々が。これが春夏なら鮮やかな緑に染まり、秋ならきらびやかな赤や黄色に染まり、鏡のようにお湯にも映ります。
写真:泉 よしか
地図を見るユニークな形の浴槽は、樹齢800年の桧をくり抜いて作られたもの。お湯は青白い濁り湯で日によっては透明に近いことも。手ですくいあげれば白い湯の花もたくさんあるでしょう。
こちらの露天風呂は混浴ですが、濁り湯であることと、脱衣所が完全に男女別になっていることから、女性にも比較的入りやすいお風呂となっています。また夕方4時から翌朝8時までは女性限定タイムとなっておりますので、宿泊すれば女性も気兼ねなく入浴できますね。
写真:泉 よしか
地図を見る山の展望露天風呂の次は、川沿いの「さえりの湯」をご紹介しましょう。こちらは建物の裏手にあり、ワイルド感満載です。こちらも混浴、そして脱衣所も男女共同なので、展望露天風呂よりも女性には少しハードルが高いかもしれません。
写真:泉 よしか
地図を見るとにかく川が近い、そして空が広い。晴れた日に目いっぱい日差しを浴びた露天風呂は美しい水色に染まります。幕川温泉水戸屋旅館を訪れたら、展望露天風呂とともにぜひ入ってほしいお湯です。
写真:泉 よしか
地図を見るここまでご紹介した二つの露天風呂は両方とも混浴となりますので、どうしても落ち着いて入れないという方もいらっしゃるかもしれません。でもご安心ください。館内には男女別のお風呂もありますよ。内風呂なので、髪や体を洗う場合もこちらの利用がベスト。そしてこの内風呂にもちゃんと男女別の露天風呂が付いています。
内湯は混浴露天風呂とは違う源泉を使っていますので、両方入り比べてみるのも楽しいですね。
幕川温泉周辺の紅葉は、9月終盤から少しずつ色づきはじめ、10月に最盛期を迎えます。少し不便な立地ですが、それゆえに秘境の雰囲気を色濃く残しています。
水戸屋旅館のお風呂のお湯は全て源泉掛け流し。ぜひ訪れて、この素晴らしいロケーションを生でご覧になってくださいね。
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(2021/8/23更新)
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